年度末までに未読を40冊まで減らすという「明るい返済計画」。
残念ながら達成できませんでした。
明るい返済計画 2008 (10/14)
明るい返済計画 2008 中間報告1 (11/17)
明るい返済計画 2008 中間報告2 (12/15)
明るい返済計画 2008 中間報告3 (1/21)
明るい返済計画 2008 中間報告4 (2/25)
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記事一覧
明るい返済計画 2008 中間報告4
借金が増えました。いろいろあって消化してません。
明るい返済計画 2008 (10/14)
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これはひどい ひかりTVのスーパー額縁放送
光ファイバーを使った衛星放送配信サービス、ひかりTVの額縁放送っぷりがひどい。
額縁放送 – Wikipedia
デジタル放送「額縁問題」を考える
その額縁放送のひどさについて、順を追って説明する。
ひかりTVでHDチャンネルを表示した場合
ひかりTVはHD放送に対応しているので、ひかりTVをハイビジョン対応テレビにつないでハイビジョン番組を見るとフルハイビジョン画質での映像が楽しめる。
少なくともこの時点では映像は劣化しない。
ひかりTVでSDチャンネルを表示した場合 (75%)
ひかりTV自体はHD放送に対応しているとは言え、HD放送に対応したチャンネルはかなり少ない(テレビ60局中5局、ビデオ配信もごく一部)。そのため、ほとんどの場合はHD非対応のチャンネル(以下、SDチャンネルと言う)をSDサイズで見ることになる。
ここで困ったことが起きる。チューナーは番組がHDサイズで流れていようがSDサイズで流れていようが、HDサイズでテレビに出力する。そのためSDチャンネルは縦横比を維持するために画面の左右がカットされてしまう。結果、左右の両脇に黒縁が付いた状態で表示される。
SDチャンネルを表示しているが、番組がHD構成だった場合 (56%)
SDチャンネルが放送している番組の中にはSDサイズで作られた番組とHDサイズで作られた番組がある。SDサイズなら何も考えずに流せばいいのだが、HDサイズの場合だとチャンネルに許された表示領域がSDサイズしかないので、縦横比を維持するためにチャンネル側で仕方なく上下カットして流すことになる。
つまり、SDチャンネル側で上下カット、ひかりTVチューナー側で左右カットされるため、結果的に上下左右がカットされた状態になる。これを「額縁放送」と言う。
上下カットで25%の面積が失われ、左右カットでさらに25%の面積が失われるため、最終的に表示される面積は56%になる。
SDチャンネルのHD番組で、さらにSDソースが使用されていた場合 (42%)
まさに不幸の申し子のようなSDチャンネルのHD番組だが、さらに不幸が起きる。HDサイズで作られている番組も始めから終わりまですべてHDサイズなわけではない。たとえばBBCニュースだと番組自体はHDサイズで作られているが、現場中継などでは機材の関係でSDサイズの映像になることがある。その場合、番組内で映像の左右がカットされることになる。(このほか、CMもSDサイズのものが多い)
つまり、HD番組内で左右カット、SDチャンネル側で上下カット、チューナー側で左右カットされるため、上下左右カット(しかも左右カット割り増し)の状態で見ることになる。これを「スーパー額縁放送」と言う。ここまで来ると表示面積はたったの42%しかない。
SDチャンネルのHD番組内で既に額縁放送になっている場合 (32%)
かなり稀だが、HD番組自体がすでに額縁放送になっている場合がある。たとえばエミレーツ航空のCMの場合、まずCM自体がSDサイズで作られているためBBCの現場中継と同じように番組内で左右がカットされた状態になる。さらに、よりにも寄ってCM内に使われているソースにHDサイズのものが含まれている。つまり、CMの中でさらに上下カットされるのだ。
CM内で上下カット、HD番組内で左右カット、SDチャンネル側で上下カット、チューナー側で左右カットされているため、上下左右カットのさらに上下左右カットという「ダブルスーパー額縁放送」になってしまう。
こ れ は ひ ど い 。
ここまで来ると、もはや文字が表示されても何が映っているのか分からない。面積比率で量れば31.6%。実に画面領域の3分の2以上が黒い画面という状態だ。
構造を分かりやすくするとこのようになる。額縁の中にさらに額縁がある。
表示イメージ
フルハイビジョンの場合。
額縁放送の場合。
ダブルスーパー額縁放送の場合。
不幸は続くよどこまでも
さらに、悲劇はこれだけにとどまらない。上記で説明したのはあくまで「ハイビジョン対応テレビ」で見ている場合の話だ。もしHDサイズでないテレビで見た場合、チューナーから来たHD映像をテレビ側でカットするため、さらに上下の額縁が分厚くなる。
私の場合、ハイビジョン対応テレビを使わずにWUXGA(19:12)のディスプレイを使っているのでこれに当てはまる。ディスプレイ内で11%がカットされるので、ダブルスーパー額縁放送の最終的な面積比率はたった28.2%。せっかく24.3インチの画面で見ているのに、6.8インチ相当の画面領域しか使わないことになる。ひどすぎる。
もしこれがSDサイズのテレビだと23.7%。たとえば15インチのブラウン管テレビでひかりTVを見ている人(まず居ないだろうが)は、3.6インチのテレビで見ているのと同じ状態になる。3.6インチって…今どきお風呂用テレビでも7インチはあるのに。
◇
この額縁放送の問題は簡単には解決しないと思う。映像がすべてHDサイズで統一されるのを気長に待つしかないのだろう。
とはいうものの、改善できるとすれば以下。
1.ひかりTVチューナーがテレビに流す信号を、放送サイズに応じて可変にする。
これに対応することでハイビジョン対応テレビ以外を使っている人が救われる。何しろ、ほとんどのチャンネルがSDサイズであるにも関わらず、チューナーはHDサイズでしか流していないところに問題がある。SDをSDのまま流せば、SDサイズのテレビでは全画面表示ができる。
ただ、チャンネルを変えるたびに信号に含まれるサイズ情報が変わることがテレビにどう影響を与えるのかは私は知らない。
2.HD対応チャンネルを増やす
せっかくハイビジョン対応テレビを使っているのにSDサイズで見ざるを得ないのがよくないので、チャンネル側でHDに移行する。
とは言え、テレビ局にとってHD化の投資はかなり大きいし、スカパーやBSが元々課題にはしているものの未だに解決できていない問題だったりする。
Ctrl + Alt + Del
Ctrl+Alt+Delをコントロールオルトデリートと言うのが長たらしいのだがコントロールオルトデリートに代わる名前が思いつかない。仕事でコントロールオルトデリートを押さないといけない状況で「コントロールオルトデリートで…」と指示したりするときに追加で会話にコントロールオルトデリートが何度も登場して「コントロールオルトデリートとは…」とか「コントロールオルトデリートで出る画面に…」とか言うのがあまりに冗長すぎて、コントロールオルトデリートをもっと短くしてコントロールオルトデリートと同じくらい分かりやすい言葉があればコントロールオルトデリートに成り代わるのにと思う。コントロールオルトデリートはコントロールオルトデリートの…ああ、もう。
関連
私の環境をMacに移行できるか調査してみた
身の回りでMac使い始めたひとたちがいるので自分もチャレンジできるか調査してみた。
メールやフィード管理やドキュメント管理はオンラインでやっているので、ローカルで今入れてるツールがそのまま使えるかを見てみる。
ソフト名 | 説明 | 可否 | 備考 |
Opera | ブラウザ | ○ | Mac版あり |
Mozilla Firefox | ブラウザ | ○ | Mac版あり |
サクラエディタ | テキストエディタ | ○ | OS標準 |
TeraTerm | ターミナルエミュレータ | ○ | OS標準 |
FileZilla | SFTPファイル転送ソフト | ○ | Mac版あり |
Windows Live Messenger | インスタントメッセンジャー | ○ | Mac版あり |
ATOK | IME | ○ | Mac版あり |
WINAMP | メディアプレーヤ | △ | iTunesへ |
Media Player Classic | メディアプレーヤ | △ | iTunesへ |
FFdshow | 映像/音声コーデック | △ | 多数代替ソフトへ |
Hamana | 画像ビューワ | × | |
Kaspersky Internet Security | セキュリティソフト | 不要 | |
FolderSize | エクスプローラのカスタマイズ | 不要 | |
Daemon Tools Lite | 仮想ドライブ | ○ | OS標準 |
窓の手 | 設定のカスタマイズ | 不要 | |
Serious Samurize | デスクトップのカスタマイズ | △ | Dashboardへ |
VMware Client Plugin | VMware2制御クライアント | ? | |
Orb | 映像/音声配信 | 不要 | サブ用途なら不要 |
coLinux | Linuxエミュレータ | 不要 | サブ用途なら不要 |
Hrathnir | ランチャ | × | |
ActiveSync | デバイス同期 | ○ | 同等ソフトあり |
マルチメディア系が鬼門だなあ。メディアファイルはいまバリバリのフォルダ階層管理をしているので、iTunesへの移行がめどい。あと、必要なコーデックをそろえるのがめどい。画像はZIPで固めてたりするので、ビューワで見られるように全部解凍するのがめどい。
パソコンの楽しみ方を根底から見直す覚悟がないと移行は無理だな。MacどころかUbuntu移行も。
明るい返済計画 2008 中間報告3
今月もまだ全然片付いてない…。
年度末までに未読100冊以下にするので精一杯な雰囲気。
明るい返済計画 2008 (10/14)
明るい返済計画 2008 中間報告1 (11/17)
明るい返済計画 2008 中間報告2 (12/15)
メディアマーカー – yagitchのバインダー
前回
12/14 総数1379 未読127
現在
1/21 総数1405(+26) 未読120(-7)
1ヶ月間に読んだ冊数
33冊(既存14冊、新着19冊)
未読リスト
クリスマス祝うよ祝わないよ樹形図
「クリスマス」か「クリスマス・イブ」かの問題は関係ないので無視します。
├クリスマスって何のこと?派(存在を認めない派)
│├クリスマスって何それおいしいの?派(無知族)
│├クリスマスはみんなの考え出した幻想だよ派(ドリーマー思想)
││└クリスマスという風習は遠い昔に廃れたんだよ派(エセ考古学者)
│└クリスマスは今年も中止になったんだよ派(一般ネチズン)
├うちはキリスト教徒じゃないから関係ないよ派
├クリスマスは仕事だから関係ないよ派
│├どうせ予定ないから仕事に集中するよ派(消極的仕事主義)
│├選択の余地などないよ派(デスマ族)
│├むしろかき入れ時だよ派(ケーキ屋、外食産業etc.)
│└いや俺サンタだし(サンタクロース業界関係者)
├クリスマスは釣りにでかける日だよ派(ギャグのために体を張るよ派)
├サンタクロースの追跡をする日だよ派(軍事関係者)
├原稿落としそうでそれどころじゃないよ派(冬コミ参加者)
└ネロとパトラッシュの死を悼む日だよ派
クリスマスは祝うよ派
├普通に祝うよ派(一般人)
│├クリスマスは恋人たちのものだよ何言ってんの?派(リア充)
│└クリスマスは家族で過ごすよ派(所帯持ち)
│ └きちんと教会に行くよ派(リアル信者)
├サタンの降臨を祝うよ派(悪魔信仰)
├予定がないのでとりあえず集まって騒ぐよ派
└オスカル/アルクェイド/銭形警部etc.の誕生日を祝うよ派
クリスマスは呪うよ派
└道行くカップルを皆殺しにしてもいい日だよ派(猫山さん)
ちなみに私は仕事です。
去年は職場丸ごとデスマ中で選択の余地無しだったので、それよりマシです。
明るい返済計画 2008 中間報告2
明るい返済計画 2008開始から2ヶ月。
前回報告から着実に前進しているものの、目標ペースには間に合わない雰囲気。
前回
11/16 総数1358 未読132
現在
12/14 総数1379(+21) 未読127(-5)
1ヶ月間に読んだ冊数
26冊(既存14冊、新着12冊)
未読リスト
明るい返済計画 2008 中間報告1
明るい返済計画 2008開始から1ヶ月。
未読が全然減ってない。年度末までに未読を40冊にするという目標に早くも暗雲が。
初回棚卸し
10/07 総数1264 未読124
前回
10/14 総数1282(+18) 未読142(+18)
現在
11/16 総数1356(+74) 未読132(-10)
1ヶ月間に読んだ冊数
38冊
(既読になった38冊。クリックすると拡大)
総数が46冊ほど計算が合わないのは、登録を忘れていた本があって追加登録したため。
読んでいくそばから1日1冊ペースで増えてるから全然減らない。こうしている間にもAmazon.co.jpのショッピングカートには10冊ほどが登録されてゆく。
未読リスト
備忘もかねてリストしておく。MediaMarkerで過去との差分が視覚化できたらいいんだけどなあ。
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[書評]ニッポンの評判
ニッポンという国、あるいはニッポン文化が世界中でどのように評価されているのかを各国に暮らす人々の視点で寄せ集めた本。
登場するのは、オーストラリア、ロサンゼルス(US)、イタリア×2、ブラジル、マレーシア、トルコ、トンガ、オランダ、ドバイ(UAE)、ニュージーランド、フィンランド、イラン、ドイツ、ウィーン(オーストリア)、イギリス、フランス。全17章。
日本に対する評判は各国さまざまで、それぞれの地域のそれぞれの事情によって評価されている。全体を通して「だから日本は優れた国だ」とか「だから日本は特異な存在だ」とか「だから日本は世界の嫌われ者だ」とかいう統一感は一切無い。どの国の事情を見ても、2つとして日本へのイメージが同じな国はない。
たとえばブラジル。ブラジルは日本が大量に移民した国と言うことで、日本文化が国の中に溶け込んでいる。移民100周年がサンバカーニバルのテーマになるほどだ。
続いてオーストラリア。第二次世界大戦では唯一侵攻を受けた国として、また、白豪主義の風潮の流れで黄色人種の一つとして評価は低かったが、移民として流れ込んだ日本人の評判が良かったことで評価されるようになった。また、観光、貿易ともにお互いに存在感が大きい。
そしてトルコ。ヨーロッパに入ろうとして入りきれない国の事情に、欧米に続き先進国の仲間入りを果たした日本という存在は憧れの存在で見られる。また、明治時代に起きた「エルトゥールル号遭難事件」の美談のイメージが強く、「スシ、ゲイシャ」程度のイメージしかないながらも日本に対して世界でもっとも好意的な国でもある。
特異なのはロサンゼルス。アメリカの一部ながらもっとも日本に近い地域で、数多くの日本企業が進出している。ここでは日本は「国家」としてとらえられていない。日本の平凡なローカルニュースが話題になるほどで、「近所の一地方」あるいは「隣の文化都市」くらいのイメージだ。日本文化を日本文化としてくくらず、それぞれの要素をそれぞれにとらえている。
日本という存在の特異さはそのポジションにある。序盤から引用する。
先進国の西洋人は、対等な友人として日本人を見ている。経済的に遅れている国から来る西洋人は、先進国の西洋人との微妙な距離感が似ていると思うのか、話しやすい存在だと見る人が少なくない。そして非西洋人は、出身国と日本の経済力のあいだにどんなに大きな差があろうとも、自分たちと同じ非西洋人の仲間だと思っている――。
日本という存在は、世界ではおおむね良いイメージを持たれている。それが多少のお世辞だったとしても喜ぶべきことで、誇るべきことだろう。しかし、その内容をよく見れば日本には弱みがあることに気がつく。経済と文化ばかりで、政治的な存在感がまるでない。これは現実として受け入れないといけない。
各国の事情に合わせた日本評価をみていると、日本という国家と、日本という文化と、日本という経済が綺麗に分けて考えられているのが分かる。フィンランドでは第二次世界大戦中にナチスと同盟した国として現在でも靖国問題、歴史教科書問題は少なからず関心が向けられるが、それが文化的経済的な評価につながることがない。オランダでも旧植民地に侵攻した国として憎悪する人々も存在するが、本国自体が旧植民地に対して不当な扱いをしていたという考え方もされており、ドライに扱われている。ロサンゼルスでは情報過多のために日本全体に対する固定イメージがないし、ドイツで熱狂的に村上春樹やマンガ文化を支持する人たちは実はそれらが日本から来たものだということを知らなかったりする。
だから日本の政治的立ち位置や、経済大国であることや、エキゾチックな文化大国であることのみを挙げて「これだから日本は」と論じることは無意味だ。それぞれの国で日本のイメージを左右するのは二国間の外交で、二国間の経済交流で、二国間の文化交流でしかない。そして、国の境界が曖昧になってきた現在では、それさえも「話のネタ」ぐらいにしかならなくなってくる。ODAをすれば「病院を作った国」、王族の居る国では「TENNOの国」、文化感度の高い国では「MANGAの国」。そんな一つの要素だけで構成されるイメージはこれからどんどん薄れていくだろう。
とは言え、いま「弱み」である国家外交の中でも、ODAと皇室外交には大きな意味があることがよく分かった。納税者として、日本人が海外で旅をするとき、あるいは仕事をするときの「安心料」として投資をしておくのは悪くないと思う。