2006年流行語大賞・入賞予想(答え合わせ篇)

2006年11月25日

「mixi」「YouTube」「ツンデレラ」流行語大賞候補に – ITmedia
2006年ユーキャン新語・流行語大賞 – 公式
   〃∩ ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)  はいはいわろすわろす
     `ヽ_っ⌒/⌒c
        ⌒ ⌒
今年も各方面から叩かれまくりのようです。

新語・流行語大賞ノミネート一覧(60語)

アンチエイジング/イナバウアー/飲酒運転/美しい国/ウルトラ・ダラー/エハラー/エビ売れ(エビちゃん)/エロカッコイイ(エロカワイイ)/オシムの言葉(オシム語録)/オレ流勝利/格差社会/学力低下/下層社会/勝ち組・負け組・待ち組/喝・天晴/がっかりだよ!/カー娘(チーム青森)/亀田ファミリー(亀田3兄弟)/下流社会/偽装請負/キモカワイイ/GyaO(ギャオ、動画配信サービス)/ググる/グレイゾーン金利/脳トレ/再チャレンジ/サムライブルー/SHINJO/新庄劇場/シンジラレナ~イ/数独/ズバッ/他人を見下す若者/頭突き/代理出産/ダ・ヴィンチ・コード/WBC/たらこ・たらこ・たらこ/団塊(もの)/着うたフル/駐車監視員/チョット、チョットチョット/ツンデレラ/デンデンデデンデン(武勇伝)/東京タワー/中食/浪速乃闘拳/涙本/泣ける本/捏造(論文とか)/バイオエタノール/ハンカチ王子/番号ポータビリティー/品格/貧困率/ミクシィ/未履修/冥王星/メガドル/メタボリックシンドローム(メタボ)/ユーチューブ(YouTube)

当サイトの事前予想

Y~: 2006年流行語大賞・入賞予想 – 11/6のエントリ

<有力候補>
ライブドア・ショック/イナバウアー/美しい国へ/格差社会/ハンカチ王子/ダヴィンチ・コード/浪速乃闘拳・浪速乃弁慶/メタボリックシンドローム/脳年齢
<次点候補>
悠仁さま/国家の品格/金儲け、悪いことですか?/お金で魂を売っているのはあなたじゃないですか/ストップ・借りすぎ/予想外/Web 2.0/女子アナからデジアナへ/にゃー!

当サイト予想との比較

<有力候補>
「ライブドア・ショック」
「イナバウアー」
「美しい国へ」(ノミネートされたのは「美しい国」)
「格差社会」
「ハンカチ王子」
「ダヴィンチ・コード」(ノミネートされたのは「ダ・ヴィンチ・コード」)
「浪速乃闘拳/浪速乃弁慶」(ノミネートされたのは「浪速乃闘拳」)
「メタボリックシンドローム」
「脳年齢」(ノミネートされたのは「脳トレ」)
<次点候補>
「悠仁さま」
「国家の品格」(ノミネートされたのは「品格」)
「金儲け、悪いことですか?」
「お金で魂を売っているのはあなたじゃないですか」
「ストップ・借りすぎ」
「予想外」
「Web 2.0」
「女子アナからデジアナへ」
「にゃー!」
(※外れたものをグレーアウトしています)
どうやらライブドアや村上ファンドなどの歓迎すべきでない話題は黙殺のようです。堀江氏の3年連続受賞が阻まれました。
予想外が入っていないのが予想外です。Web2.0は理解不能だったんでしょうか。そのわりにはYouTubeが入ってますね。桜塚やっくんが入っててねこひろしが入っていないのは時代感覚が半年以上ずれてます。ツンデレラ??ツンデレなら去年、はてなキーワード推薦で既に載ってるはずですが。ほかにもミクシィとかオリエンタルラジオとかGyaOとかググるとか「なんで去年採用しなかったんだ?」というものが並んでいます。
あと、この選考にはメディアの思惑が絡んでるとふんで地デジネタを忍ばしてみたんですが見事に外れました。もしやメディアの思惑は絡んでないのか?

主要ニュースとどれだけ乖離しているかの比較

前回の予想エントリの中では予想語と共に「今年起きた主なニュース」も一緒に挙げています。本来なら流行語大賞はそういった主なニュースの中から選ばれるものだろうと予想されますが、実際のノミネート語とどれくらい乖離があるのかを比較してみました。
まず、当サイトが挙げた2006年主要ニュースは以下の通り。

【トップニュース】堀江貴文氏逮捕/安倍政権発足/トリノオリンピック/サッカーワールドカップ/ワールドベースボールクラシック/耐震強度偽装
【政治】ポスト小泉/富田メモ/偽メール問題/米国産牛肉問題/道路交通法改正(駐禁取り締まり強化)/グレーゾーン金利/アイフル営業停止処分/飲酒事故取り締まり強化/未履修問題
【経済】原油高/村上ファンド/ミクシィ上場/Web2.0マーケティング/ボーダフォン買収/阪神買収/液晶・プラズマテレビ特需
【スポーツ】日本ハム優勝/新庄引退/ジダン頭突き/ハンカチ王子/スキージャンプ原田引退/チーム青森/オシムジャパン/王貞治入院/五輪国内候補地決定
【科学】冥王星が惑星欠格/アトランティス号打ち上げ
【文化】ゲド戦記/ダヴィンチ・コード/日本沈没/日本以外全部沈没/悠仁さまご誕生/NANA/デスノート
【芸能】エアギターブーム/極楽とんぼ山本逮捕/スピリチュアルカウンセラー/ねこひろし/ザ・たっち/亀田三兄弟
【商品】ポーション/脳を鍛える大人のDSトレーニング/酸素水/男前豆腐店/カカオ99%/ワンセグ放送/地上波デジタル放送/YouTube/
【ベストセラー】格差社会/国家の品格/ハリー・ポッターと謎のプリンス
【災害・事故】首都圏大停電/シンドラーエレベーター/ソニーバッテリー回収/パロマ回収/東横イン偽装工事
【キャッチコピー】予想外/ストップ・借りすぎ/メタボリックシンドローム/
【ネット】スプー/京都アニメーション/涼宮ハルヒの憂鬱/にょろーん ちゅるやさん/ひぐらしのなく頃に/時をかける少女/言葉のチカラ/VIPブログ閉鎖騒動/ワロス曲線/人生\(^o^)/オワタ/ミラーマン再臨/しょこたん☆ぶろぐ/姿慎めよ/なーがとーなーがとー/くまぇり逮捕/執事喫茶

ノミネート語一覧から上記の主要ニュースに関係するものを除いたものが以下。

アンチエイジング/イナバウアー/飲酒運転/美しい国/ウルトラ・ダラー/エハラー/エビ売れ(エビちゃん)エロカッコイイ(エロカワイイ)/オシムの言葉(オシム語録)/オレ流勝利/格差社会/学力低下下層社会勝ち組・負け組・待ち組喝・天晴がっかりだよ!/カー娘(チーム青森)/亀田ファミリー(亀田3兄弟)/下流社会偽装請負キモカワイイGyaO(ギャオ、動画配信サービス)ググる/グレイゾーン金利/脳トレ/再チャレンジ/サムライブルー/SHINJO/新庄劇場/シンジラレナ~イ/数独ズバッ他人を見下す若者/頭突き/代理出産/ダ・ヴィンチ・コード/WBC/たらこ・たらこ・たらこ団塊(もの)着うたフル/駐車監視員/チョット、チョットチョット/ツンデレラデンデンデデンデン(武勇伝)東京タワー中食/浪速乃闘拳/涙本泣ける本捏造(論文とか)バイオエタノール/ハンカチ王子/番号ポータビリティー/品格/貧困率/ミクシィ/未履修/冥王星/メガドル/メタボリックシンドローム(メタボ)/ユーチューブ(YouTube)
(※ニュースに関係するものをグレーアウトしています)

カー娘とか再チャレンジとか、どう考えてもそれは流行ってないだろうというものもニュースの一部と見なして除いています。
さあこの結果をどう見ましょうか。とりあえず5つぐらいに分類しましょうか。

しまったそれは思いつかなかった! 部門
・エビ売れ(エビちゃん) …これは本気で忘れてました。
・たらこ・たらこ・たらこ …2004年登場ということで選外としましたが、今のCDの売れ行きからして流行語にふさわしいかもしれません。
・番号ポータビリティー …「予想外」に気を取られてました。
言われてみれば流行った気もする 部門
学力低下/下流社会/偽装請負/数独/東京タワー
流行ったかもしれんが、それは遅かろう 部門
エロカッコイイ(エロカワイイ)/がっかりだよ!/キモカワイイ/GyaO(ギャオ、動画配信サービス)/ググる/デンデンデデンデン(武勇伝)
全然流行ってないけど、新語としてなら… 部門
アンチエイジング/ウルトラ・ダラー/他人を見下す若者/代理出産/着うたフル/中食/涙本/泣ける本/バイオエタノール/貧困率/メガドル
流行ってない。全然流行ってないよ! 部門
下層社会/勝ち組・負け組・待ち組/喝・天晴/ズバッ/団塊(もの)/ツンデレラ/捏造(論文とか)

公式の補足解説を読むとノミネートされた理由も何となくわかるような気もします。でもかなり無理があるような気が。
本当にふさわしい単語が選ばれないのは、てっきりメディアがアピールしたい言葉をねじこんでいるからだと思っていました。でもメディア内部からも異論が出てくるところを見るとどうやら本当にセンスの悪い子のようです。もうどうでもいいです。
ちなみに、はてな推薦のキーワードは今年もあります。こちらは「炎上」「Google八分」などのおなじみ単語や「素直クール」「急にボールが来たので」「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました」などの話題語が含まれているので本家流行語大賞よりも楽しめます。

参考・関連

「mixi」「YouTube」「ツンデレラ」流行語大賞候補に – ITmedia
2006年ユーキャン新語・流行語大賞 – 公式
Y~: 2006年流行語大賞・入賞予想 – 11/6のエントリ
『現代用語の基礎知識2007』掲載キーワードについて – 毎年恒例、はてなキーワードからの推薦

ぬれ煎餅が売れているようです

2006年11月23日

ネットで「銚子電鉄を救え」 名物「ぬれ煎餅」に注文殺到 – ITmedia
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。 – 銚子電鉄
銚子電鉄が財政難のため車両検査もできない状態で、このままだと正常に運行できないらしい。というわけで会社ホームページ上で窮状を訴え「乗ってください。当社から発売してるぬれ煎餅買ってください」とお願いしています。
( ;A;) おおお、おお、お、俺濡れ煎餅買うよ! – 春屋
ページ掲載は15日夜。私が見た17日夜には公式サイトも難なく見られる状態でしたが、その後アクセスが集中。21日にはホスティング会社の「アクセス集中のお知らせ」しか出ないようになっていました。(今は回復しています)
ITmediaによると15日から21日までの5日間で2000件の注文が殺到。発送作業が追いつかず21日注文分は発送まで20日かかるとか。ちなみに17日夜に注文した私は22日昼に到着ということで正常範囲でした。
【銚電】こうなると次はみのか小倉が取り上げる – 春屋
というわけで、ぬれ煎餅と玄米あげ餅、買いました。うまい。

普通の煎餅と見せかけてかじった瞬間「ヘニャ、ペキペキペキ」という感触。柔らかさもムラがあって、柔らかいものになると最早グニャグニャです。でもうまい。味が濃いことも手伝ってやめられない止まらない。口の中にしょうゆ味のファンタジーが広がります。
このようなメッセージも入っていました。手書きで私の名前を入れているところが丁寧です。

○○様(※ここだけは手書き。以下コピー)
お客様各位
謹啓
 このたびは、電車検査費用捻出の呼びかけに対して、全国から弊社の存続をご支援いただく皆様から、ぬれ煎餅他、鉄道グッズのご注文を多数いただきましたこと、心より厚く御礼申し上げます。
 ホームページに弊社の窮状を掲出以来、毎日100件を超えるぬれ煎餅等の購入の申し込みと、応援メッセージをお寄せいただき、社員一同奮い立つ思い出でおります。
 鋭意、発送作業をおこなっておりますが、ご注文より遅く配達された皆様には、ご迷惑をお掛けしましたことを、お詫び申し上げます。
 まだまだ、存続に向けて行わなければならないことはございます。その都度、皆様にはホームページ等を活用して現状をお知らせいたしますので、引き続きご支援・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
謹白
平成18年11月 吉日 
銚子電鉄株式会社  
社員一同  
(※以下、事業部、鉄道部、労働組合執行委員長の直筆署名)

 

紹介記事はここまで。ここからは利他行動にまつわる思惑ついて

私は上の春屋の記事で知った瞬間、反射的に通販サイトに移動してぬれ煎餅その他を買ってしまったんですが、冷静に考えるとなぜ買ったのかがよく分からない。別に買ったことを後悔はしていないしむしろ買って良かったなと思っていますけども、ネット通販に多少の抵抗がある私がなぜ「反射的に購入ボタンを押してすぐにコンビニに金を払いに行く」という迅速な行動をとってしまったのか分からない。
もちろん「銚子電鉄の資金不足を救いたい」という考えが原動力です。でも別に2chで「みんなで助けるぞー」「おー」的なスレに参加していた訳ではなく、単に紹介記事と実際のホームページを読んだだけ。それ以外の情報がないのにこうした行動を取ったというのは、この私の一連の行動の中に「人がものを買うことを決断する」という重要な要素が隠れているのではないかと思うのです。
たとえばこの場合は利他的な行動をしようと思い、しかもそれを実行に移したわけで、この思考の中に
・銚子電鉄を助けたいが、それをするだけの労力が惜しい
・銚子電鉄を助けたいが、それをするだけのお金が惜しい
・銚子電鉄を助けたいが、それをするだけの時間が惜しい
・銚子電鉄を助けたいが、ぬれ煎餅を買うのは嫌
・銚子電鉄を助けたいが、ぬれ煎餅を買うために代金を支払う手段がない
・銚子電鉄を助けたいが、ぬれ煎餅を買うために個人情報を出すのが嫌
・銚子電鉄を助ける労力と金があるのなら、アフリカの子供を援助する
・銚子電鉄の窮状は分かったが、それで物を買わせるというのが感情的に受け入れない
・銚子電鉄の窮状は分かったが、借入金の横領事件のあった会社に施しをする気はない
・銚子電鉄の窮状は分かったが、自分がやらなくてもみんなが何とかしてくれる
などなど、思考のハードルがあります。おそらく銚子電鉄のホームページを読んだ人で購入ボタンを押さなかった人はこのハードルのどこかに引っかかったのかもしれません。一方で、それを乗り越えてわざわざ購入ボタンを押した物好きが5日間で2000人もいたのです。
ちなみに私の場合を考えると「銚子電鉄を救いたい」「ぬれ煎餅くらいなら買ってもいい」という二つの思惑がある程度強かったために今回の購入に繋がったんだと思います。どちらの思惑が弱くても買ってはいなかったでしょう。
この2つの考えは、利他行動にはつきものの要素じゃないかなと思うのです。
たとえば「この商品を買って○○を救おう」と訴えているある団体がいたとして、私の「○○を救いたい」という感情を掘り起こせなければ私は金を出さない。そして「○○を救いたい」という感情を掘り起こせたとしても「救いたいけどこの商品は欲しくない」と判断したらやっぱり私は金を出さない。個人の利他行動にも利害というのはからむのです。
金に余裕のある人がボランティア精神でやる「○○を救ってください」的な利他行動はおそらく正義感とか義務感でやってる人は少なくて、多くの人はファッション(見栄)とかライフスタイル(自己満足)としてやってるんじゃないかと思うのです。少なくとも私はその口。実際ホワイトバンドブームやロハスブームを見る限り、ファッション性やライフスタイル性を前面に出した方が結果として成功しやすい。
そういった大勢に訴えかけるには、やはり援助とセットで欲しがりそうなものを提供するのが一番利口なやり方ではないかと思います。うちの家にはユニセフロゴの付いたマグカップがありますが、デザインがかなり気に入ったので購入しました。
名指しにして申し訳ありませんが「心のとも運動(鉛筆販売)」「愛と友情の絵はがき(絵はがき販売)」なんかはもう少し良い方法があると思います。小学校や中学校の全員に印刷物を配って、そのうちどのくらいが鉛筆や絵はがきを欲しがるかな…いや、今でも十分売れているのならいいんですが。
ユニセフなんかはマグカップ以外でも結構魅力的なものを揃えている。鉛筆や絵はがきと比べて粗利が高いのか低いのか知りませんが、少なくともクリスマスカード一つ取ってもデザインセンスがいいので「よし一つ買ってみようか」という気になる。行動に踏み切ろうという大きな理由になるんです。
今回の銚子電鉄の成功は「ぬれ煎餅くらいなら買ってもいいかな」という人で支えられているんじゃないかなと思います。これが「銚子電鉄の廃レールで作った文鎮」しか売っていなかったらあまり効果には結びつかなかったでしょう。ちなみにレール文鎮は限定生産のためあっという間に売り切れたそうですが。
結論:
個人の利他行動にも利害が絡む

2006年流行語大賞・入賞予想

2006年11月6日

一般的な認知度を推測して、独自に予想しました。
(カッコ内は予想受賞者)
<有力候補>
「ライブドア・ショック」(堀江元社長)
「イナバウアー」(荒川静香選手)
「美しい国へ」(安倍総理大臣)
「格差社会」(橘木俊詔氏)
「ハンカチ王子」(斎藤佑樹選手)
「ダヴィンチ・コード」(ソニーピクチャーズ)
「浪速乃闘拳/浪速乃弁慶」(亀田史郎氏)
「メタボリックシンドローム」
「脳年齢」(川島隆太教授)
<次点候補>
「悠仁さま」(皇室)
「国家の品格」(藤原正彦氏)
「金儲け、悪いことですか?」(村上世彰氏)
「お金で魂を売っているのはあなたじゃないですか」(永田寿康元議員)
「ストップ・借りすぎ」(消費者金融業各社)
「予想外」(ソフトバンクモバイル)
「Web 2.0」
「女子アナからデジアナへ」(地上波デジタル放送)
「にゃー!」(ねこひろし)
大本命はイナバウアーかな。
 

2006年の主なニュース

流行語大賞予想のため、友人K氏と思いつく限り挙げてみました。たぶん網羅はしてないと思います。

【トップニュース】堀江貴文氏逮捕/安倍政権発足/トリノオリンピック/サッカーワールドカップ/ワールドベースボールクラシック/耐震強度偽装
【政治】ポスト小泉/富田メモ/偽メール問題/米国産牛肉問題/道路交通法改正(駐禁取り締まり強化)/グレーゾーン金利/アイフル営業停止処分/飲酒事故取り締まり強化/未履修問題
【経済】原油高/村上ファンド/ミクシィ上場/Web2.0マーケティング/ボーダフォン買収/阪神買収/液晶・プラズマテレビ特需
【スポーツ】日本ハム優勝/新庄引退/ジダン頭突き/ハンカチ王子/スキージャンプ原田引退/チーム青森/オシムジャパン/王貞治入院/五輪国内候補地決定
【科学】冥王星が惑星欠格/アトランティス号打ち上げ
【文化】ゲド戦記/ダヴィンチ・コード/日本沈没/日本以外全部沈没/悠仁さまご誕生/NANA/デスノート
【芸能】エアギターブーム/極楽とんぼ山本逮捕/スピリチュアルカウンセラー/ねこひろし/ザ・たっち/亀田三兄弟
【商品】ポーション/脳を鍛える大人のDSトレーニング/酸素水/男前豆腐店/カカオ99%/ワンセグ放送/地上波デジタル放送/YouTube/
【ベストセラー】格差社会/国家の品格/ハリー・ポッターと謎のプリンス
【災害・事故】首都圏大停電/シンドラーエレベーター/ソニーバッテリー回収/パロマ回収/東横イン偽装工事
【キャッチコピー】予想外/ストップ・借りすぎ/メタボリックシンドローム/
【ネット】スプー/京都アニメーション/涼宮ハルヒの憂鬱/にょろーん ちゅるやさん/ひぐらしのなく頃に/時をかける少女/言葉のチカラ/VIPブログ閉鎖騒動/ワロス曲線/人生\(^o^)/オワタ/ミラーマン再臨/しょこたん☆ぶろぐ/姿慎めよ/なーがとーなーがとー/くまぇり逮捕/執事喫茶

 

ネット編

「急にボールが来たので」 – サッカーワールドカップでの柳沢選手のインタビュー
「Wii/PlayStation3」
「スプー」 – NHK スプーのえかきうた
「涙の謝罪」 – 極楽とんぼ山本逮捕
「時かけ」 – 映画 時をかける少女
「YouTube」 – 動画配信サイト
「八百長」 – 亀田興毅 VS ランダエタの対戦試合
「ローゼン閣下」 – 麻生太郎氏のニックネーム
「ソニーバッテリー」 – 回収騒動
「涼宮ハルヒの憂鬱/京アニ」 – アニメーションの高クオリティ伝説
「MUSASHI」 – アニメーションの作画崩壊伝説
「しょこたん☆ぶろぐ」 – アイドルブログ
いちおう挙げてみました。「スプー」「涙の謝罪」「涼宮ハルヒの憂鬱」「MUSASHI」など今年話題になったものはYouTubeなしには語れません。YouTubeに投稿されたMUSASHIとハルヒのMADムービーの多さは異常でした。
追記(11/7 22:00)
「MUSASHI」は「うおっまぶしっ」の方が適切かもしれない。
 

2ch界隈

「ワロス曲線」 – ドル-ウォン相場の曲線(Enjoy Korea参照)
「グラフで比較するとそれほど差はない」 – Wii VS PS3の優劣比較
「こっち見んなw」 – アスキーアート
「めがっさ○○にょろ」 – 涼宮ハルヒの憂鬱
「なーがとーなーがとー」 – キューピーCM + 涼宮ハルヒの憂鬱
「人生オワタ\(^o^)/」 – ライブドア・ショック前後の混乱
ネット編のうち、さらに狭いところに閉じて大盛り上がりだったもの。ここまで来ると流行範囲が限定的なので流行語とは言えないかも。
 

関連

ユーキャン新語・流行語大賞

もしもドラえもんの声が、

2006年11月5日

もしもドラえもんの声がハイテンションな低音ボイスだったら。
「ドラえも~ん。またジャイアンにいじめられたよう~」
「ハーイ、今日もやってきましたドラドラショッピングのお時間。本日ご紹介する商品はコチラ! 黒魔法の使い方がこれ一台! 「e-黒魔法DX」!

人を呪いたいとき、葬りたいとき、e-黒魔法DXがあればもう大丈夫。3800種類以上のラインナップからあなたの希望に沿った黒魔法を一発Search! 画面に従って実行するだけですぐに希望を叶えることができます。収録する黒魔法は召還・憑依・操作とオールジャンルカバー。白魔法やゾロアスター魔法を使った従来商品に比べて性能は1024倍! 魔法の命中率が違います!

消したい人も苦しませたい人ももう自由自在。これさえあればあなたはもう最強! いじめっ子や嫌な上司にヘコヘコする日々にGood bye! あなたの人生に余計な者をShape Up! 「初めは冗談で買ったんだけど、儀式を続けるうちに消したい人が次々にいなくなっていくのよ。ホント痛快だわ(※あくまで愛用者の感想です)」「ゲーム感覚で人を操れるとはこのことだよ。薬をキメてるよりもこっちの方が面白いね(※あくまで愛用者の感想です)」

既に世界160カ国で発売され、アメリカとヨーロッパで300万台以上の売り上げるほどの人気商品。それもそのはず。NASAの技術者によって編集され、世界20カ国の政府機関で採用されている保証付き。NASAでは「起きて欲しくないときに起きてしまうバグ」の数が従来の24%まで減少しました。「これまでは完成直前にバグが見つかって混乱することがよくありました。しかしこのe-黒魔法DXを使い始めてから技術者の離職率が上がり、テスト工程でさえバグ発見数が減ったんですよ(※あくまで関係者の感想です)」この商品はこれまでシステムのバグ除けや要人暗殺など業務用途に使用が限られていました。しかし! ドラドラショッピングが総力を挙げ、個人でもお求めできる価格にしてご提供します! お値段は税込みで1,980,000円! 1,980,000円!

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「押し売りなら帰って下さい」
(元ネタはこのへんとかこのへん

デスマ戦線より愛を込めて

2006年10月30日

デスマーチを見、聞き、感じている真っ最中です。正直言って、とんでもないところに来ちゃったなあと思っています。まあ、見方によっちゃ意外と面白いですよ。退屈だけはしないので。
研修が終わって配属された先はとあるシステム開発プロジェクト。付いた先輩SE(以下、師団長)の方針でとりあえず先輩の担当するシステムのPGとして混ざることになりました。
「まーとりあえず開発というものを体験してこい」
「アイアイサー」
そのシステムはすべてが順調に進んでおり、私もPGとしてのびのびと開発に関わりました。
「この要求通りに動かすプログラム作ってくれ。細かい部分はいいから」
「わかりました隊長。分からないことがあったら聞きますね」
「あ、俺JavaScript分かんないから」
「いや、私も知らないんですが…」
結局システムの機能のうち一番小さな部分(担当2名)で先輩PG(以下、隊長)と共にプログラミング→単体試験→接続試験を経験しました。といっても隊長は他のことで忙しく(現場で一番開発ツールに詳しいためヘルプデスク状態)、実務はほとんど私。調整やら報告やらの事務処理は隊長という役割分担でやっていました。
「できた?」
「こことここでバグ出てるだけなんで、来週の試験にはたぶん間に合います」
「じゃあ報告にはそう書いとく」
ひたすら好きなように作っていいので本当に自由気ままでした。
のんびりとした雰囲気の中、別の師団に火がついているのを遠くから眺め、「大変そうだなー」と笑っていました。もっとも、私のいる師団以外はどこもかしこも煙が上ってるんですが。
そんな中、行程が一段落というところで上司(軍司令官)から肩を叩かれた。「こ、これぞサラリーマンが恐れるという肩たたきか!」と思ったらその通りで、「東部戦線の戦況が思わしくないのでお前、そこ行って旅団長になれ」とのお達し。それは煙だけではなく炎も立ち上っている場所でした。
そして先週、戦地へ赴いたところです。
ちなみに先週の勤務時間状況はべったり終電。月曜火曜はものすごい勢いで引き継ぎ資料作成、水曜は異動元の師団を挙げて盛大にお別れ会。木曜は異動先で歓迎会。金曜は同僚と飲みに。って酒ばっかりか。金曜はついに終電を逃し、高いカネ払って深夜バスに乗るはめになりました。
さて、
新しい上司の業務を見る限り、来週からは休日出勤と泊まり込みがいっそう現実味を増すでしょう。そして、新人なのになぜか一人で代表とかアドバイザーとして会議にかり出されるでしょう。ゆるゆるなプログラム漬けから一転、緊張しっぱなしの会議漬け。
 
まあ、いろんな意味でとんでもないところに来ちゃったなあと思います。(´・ω・`)にょろーん

freemailが使えなくなる

freemail、来年1月をもってメールサービス終了 – Slashdot Japan
ネットを始めた時(6年前)からメインのメールアドレスはずっとこれを使っているんですが、そろそろ移し替える時期が来ました。
というか、ま た ソ フ ト バ ン ク か 。
もともと平成電電のサービスだったので不安はありましたが、無料なのに広告メールがほとんど入らないという点で満足でした。
けっきょく平成電電は潰れて日本テレコムに譲渡され、日本テレコムならまだ使えるだろうと思っていたんですが、やっぱりソフトバンクはやってくれるのか!
さて、これを機にどこへ換えようか迷っています。
<よく使っている>
Gmail
Yahoo! メール
Hotmail
<特定用途に使っている>
Livedoorメール
xreaドメインメール(yagi.tc)
<取ったはいいけど、使っていない>
gooメール
<取ってないけど、気になる>
AOLメール
ウェブで常に見たいけど手元にバックアップが欲しい場合どうすればいいのかな。Gmailなのかな。とりあえずfreemailアドレスからの移転作業はかなり面倒くさいことになりそうです。

いくら釜玉うどんが人気だからって、これはひどい

2006年10月23日

カマタマーレ讃岐
 
Jリーグ参入を目指す香川のサッカーチーム。
「カマタマーレ讃岐」
 
( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)
 
これほど脱力するネーミングは私は聞いたことがないです。
香川オリーブガイナーズ」までは言い訳のしようがありました。
でもここまで来るともはや弁解不可能。
 
私が悪うございました。もう茨城県民のネーミングセンスを笑えません。
 
ここまできて「讃岐」がひらがなにしないあたり、最後に残った理性が伺えます。本当にありがとうございました。
 

参考

カマタマーレ讃岐 – Official
香川オリーブガイナーズ チームの紹介
Y~: 四国アイランドリーグ
Y~: イバスタ――それが茨城スタンダード。

Zen Cart

2006年10月16日

Zen Cart
オンラインショップって作るのに手間かかるのかなと疑問に思ったので、とりあえず形だけのショップを作ってみた。オープンソースのツール「Zen Cart」をサーバにインストールするだけ。用意するのはPHPとMySQL。
オンラインショップ「YAGISSO」
インストールしてテンプレをちょいといじっただけなので、「サンプルテキスト」とか「ここを編集してください」とかが並んでる状態です。なお、商品ラインナップについての質問・苦情は受け付けません。
無料配布されているオンラインショップ構築ツールで検索すると「osCommerce」がトップに来ます。この「Zen Cart」はosCommerceを土台にしてあって、しかも開発がそこそこ続いてる(本家ローカライズ版は休眠中に近い)上に日本語ドキュメントも整備されてます。
商品管理・在庫管理・決済・配送状態確認・メール一斉配信・キャンペーン割引からギフトカード発行まで一通りのことはできます。そこそこの規模の店舗なら技術できる人に給料払った方が安いかも。
作ったはいいけど売るものなんてないんだけどね。

参考

Zen Cart 日本語公式サイト
Zen Cart Official
osCommerce Official

うどんの国に電子マネー来たる

2006年10月10日

IruCa
IruCaが電子マネーの実証実験 – Slashdot Japan
ことでん(高松琴平電気鉄道)プレスリリース – pdf
ざっとした解説をすると、SuicaとかICOCAみたいなICカードを「IruCa」なる名前で導入している香川の私鉄が、これまたSuicaみたいにカード一枚で駅ナカや駅周辺で買い物ができるようにするよ、てな話です。
これまで香川で電子マネーといえばEdyの独断場。JRはそもそも自動改札すら持っていない有様なので「ICカード? 食えるんかそれ?」な状態。コンビニ界隈の場合、四国最大勢力のローソンはマルチ対応予定、第二勢力のサンクスはEdyのみ対応。 独自マネー「nanaco」導入予定のセブンイレブンなどはそもそも香川にないし、四国にすらない。
そんな電子化過疎地域の四国・高松になんやらおもっしょげなもん(注:讃岐弁)がやって来る。
これ以上独自規格を増やしてどうすんの? という話はしません。今も経営再建中で財政上の不安が消えない会社が金融業みたいなこと始めて大丈夫? という話もしません。問題は、高松のおじちゃんおばちゃんに受け入れられるか否か。この一点。
東北のスーパーでEdy利用率5割という成功事例があるので、やり方次第なのかもってところもありますが、直感的にはあー無理だろうなーといった感じではあります。
ただ、もしもですよ。万が一ですよ。電子マネーが高松市内の商店街に受け入れられた場合ですよ、こんな感じになります。

Before

1.うどん屋に入る
2.カウンターの向こうのおっちゃんに「かけ小」と注文する
3.かけうどん(小)がどんぶりに入って出てくる
4.うどんをどんぶりからてぼ(ラーメン屋で言うところの麺から水を切るための片手ざる)に移して湯がき、どんぶりに戻す
5.カウンター端のレジ隣にある巨大タッパーからスプーンでネギすくってうどんに乗せる
6.レジのおばちゃんにあらかじめ用意していた170円をポケットから出して渡す
7.レジの向こうにある蛇口のところへ行き、うどんだしをダボダボとどんぶりにかける
8.空いている席に座り、割り箸をとり、ものすごい勢いで喰らう
この間約2分。

After

1.うどん屋に入る
2.立派な店構えに、しかもレジ前に行列ができているのを見て「しまった」と思う
3.とりあえず店のおっちゃんに「かけ小」と注文する
4.なかなか出てこない。仕方ないのでカウンター前で立ったまましばらく待つ
5.なぜか後から入ってきた「ざる大」注文の客の方が先に出てくる
6.ようやくうどんが出てくるが、レジ前に客がつかえているので列に並んだまま待つ
7.どうやらレジのバイトの手際が悪いことが判明するが、特に文句を言うわけでもなく待つ
8.前の客がICカードで払おうとしているが、なかなか財布から見つからないとかでそのまま待つ
9.後ろの客から舌打ちが聞こえるが、そのまま待つ
10.用意していたICカードで会計を済ませる(その間3秒)
11.会計を済ませたはいいが、どこでだしを注いでいいのか分からず、無駄に広い店内をうろうろする
12.どんぶりをよく見ると、申し訳程度にだしが注がれていることが判明する
13.と同時に、待ち時間の間にだしもうどんも冷めていることが判明する
14.空いている席に着き、テーブルの器の渇いたネギをスプーンですくいながら、二度と来るまいと心に誓う
この間10分。

まとめ

経験則から、うどん屋は資本が大きくなればなるほど妙なことになるんですよね。味はどうあれ安いうどん屋ってのは、うどん作る以外の無駄なことを一切してないというのが極意のような気がします。てなわけで街のうどん屋は、IT化とはどこまで行っても無縁だし、ましてや電子マネーとか追加投資のかかるものは「何それ? うどんに乗せて食えるんか?」みたいなもんでしょう。
話をちょいとずらしますが、
うどん屋に限らず一般にある「まちのお店屋さん」というものはどこもそんな感じで、今日挙げたような「商店街密着の電子マネー」とか「バーチャルモールのシステム導入で街全体が活性化」みたいなITソリューションが世間一般に浸透するとは思えないんですよね。
まあ、見えない形でなら某グループとか某グループとかが元国営会社のプライドと資本を大量投下してインフラ整備に勤しんでるので、知らず知らずにITの恩恵に与っているかもしれません。でも全国何万人の店主さんの考えを変えるような「目に見えるIT」ってのはまだまだ先の時代の話ではないかと思うのです。
IT業界の端くれ者としては、「ITで世界が変わる!」と豪語する人がちらほらいるような世界との間でギャップを感じますね。お店屋さんは趣味でホームページは作ってもネットショップを本気で始めたりはしないし、本気で始めた少数の人たちもR天市場のシステム費用が適正かどうかも判断できませんからね。
ITに向けられる色眼鏡(プラス方向にもマイナス方向にも極端なフィルタ)が外れるまでは、田舎の店舗経営とか日常生活の細かな場面に至るまであまねくITが普及するのは無理でしょう。長い年月をかけてそれを乗り越えた「活版印刷」と同じ道のりを、まだITは辿り始めたばかりだと思います。
まあ、「うどん市場」のレジのおばちゃんが「IruCaも使えるでー」とか言ってる姿を一度見てみたいですね。電子マネー、期待してます(棒読み)。

もめ事回避のおまじない

このエントリは、讃岐うどん店が電子マネーを導入することについて反対するものではありません。
このエントリは、ことでんが実施する電子マネー実証実験を否定するものではありません。