このサイトを常時SSL化しました

2017年10月16日

サーバ移転しました……と言っても見てる人には何の関係のない話ですけどね。

  • 5年間使ったさくらのVPS(大阪リージョン)からGoogle Compute Engine(米国西海岸リージョン)へ移転
  • WebサーバエンジンをApacheからnginxへ変更
  • 常時SSL化を完了(SSL/TLS証明書を取得)
  • HSTSに対応
  • HTTP/2に対応

これによってChromeなどのブラウザで「保護された通信」と表示されるようになりました。

今月24日(米国時間)にはChrome 62の安定版がリリースされてHTTPページの表示時には警告が出るようになるので、何とか間に合ってやれやれという感じです。Firefoxでは既に警告が出ている状態だったので全然間に合ってませんが。
この通りSSL Server TESTのテスト結果も【A+】に。

あと、月1000円かかっていた維持費がしばらく無料になります。やったね。
古いサーバ構成のまま5年くらい放置していたので、まだまだ時代に付いていくためにやることがあります。

  • HTML5対応
    (メンテナンスコストの節約)
  • IPv6対応
  • DNS CAA対応
    (CAA対応したサービスへ変更)
  • 画像の保存場所変更・統一
    (トラフィックコストの節約)
  • リバースプロキシ導入
    (Mastodonで拡散すると異常に負荷が跳ね上がる問題への対応)
  • クラウドへのバックアップ保存
  • 古いプラグインの整理
  • ドメイン変更
    (.tcの維持費高い……)
  • ドメイン変更によるパーマリンク変更対応

箇条書きにするとめんどくさいっすね。勉強がてらやっていきます。
蛇足ですが、このサイトが2001年に初めて公開された時に使っていたDIONのホームページ公開サービスが今月末に公開終了となります。2005年に現在のドメインに移転してからは移転告知文が表示されるだけになっていますが、このメッセージも今月限りで消えることになります。お疲れ様でした。

smackdesignのnookを自作する

2017年10月15日


smackdesign: nook
この、部屋の隅に取り付ける時計を自作してみる。
完成品はこんな感じ。

費用:4394円

手順:

  • 塩ビ板をカットする
  • 面ファスナーを貼り付ける
  • ムーブメントを取り付ける
  • 台座に糸を縛り付ける
  • 部屋の隅に固定する

まずは大きさを決める。うちの場合は取り付け位置に梁の出っ張りがあったのでそれを考慮して一辺が41cmの正三角形で作成した。45cm×60cmのパネルからちょうど取れるくらいの大きさになった。

カットする。低発泡塩ビ板は柔らかいのでカッターを何度か当てれば切れる。板は厚さ5mmだと切りにくく、2mmだと強度が落ちてたわむので、3mmくらいがちょうどいいのではないかと思う。

正三角形のが時計盤、穴の空いているのが台座。台座の方を2mm~3mmくらい小さめにカットすると最後の固定時に隙間が小さくなる。

カットしたら時計盤と台座を貼り合わせるために面ファスナー(いわゆるマジックテープ)のシートを貼り付ける。シートは片面が接着テープになっている。


中心に穴を開け、ムーブメントと時計針を取り付ける。

台座の一辺にたこ糸を縛り付ける。

部屋の一番隅によーとを取り付け、たこ糸で吊り下げて台座を固定する。縛り方は落ちなければいいので適当に。

時計盤を台座に接着させて完成。

とても気に入っている。

私がヘビーユースしているストアアプリ5つ

2017年10月11日

私がヘビーユースしているWindowsのストアアプリを5つ紹介します。Windows8の混乱で嫌われがちなストアアプリだけど、便利なものもあるんだよということを伝えたい。

Microsoft To-Do


https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/microsoft-to-do/9nblggh5r558
MicrosoftのTo-Do管理アプリ。無料。シンプルで機能が少ないがMacrosoftの製品らしからぬ分かりやすさがあって使いやすい。
マルチOSに対応していてMicrosoftアカウントでサインインすればどの環境でも最新の状態で使える。Web版もある。日付が変わると「レビュー」をするようにメッセージが出て(延期することもできる)、前日にできなかったタスクを翌日に持ち越すかどうかを選ぶことができる。この思想は私にピタリとハマったので、うまく運用できている。
このアプリを開発したチームは元々Wunderlistという別のToDo管理アプリを開発しており、Microsoftが買収したため新たに機能を取捨選択したこのアプリが開発されたという経緯がある。

Pico Viewer


https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/pico-viewer/9wzdncrdr0gm
高機能なPDFリーダー。300円。特にコミックを読むのに適している。私がPDFに求める主要機能、

  • 見開き表示ができる(表紙を含むか除外するかも選べる)
  • 綴じ方向(右開き左開き)をファイルの設定を無視して指定できる
  • PDF標準のしおり(インデックス)が使える
  • マウススクロールでページめくりができる
  • 矢印キーでページめくりができる

をすべて満たしている。さらにネットワーク上のフォルダを本棚に指定することもできるので、NAS上のPDFをまとめて読んだりするのに重宝している。ガンマ補正やコントラスト補正を備えるなど高機能で、設定項目・カスタマイズ項目が多いのもGood。

Token2Shell/MD


https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/token2shell-md/9nblggh2ncx9
綺麗なSSHクライアント。3500円。デフォルトのフォントが特に美しい。洗練されたUIでありながら、マルチタブ、秘密鍵管理、known hosts管理、キーパッド、マクロ機能などを備えていてヘビーユースに耐える。

リモート デスクトップ


https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/microsoft-リモート-デスクトップ/9wzdncrfj3ps
Windows標準のリモートデスクトップ(mstsc.exe)のストアアプリ版。無料。長らくコピペができないなどmstsc.exeに比べて機能が劣っていたが、現在は同等の機能を実現できている。見栄えが良いのと、ときどき自動アップデートされる(バグフィックス?)のでこちらを使っている。

Fresh Paint


https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/fresh-paint/9wzdncrfjb13
Microsoftのドローアプリ。私はペン付きタブレットPC(VAIO Z Canvas)を使っていて、お絵描きをすることがあるので気軽にやりたいときは機能の少ないこのアプリを使っている。レイヤー機能や補正機能はなく、ただキャンバスにペンで描くだけという分かりやすさで重宝している。

ストアアプリ以外でヘビーユースしているもの

Vivaldi
高機能なブラウザ。キーボードショートカットをカスタマイズできる点と、タブを左側に表示できる点が気に入っている。これについては別エントリに書きたい。
Evernote
ノート管理アプリ。作業中のノートはすべてここで管理している。
OneDrive
クラウドストレージ。作業中のドキュメントや絵はここで管理している。
Snipping Tool
Windows標準で付いている画面キャプチャアプリ。こういったブログに載せる画像はこのアプリを使ってキャプチャしている。
WinSCP
OneDriveやboxといったクラウドストレージのファイルを手っ取り早く動かしたいときは純正アプリを使わずにWebDAVを使った方が楽なため、このアプリを使っている。
PC TV Plus
nasneクライアント。TV番組はこれで見る。
ATOK
IME。かれこれ20年くらい使い続けている。

Evernoteに編集ロックがないと嘆く前に

2017年9月25日


MarxicoというサービスがEvernoteの編集ロック機能として使えますよという話と、共有ノートにすることでも読み取り専用にできますよという話です。

Marxicoで手っ取り早く読み取り専用にする

MarxicoはMarkdownでEvernoteのノートを読み書きできるWebサービスです。
(有料:$15.99/年)
このサービスを使うと、このようにノートを読み取り専用にできます。

ひとまずMarkdownのことは気にせずに、あなたのEvernoteの既存ノートを手っ取り早く読み取り専用にしてしまいましょう。10日間無料ですのでレッツトライ。

手順

https://marxi.co/ にアクセスして、Profileをクリックします。

右側にLink with Evernoteと表示されるので、それをクリック。

EvernoteアカウントのIDとパスワードを入力します。二段階認証を有効にしている場合はそのトークンを入力します。

「Marxicoがアカウントにアクセスすることを許可しますか?」と出るので「承認」をクリック。

右下に”Successfully link with Evernote”と表示されて元の画面に戻ります。
続いてNew documentをクリック。

画面が空白になるので、Evernoteの任意のノートをコピーして貼り付け。

“Local draft. Click to sync.”アイコンをクリック。しばらくするとアイコンがチェックマークに変わります。これでEvernoteに保存できました。

Evernote側を見ると、先ほどのテキストが「Untitled」という名前で保存されています。右上には鍵マークが表示され、マウスオーバーすると「読み取り専用」と表示されます。これで編集ロック完了です。

再び編集する場合は右上にある赤い栞マークをクリックするとブラウザで編集画面が開きます。またはMarxicoを開いて左側に出てくるメニューから編集することも可能です。
「Untitled」となっているノート名はそのまま変更しても構いませんし、Markdownで見出しを作ってやると一番上の見出しが自動的にノート名に設定されます。
MarxicoはWeb版のほか、Windows/MacOSに対応したデスクトップアプリ版、Chromeアプリ版もあります。

Marxicoの難点

Marxicoを使った方法の難点は有料であることです。$15.99/年かかります。
もうひとつ難点があります。複数環境でのシームレスな編集が意図されていないことです。たとえばPCで編集して保存した後、モバイルで編集しようとすると編集できません。一旦PC上でログアウトし、モバイルでEvernote連携の承認をし直す必要があります。
Evernote連携の仕様上一度にひとつの環境でしかログインすることができないようで、しかもMarxicoはローカル処理で完結するしくみ(おそらくセキュリティ的な理由)なのでこのようになっています。
しかしこれで意図しない編集で最終更新日が変わったり、ノートの並び順が変わったり、レイアウトがどんどん崩れていったりといった問題からは解放されます。

共有ノートに設定する方法

Evernoteのみを使って編集ロックする方法としては共有ノートにする方法があります。ノートの共有用リンクをコピーしてブラウザで表示させれば、読み取り専用になったノートが表示されます。
ただしノートがWeb上に公開されるため、公開されても問題のないときにこの方法を使うようにしましょう。

なぜか知られていないこの方法

どういうわけか(少なくとも日本語圏においては)これらの方法は知られていないようです。
Evernote (編集ロック OR 編集不可 OR 読み取り専用 OR 閲覧専用) – Google 検索

おわりに

以上2つの方法をご紹介しました。他にも方法をご存じの方がいましたら情報を頂けるとありがたいです。

DIYでスマートハウスを作る私のアイデア集

2017年9月24日


以前、Raspberry Pi 2を使った我が家の自動化システムを紹介しましたが、他にもやりたいことがたくさんあります。IoTコンピュータを活用したい方の参考になればと思い私のネタ帳というかToDoリストを公開します。
Raspberry Pi や Intel Galileo といったシングルボードコンピュータでできる範囲で書いていますが、他にも Arduino、Intel Edison、BeagleBoard/BeagleBone、Espruino、Tessel、mbed といったものでも実現可能なものがあると思います。Node-RED なんかで実現しても楽しいと思います。
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Raspberry PiでMastodonインスタンスを立てる方法(1.3.3対応版)

2017年5月24日


うちで動いているRaspberry PiをMastodonインスタンスにしようと試行錯誤しているのは先日書いたとおりなのですが、最終的にうまくいったので手順を公開します。
手順は入れたばかりのまっさらなRaspbian Liteを想定しています。
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Raspberry Pi 2でMastodonインスタンスを立てようとして失敗した件 その2

2017年4月29日


うちで動いているRaspberry PiをMastodonインスタンスにしようと試行錯誤しているのは先日書いたとおりなのですが、トップページを確認できるとこまでいったので手順を公開します。でも最終的にはやっぱり失敗していますので不完全です。
手順は入れたばかりのまっさらなRaspbian Liteを想定しています。
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Raspberry Pi 2でMastodonインスタンスを立てようとして失敗した件

2017年4月24日


うちで動いているRaspberry Pi 2をMastodonインスタンスにしようと画策してみたのですが、docker-compose buildが動いてくれず失敗しました。需要があるのか分かりませんが、ひとまず失敗したところまでの手順を公開します。
はじめはaptで入れた古いdockerとdocker-compose(x86_64用)でうまくいかず、ARMアーキテクチャ上ではx86用を流用してもうまくいかない、Raspbianではdebian用を流用してもうまくいかないことを知って調べて最終的に一番確度の高そうな手順が以下になりました。
でも動かなかったんですけどね。
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地方自治体ドメインの取り合いと住み分け

2017年3月31日

地方自治体のウェブサイトが使っているドメインの話です。
地方自治体のドメインには大きく地域型JPドメインを使っているところとLG.JPドメインを使っているところと2種類あります。
例えば私の住んでいる東京都中央区は[http://www.city.chuo.lg.jp]で、これはLG.JPドメイン。お隣の東京都港区は[http://www.city.minato.tokyo.jp]で、これはtokyo.jpとなっているので地域型JPドメイン。地域型JPドメインは例えば千葉県の自治体ならchiba.jp、大阪府の自治体ならosaka.jpなどが付きます。
元々は地域型JPドメインが広く使われていたのですが、近年はLG.JPドメインへの移行が進んでおり、地域型JPドメインは新規募集を停止しています。
ところが、地方自治体名は名前かぶりが多くあるので、簡単にはLG.JPドメインへ移行できないところがあるのではないかと(勝手に)心配になり、少し調べてみました。
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Raspberry Pi 2で実現するスマートハウス

2017年3月30日

Raspberry Pi 2を使った我が家の自動化システムを紹介します。
ひとり暮らしの1Kマンションでやっています。活用例の一つとしてご覧ください。

やっていること

  • 外出時にリモコンのボタンで照明が消灯し、「いってらっしゃい」と喋る
  • 帰宅時にリモコンのボタンで照明が点灯し、「おかえりなさい」と喋る
  • リモコンのボタンを押さなくてもiPhoneの存在が検知できれば帰宅したと見なす
  • リモコンが万一機能しなくてもNFCタグのタッチで同じ事ができる
  • リモコンの[PC起動]ボタンを押すとデスクトップPC、液晶ディスプレイ、DAC(アンプ)の電源が一斉に入る
  • リモコンの[TV起動]ボタンを押すとTVチューナー、液晶ディスプレイ、DAC(アンプ)の電源が一斉に入り、自動でNHKが選局される
  • リモコンでエアコンとサーキュレーターを同時にON/OFFできる
  • 朝になると外気温と室温、湿度などを声で教えてくれる
  • 日の出・日の入り時に鐘の音を流す
  • 夜7時になるとNHKラジオの7時のニュースが流れる
  • 寝る時間が近づくと直接照明が間接照明に変わる
  • メンテナンス時にリモコンでRaspberry Piの電源を落とせる
  • 以下で順に説明していきます。
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