US版Kindleで日本版Kindleストアを使えるようにする方法(※失敗。追記あり)

2012年10月25日

今日から日本版Kindleストアがオープンしたと聞いて、私の手元にあるKindle Touch (Special Offers版)を日本版Kindleストアで使えるようにしてみました。
【2012/10/25 12:30 追記】
アカウント統合には成功しましたが、Kindleストアで販売している電子書籍はすべてPaperwhiteのみの対応で、購入してもKindle4やKindle Touchでは読めないようです。残念。

「Kindleストア」オープン 紙の本より「○%オフ」の“Kindle価格”表示 アプリ日本語版も公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1210/25/news031.html

現在Kindle Touchを持っている人は皆そうだと思いますが、米国から輸入すると初期状態ではAmazon.comのアカウントでアクティベートされています。これをAmazon.com上で設定変更して、Amazon.comとAmazon.co.jpをアカウント統合します。変更はPC上で完結するのでデバイス本体での作業は特に不要です。
おそらく今まで発売されたKindle2、Kindle DX、Kindle3(Kindle Keyboard)、Kindle4、Kindle Paperwhite、Kindle Fire、Kindle Fire HDも同じような方法で使えるようになると思います。(Kindle3以前はそもそも日本語非対応ですが…)

Step.1

まずPCでAmazon.comManage Your Kindleページ(MYK)を開きます。

(クリックすると拡大)
今まで購入した本が表示されていますね。そして上部には「Amazon.co.jpでも使えるよ!」のバナーが登場します。おそらくアカウントの国設定が日本になっているとこのようなバナーが表示されるものと思われます。これをクリックします。

Step.2

次のページでは「Amazon.comとAmazon.co.jpのアカウントを統合しますか?」と聞かれます。

(クリックすると拡大)
機械翻訳するとこんな感じ。

(クリックすると拡大)
もちろん「はい。統合します」を選びます。使用許諾契約と利用規約にも目を通しておいてください。

Step.3

既定のKindleストアをAmazon.comからAmazon.co.jpに変更するかを聞かれます。

(クリックすると拡大)
機械翻訳するとこんな感じ。

(クリックすると拡大)
下部には「変更するとUS固有の機能は使えなくなるよ」という警告も表示されます。私はあまりAmazon.comで本を買うつもりがないので「はい。変更します」をクリックします。

Step.4


(クリックすると拡大)
Amazon.co.jpにリダイレクトされ、Amazon.co.jpで使えるようになったことが表示されます。
そのままManage Your Kindleページを開いてみると、今までKindleストア(US)で購入したものが表示されます。

(クリックすると拡大)
ちゃんと紐付けできていますね。デバイスのページも見てみましょう。

(クリックすると拡大)
今までAmazon.comから購入したKindleがすべて登録されているようです。
ただし一つ問題があります。既定のKindleストアをAmazon.co.jpに変更してしまうと、Kindle Touch上からはストアにアクセスできなくなります。

(クリックすると拡大)
「Kindle Touchは対応デバイスじゃないよ! PC版のKindleストアからアクセスしてね!」と警告が出て使えません。対応するつもりはないのでしょうか。

参考

Amazon.co.jp: Kindleストア
http://www.amazon.co.jp/b/?node=2250738051

Amazon.com: Kindle eBooks, Newspapers, Magazines, Blogs
http://www.amazon.com/b/?node=133141011

一人暮らしに意外と使える業務用掃除機

2012年10月9日

業務用のコードレス掃除機を買ったのですが、使い勝手におおむね満足したので紹介します。
(※別に回し者ではありません)
コードレス掃除機というと、

  • 非力
  • ヘッドが重い
  • 短時間しか使えない
  • 便利機能が少ない
  • あまり静かとは言えない
  • コードの取り回しを気にしなくていい

というものです。これだけ聞くと取り回しの利便性以外はデメリットだらけですね。だからたいていサブ用途の掃除機として売られていますし、これをメイン用途で使おうとすると結構つらいです。セレクトショップなんかに置いてあるカラフルな某コードレス掃除機、あれを買って後悔した人も多いでしょう。
でも今回私はスティックタイプの掃除機が壊れたのでコードレス掃除機に変えてみて、わりとメイン用途でもいけるんじゃないかと思いました。
ただし前提があります。

  • 1K/1DK程度の広さであること(掃除時間が10分もかからない)
  • カーペット敷きでないこと(フローリング推奨)
  • 布団に掃除機をかけることがないこと
  • 毛の落ちるペットを飼っていないこと
  • ノーマルタイプの掃除機を置くような保管場所がないこと

簡単に言えば「クイックルワイパーでも掃除できるけどちょっと足りない」程度のスキマを埋める感じです。そこしか埋められないほどに非力です。しかしこの条件を満たすのであれば快適な掃除ライフが待っています。
今回私が買ったのは業務用のマキタ CL100DWというものです。重量は880g。連続使用可能な時間はわずか12分。吸込み仕事率は14Wしかありません。
マキタ  CL100DW
数あるコードレス掃除機のなかでも、この掃除機の特徴は3点あります。

  • バッテリがカートリッジ式になっていて、充電器を使って充電する
  • スイッチがトリガー式で、押している間だけONになる
  • 高い

バッテリは半分剥き出しになっていて、引き抜くだけで外れます。そのまま充電器に差すと50分ほどで満充電になります。メーカーは電池寿命を長くするために継ぎ足し充電を推奨しているのでバッテリが空になる前に充電をするのがよいでしょう。充電台に置くタイプのコードレス掃除機なんかありますけど、充電台を置くスペースさえない私の部屋(なので洗面所の隅っこにぶら下げてある)にはこの充電器式は有難いです。充電台がないので梱包は非常にコンパクトです。
本体と梱包の比較
(梱包は非常に小さい。そして軽い)
バッテリを外したところ
(引き抜くだけでバッテリは外れる)
充電器
(充電器はコンパクトで軽い)
スイッチがトリガー式なのは目からウロコでした。トリガーを引けばONになり指を離せばOFFになる。ただそれだけ。だから出力に無駄がない。こまごまとした狭いところで片手で電源コードやらLANケーブルやらをどけたりしながら自在に掃除しやすい。今までだとどけるのに手間取ってスイッチがONのままヘッドが遊ぶようなことがありましたが、トリガー式だと気を抜くと勝手にOFFになります。さすがに広い範囲を掃除するときに押しっぱなしにしたままだと手が疲れてきますが、それが致命的になるほどうちは広くはありませんし、コードがないので右手が疲れたら左手、左手が疲れたら右手と簡単に持ち替えることができます。
価格はちょっと高いです。コードレス掃除機の売れ筋が4000円前後なのに、これは12000円です。これだと大手メーカーのノーマルタイプ500W型落ち品とかスティックタイプの最上位機種が買えてしまいます。私は保管場所に余裕がなかったため即決で購入していましたが、もし余裕があれば同じ値段で何にでも使えるノーマルタイプをとりあえず買っていたでしょう。
収納したところ
(軽いので洗面台にぶら下げて収納)
TWINBIRDの掃除機
(学生時代から10年以上使っていたTWINBIRDのスティックタイプ掃除機。100W)
その他の部分は特記するようなことはありません。溜まったゴミを簡単に捨てられる手の込んだ仕掛けとかありませんし、今にも壊れそうな白いプラスチックの外見でおもちゃかと思うような安っぽさです。電源ランプさえもありません。ヘッドは小さく、360度回転できる他はたいした機能性(絨毯用ヘッドとか)もありません。よく言えばシンプルで単純明快、悪く言えば飾り気がなく安っぽいというのがこの掃除機です。
しかしクイックルワイパーのように「思いついたときにさっと掃除ができる」という点に勝るものはありません。アプローチの時間が短ければ短いほど掃除を始めることへの心理的抵抗が軽くなります。ちょっと床が気になったらすぐに手にとってトリガーを引けばいいのです。ただそれだけのために最適化された、必要十分な掃除機です。高いですけど。
ルンバがあれば弱点同士を補いあえるのでとてもよい組み合わせになると思います。
ウチには無いんですけどね、ルンバ。

イー・アクセス買収劇で損する人、得する人

2012年10月4日

ソフトバンクがイー・アクセスと株式交換を行って完全子会社化すると発表しました。通信業界における今年最大のニュースになるだろうこの買収劇について、公開されている資料をもとに若干の推測を交えながら一問一答形式でまとめてみました。

内容まとめ

ソフトバンク記者会見映像
ソフトバンク発表資料[PDF]
ソフトバンクのプレスリリース
イー・アクセスのプレスリリース
まず発表資料と質疑応答をまとめると以下。

  • イー・アクセスは株式交換によりソフトバンクの完全子会社になる(来年2月予定)
  • イー・モバイルのブランドは存続
  • 双方のネットワークを相互利用する(基地局ロケーション、バックボーン共用も行う)
  • ソフトバンクのiPhone5でイー・モバイルのLTEが使えるようになる(春頃目処)
  • ソフトバンクのLTE機種(iPhone5)のテザリング開始時期を12月15日に前倒しする
  • 今日から大量通信規制を緩和する(1.2GB/月→1GB/3日)
  • イー・アクセスが取得した700MHz帯を返納する予定はない

これ以外の情報は発表されていません。以下の文章に含まれる上記情報以外の言及はすべて噂話と個人的な推測によるものです。

ソフトバンクは何が狙いなの?

くたばれKDDI」これに尽きます。
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