これからだろ。

2008-10-10 00:24 | 雑記 | これからだろ。 はコメントを受け付けていません。

切込隊長が久しぶりに名エントリを書いている。

ようやく目当てのものが買えて国内で勝負ができるな – 切込隊長BLOG(ブログ)

 LBの件もそうだけど、もう下り坂なのは去年から分かってて、ブログでも散々書いた通りもうだめなのだから粛々と冬の時代に備えるべきと言ってたし、実際にそうしてきた。

 日経一万円割りました、9,000円台ですとか言ってニュースになってるけれど、そんなことでいまさら右往左往して泡吹いているほうがおかしいと私は思うんだけどね。分かってたはずなのに悲観論一色にされちゃって。馬鹿なんじゃないの、と。

 混乱しているので仕方がない面はあるけれども、いまの下方修正された主要企業の株価並べてみれば、あくまで体感的には7,000円ぐらいが理論株価なんだろうと思う。いちいち計算してないけど。でもいままで妙にみんな金余ってて、少ない投資先をジャブジャブの資金で鉄火場やってただけなんだから、地道に経済支えている製造業やサービスや流通なんかは変なところふるい落としてこれから徐々に経済効率を上げていく要の産業になっていく時期に入ったんだよ。

 私なんか相場に出た90年代なんて毎年のように銀行のシステミックリスクで世界経済崩壊の引き金を邦銀が引くだの何だのと脅かされて、それでも堅調で割安な銘柄選んで拾ってきてここまでやってきたんだ。8,000円割ったって、ドルが95円とかになっても全然驚かん。

 これからは新しいルールが模索されて、全然違うゲームが始まるんだぞ。何でバブルが剥げ落ちて株価が下落したとかで国民が総がっかりしているのか、理由が分からんわ。

 これからだろ。

 新しいルールの経済や社会や外交を模索していくんだよ。押し付けられたルールじゃなくて、彼らがコケたあとで一番力を残しているのは他ならぬ日本なんだ。中国人が銭に飽かせて外資系証券経由で日本の株や不動産買い漁って、下落して損してざまあみろだろ。日本だってバブル時代はアメリカの不動産にガンガン投資して、バブル崩壊して撤退したのと同じく、あいつらはこれから苦しめばいいんだ。

 アメリカの覇権が終わるかどうかは分からんが、とりあえず経済の面では新自由主義とかいうのが終わって、銭を担保に銭を借りて実態以上の経済を作り上げてどう威張るか、というルールが変わるんだ。マニュアルがなくなるわけ。自分の足で生きている人間にとっては、これほど考え甲斐のある時期はねえだろ。

 とはいえ、ここの段階で職場の首元が涼しいとか勝負に出られる銭がないとか言ってる人は、ゲームに参加する資格がないかもね。せっかくルールが変わるのにね。お疲れ様でした。欲も名前も表に出してなかったけれど、実は欲しいものがたくさんあるんだ。もう少ししたら、一生懸命買うよ。一年前だったら欲しくても買えなかったものが数分の一になってるし。あちこちに手を伸ばそう。私の人生で、こんなに大きい勉強のチャンスはたぶんもう来ない。日本にきた、久しぶりの動乱期だ。どんどん逝こうと思う。

(※全文引用。太字による強調は当ブログによる)

これは効いた。

度が過ぎた楽観論といえばそれまでかもしれない。でも、何だろうかこの有能感を呼び起こすような歯切れのいい叱咤は。しばらくぶりに資産残高見直したら全投資先が予想以上に綺麗に吹き飛んでて大騒ぎしていた私だが、私のような家計的にも年齢的にもリスク許容度の高い若造個人投資家にとって勝負のときはまだまだ先なのだろう。

IT革命(笑)の始まったころに漠然と感じていたのと同じように、経済もまた一つの時代が過ぎ去ろうとしているのは何となく分かる。アメリカを頂点とした華やかで安定した状態が崩れたところで、次に来るのが米欧なのか米中なのかもっと多角的なものになるのか知らんけれど、ルールが一旦崩れてゆくところに立ち会えるのは何と魅力的なことなのだろうと思う。私はこれから先まだ稼げるし、働けるし、投資できる。まさにチャンスそのものだ。

ただ、不幸なのは高齢者層だ。日本の年金制度はまず壊れるし、アメリカの年金も景気悪化でパフォーマンス降下。隣の国は国家存続のために国民の年金を質入れまでしてしまった。何も考えずに安心しきって将来を迎えたらハイこれからはシビアな時代の幕開けですよ頑張って下さいって、何と壮大な後出しじゃんけんなんだろうか。「外は寒いでしょうこの部屋にいれば温かいですよ保証しますよ」と言われ部屋に入ってくつろいでいるうちにいつの間にか外から鍵を掛けられてて暖房のスイッチ切られてたようなもんだ。このままでは間違いなく風邪をひく。

まあ、その一方で「外は寒いですけど適当に各自オーバーコートでも買って着ておいて下さい」とほったらかしにされていて、しかも閉じこもるべき部屋を気にせずどこまでも温かい場所を探して歩いていけるという若造もここにいるわけだ。そんな20代若造としては、そういう不幸な人々を見てそうですか大変ですねと言うしかないのだけれど。

何がいいことなのか知らんけど、とりあえず安定の時代の終焉は不可避なわけで。今までみたいにどっか景気のいいところにみんなぶら下がってみんなハッピーみたいなのはもう無いんだなということを頭に刻んでおくしかないのだろう。

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