本棚を集めて図書館を作ろう

2005-12-12 00:43 | 技術 | 本棚を集めて図書館を作ろう はコメントを受け付けていません。

なんか、ながれ的に、プロジェクト立ち上げることになったので報告です。

Y~Labs. Bookshelf Project

簡単に言うと、蔵書をデータベース管理するサービスを作ろうぜってプロジェクト。
で、みんなの蔵書データを共有して貸し合いできるんじゃない? って方向に持って行きたい。

ウェブ上でできる蔵書管理ならブクログとか本棚.orgでもう展開されてるけど、さすがに重くて使いにくい。
それに、本棚共有させて図書館のように使うってアイデアは探しても無かったし。
(アメリカで発売されている、とある蔵書・CD管理ソフトの今後の展開予定には同様のアイデアがあった)

そんなサービスもうやってるよ、って心当たりのある人は大至急教えてください。探してないけどはてなアイデアに要望があるかもしれなませんね。

↓アイデア概要について順を追って説明します。長いよ。

書籍管理システムが欲しい

とある友人と郵送で本の貸し借りをしています。お互いの蔵書を公開して、相手の欲しいものが自分の蔵書にあったら返すついでに貸す。自分の欲しいものがあったら返してもらうついでに貸してもらう。半年前に「小包で本を送る場合の料金」なんてエントリー書いたのもその流れ。4冊程度なら買うよりもそこそこ安く済ませることができます。

でも残念なことに、私も友人も蔵書をデータベース管理していない。(ちなみに私はエクセルで管理しようとして挫折しました)。これではお互いの蔵書の内容がよく分からない。それで仕方なく背表紙の並ぶ本棚をデジカメで撮り、それを送って「どれがいい?」とデジタルだかアナログだか分からん方法を使っています。これを解決するために自分専用の書籍管理システムを作ろうと思ったのが12日土曜の授業中。

ちなみにコミックだけならエクセルで完璧に管理しています。データ更新は止まってますがコミック管理システム(格納して出力するだけ)なら2年も前に完成済みです。なので、これをもうちょっと改良すれば簡単に登録できて軽快に動作する自分専用ブクログを作れるなあと思ったんです。

書籍管理できて、しかもデータ共有できるシステムが欲しい

そこへちょっと昔の記憶がフラッシュバック。ずいぶん昔にサークルの先輩が「メンバーの蔵書を集めて統合データベース作れないかな?」と言ってたのを思い出しました。

たとえば、ビートルズというグループのメンバーであるジョン君(仮名)が「ジョン本棚」というデータベースを作ったとします。それを見たバンド仲間のポール君も「ポール本棚」、同じようにジョージも「ジョージ本棚」、リチャードも「リンゴ本棚」を作り、仲良し4人がそれぞれ本棚をデータ化したとします。先に紹介したブクログならここまでできますね。

さて、そこからジョン君が「おいポール、ハリー・ポッターの最新刊を持ってるみたいじゃないか。読み終わったら貸してくれないか」とポールに頼むことがあるかもしれません。逆にポールも「C言語を勉強しようかと思ってるんだけど、入門書持ってるなら貸してよ」とジョンに頼んだりすることがあるかもしれません。蔵書がお互いに公開されてるからジョージもリンゴも欲しかった本が見つかるかもしれないし、買わずに済むかもしれません。そうやって「貸し合い組合」ができたとすると、それは図書館のように機能するのではないでしょうか。既にある大きな蔵書から一方的に借りるんじゃなくて、自分の蔵書も提供して双方向で貸したり借りたりする図書館。

コンセプトが似ているもの

このアイデアは「BookCrossing」に通じると思います。
これは「街中の公共スペースで、本が置いておけるような場所に勝手に本を置いて世界中を図書館のようにしてしまおう」という運動ですが、みんなで蔵書を寄せ集めて図書館のように使おう、という部分が近い。

このアイデアはファイル共有ソフトに通じると思います。
お互いの持ってるデータを公開すれば、やりとりが活発になり結果的に「共有」が実現するあたりが近い。

このアイデアはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に通じると思います。
個人が持ってる属性や所属や趣味なんかのデータを「本棚」、コミュニティを「寄せ集め図書館」に置き換えれば仕組みが似通っています。所属人数が増えれば増えるほどコミュニティの提供価値が増えるところも同じ。

さらに、蔵書だけでなく「欲しいので持っている人がいたら借りたい本」もリストできればソーシャルブックマークとしても機能するだろうし、寄せ集め図書館のメンバーで書評を書いたりもできればグループウェアにもなるかもしれません。

ただし、mixiやブクログ、ファイル共有ソフトの失敗点を学ぶ必要があります。

・情報を隠す必要がある
…「蔵書が公開される=趣味が公開される」なので、書籍単位、カテゴリ単位でプライベートモードに設定できる。まったく公開せずに自分専用ソフトとしても使えるように。(ブクログだとすべて公開される)

・トラブルを避ける必要がある
…「貸し借り」ということを念頭に入れているので、トラブルを避けなければいけない。寄せ集め図書館の構成メンバーは全員がお互いに面識があること、お互いに信用できることが前提。自分の蔵書がそれらメンバー以外にはみられないようにする機能も必要。

・出版業界の反発を避ける必要がある
…「買わなくて済む=売り上げが減る」。音楽業界のように訴えられないように。やりとりが増える→本が身近になる→結果的に出版業界にも還元、てな両者にっこりのパターン希望。

そんなわけで

そんな今言ったようなアイデアが授業中に突然降臨したわけです。土曜なのに授業に行き、なんだかんだで不眠状態だったので授業の合間に居眠りでもしようかと思ってたら学生が4人しか来ず、寝るに寝られない状態で脳内だけナチュラルハイ。そんな状態で考えてました。夜になってアイデアを何人かの友人に話したら「あったら使いたいねえ」って話になったのでそのまま作る流れになりました。

まだ誰も思いついてないみたいなんで(このへんに手応えを感じる)、一気に作ってリリースすればぐぐるさんとかはてなさんとかみたいに一気に火がつくのではないかと。そのうちプロジェクトページで考えを形にできればと思います。

念のためもう一度。そんなサービスもうやってるよ、って心当たりのある人は大至急教えてください。

あと協力者募集中。

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