WordPress移行中

2006年10月8日

システムを MovableType 3.2-ja から WordPress 2.0.4 に移行中です。表示などに現在いくつかの問題点があります。
また、一時的に304エラーや505エラーなどでアクセスが拒否される可能性があります。RSSリーダーなどを使っている方は同じエントリが新着エントリとして何度も表示される可能性があります。

現在の問題点

– 「続きを読む」の先が表示されない(テーマの問題?)
– 説明ページ等がない
– エラーページがない
– 画像・ファイルのURI再編に未着手
– DBバックアップ体制に不備
– 独自CSSクラスが未定義

移行の注意点

– サーバ内の総ファイル数を減らす
– 以前のパーマリンクは残す
– バックアップ体制を整備する
もともとMovableType には嫌気がさしていたんです。それでWordPressに移行しようしようと思いながらなかなか踏み切れずにいたんですが、今朝操作ミスであっさりテンプレートを初期化してしまったのが今回の移行のきっかけとなりました。というかMTの挙動がおかしすぎる。
2年以上にわたってぬか床のように手を入れてきたテンプレートが跡形もなく消え、やけになった私はWordPressを使っていた別のブログを潰しYAGITCHEに転用。ちなみに日本語化版(ME版)じゃなくて本家版です。
テンプレートをあれこれいじるのはやめにします。時間ないし。その時間を使って綺麗なテーマを探すことにします。とりあえずhttp://themes.wordpress.net/あたりを参考で。
WordPressはもう1年半以上の付き合いになりますが、未だに更新で困ったことがありません。プラグインを入れたり自作したりが簡単だし、いざとなればPHPをゴリゴリ直いじりできるし。センスのなさ大爆発のMovableTypeをライセンス登録してまで使い続けるのが馬鹿らしくなってきます。

秋葉原は居心地が悪くなったか

2006年9月30日

/.Jの議論まとめ。
 
悪くなったよ派
┣一般人の行動が目に余るよ派
┃┣アキバブームでヲタの動物園を見に来る観光客が増えたよ派(キモキモ言うな派)
┃┣ヨドバシカメラの出店で家族連れとかカポーが増えたよ派(チンタラ歩くなよ派)
┃┣ルールを知らない素人さんの増加が店を潰すんだよ派(PCパーツ族急進派など)
┃┗全部ひっくるめて都知事の陰謀だよ派(陰謀説)
┗一般人が増えて玄人好みの店が減るのが心配だよ派(駆逐脅威論)
 ┣店の場所を棲み分けた方がいいよ派(全員ハッピー指向)
 ┃┗もう既に棲み分けてあるから秋葉原駅周辺には行かないよ派(末広町周辺PCパーツ族)
 ┣店の存続以前に店員の質が下がってるよ派(アルバイト品質低下説)
 ┗もう既に店の変化が目に余るよ派
  ┣ドンキとパチ屋がそろった時点で街としては死んだよ派(アキバブーム世代)
  ┣メイド喫茶が林立した時点で街としては死んだよ派(アニメ・ゲーム世代)
  ┣そもそも萌え系ショップが増えた時点で街としては死んだよ派(電脳世代)
  ┣そもそもPCショップが増えた時点で街としては死んだよ派(ラヂオ世代)
  ┗そもそも電子部品ショップが増えた時点で街としては死んだよ派(ヤミ市世代)
悪くなってないよ派
┣一般人の行動は目に余らないよ派
┃┣一般人の行動のどこが問題なの派(素人さん)
┃┣一般人はぼくのテリトリーを浸食してないよ派(隠れ素人さん)
┃┗一般人の行動はそもそも目に映らないよ派(買い物集中族)
┃ ┣だけど路上のメイドには目がいっちゃうので何とかして欲しいよ派(集中族ハト派)
┃ ┗ぼくはメイドしか目に映ってないよ派(メイド至上主義者)
┗悪くなってる部分もあるけど昔よりは良くなったよ派(穏健派)
 ┣飯屋が増えて嬉しいよ派(大盛派&秋葉原勤務グループ)
 ┗白物家電しか売ってなかった時代よりも生産的だよ派
居心地の良さは問題じゃないよ派
┣じきにブームが終焉するから待ってればいいよ派(早くいなくなれ派)
┗常に変化する街だから仕方ないよ派(都市性格重視派)
そもそも秋葉原に行かないよ派
┣通販で済んじゃうから店頭に行く必要がないよ派(アニメ・ゲーム世代通販派)
┣店がないから通販にせざるを得ないよ派(地方住民)
┗そんなことより日本橋の行く先が心配だよ派(大阪国民)
 
私個人は秋葉原勤務グループに近いですかね。通勤経路の乗り換え地点なので、帰宅途中に時間に余裕があれば駅周辺の店で食べることが多いのです。店に寄るのはデジタル製品の価格調査か、コミック・アニメの売れ筋観測をするときぐらい。実際の購入はもっぱら通販ですね。

参考

やっぱり秋葉原は居心地が悪くなった? – Slashdot Japan
|しないよ|するよ| 派閥樹形図 – 2chスレッド

It's default value.

2006年9月28日

デフォ生
製作時間35分
「先輩、注文何にしますか」
「デフォで」
「ああ、いつもの生ですね」
「規定値」という意味の「デフォルト」は、転じて「言わずもがな」「常識」「通常の場合」といった意味合いで使われる。これ、IT業界ではデフォルトね。
金融業界では「債務不履行」という意味があるので注意。というかこちらの方が一般的に使われる。使わないけど。

参考

デフォルトとは – はてなダイアリー

Meet your Delight.

2006年9月23日

NO SMOKING
生まれてこの方、聞き違いとか勘違いの連続です。昨日、職場の飲み会で私があまり職場にいないという話になったか何かで「えっ、(ちゃんと)仕事に来てたの?」と言われたので「ええ。髪なら切りました」と答えて全員に爆笑されました。ことあれば人を笑わせる立場になりたいとは思ってるんですが、現実は「笑われる」ことの方が多いですね。8:2ぐらいで。
製作時間50分。

シムシティみたいな街の話、あとmixiの話

2006年9月16日

──チラシの裏──
普段はまるで幸運の女神にストーキングされているかのように幸運に恵まれることの多い私ですが、たまには狙いすましたかのように不運ばかりな日もあるわけですよ。それは先週末だったわけですが。
近所のスーパーに行こうと思ったら自転車で5分のジャスコと7分のとりせんがあるわけですけども、ジャスコの方は駅前にあるので仕事帰りに寄ることが多いのですよ。で、陳列が毎日変わるわけでもないので通ってるとそのうち飽きてしまう。そこで週1、2回はとりせんに行くわけです。
日曜日の夜、急にラーメン食いてえなと思って具材含めて一式を買いに行ったのが10時頃のことです。とりせんは一応駅の前にありますけど、つくば駅前にあるジャスコと違ってこちらは1つ隣の研究学園駅前。地元の方なら知ってるでしょうが周りには何もありません。面白いほどに何もありません。家一軒ありません。
研究学園駅 – Google Maps
そんな荒野のど真ん中に駅があり、誰も走らないような片側二車線の道路があり、そのそばにとりせん研究学園店がででんと構えています。ただそれだけです。広い土地に巨大駐車場と巨大建物だけがある様はまるでアメリカの郊外型ショッピングセンターさながら。そして周囲は何もないとはいえ、綺麗に区画された空き地が広がっているのでシムシティさながらです。
つくばの市街地と研究学園駅のその場所までは一本の道路が通っていて、だだっぴろい荒野が広がっています。昼間その道路を通ると、荒れた土と高圧線の鉄塔しか見えないためにショッカーでも出てきそうな気配があります。そして夜通ると地平線の向こうにエリア51からUFOの飛び立つ様子を目撃しそうな気配があります。

Tsukuba Map

(赤い点がスーパー、赤い線が結ぶ道路、淡青色部分が市街地)

そんな環境なので、ジャスコに行く5分ととりせんに行く7分との間には2分の差では表せないような隔たりがあるわけです。ジャスコへの5分は整備された人通りのある街路を通り、大きな交差点を3つ渡るという5分です。一方のとりせんの7分は、市街地を出てひたすら荒野の直線道路を最高時速40kmでこぎまくる7分です。スーパーの手前に一つだけ交差点がありますが車などまったく通らないので存在の意味がありません。
そうして辿り着いたところに、暗闇に浮かぶスーパーマーケットと、全面ガラス張りで照明が美しい高架駅が見えてくるのです。何度通っても到着の喜びを感じます。近所のスーパーに行くだけなのに。
そうして7分をかけて先週日曜の夜にスーパーに行ったわけなんですが、着いたところで財布の中身がないことが判明。日曜深夜、荒野の中で無一文。このときの絶望感といったらありませんでしたね。
まあ今来た道路をたどっていけば市街地に入ったところにセブンイレブンがあるので1往復して無事に買い物ができたわけなんですけども。何もない場所で無一文で途方に暮れるという体験はあまりできないのではないかと思いますね。そんな不思議な場所、筑疲。
ちょっとおまけしときますと、このスーパーで買い物ができたはいいもののラーメンを作ろうと湯を沸かしたところでラーメンスープがないことに気がつきました。そして結局駅前のジャスコに自転車を飛ばしました。まったくついてないね。
ラーメンはおいしかったです。そりゃもう汗と涙の味で。
──チラシの裏・終わり──

mixiの話に戻るけど

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このエントリはタイトル含めて全部嘘です:-p

2006年9月9日

今までそこそこの量の文章を書いてきたが、忘れた頃に自分で読み返してみて「これは本当に面白い!」と思えるものはあまりない。でも今日テキストの山から見つけてきたボツ原稿はちょっとニヤリとしてしまったので無編集でここに公開する。タイムスタンプは2005年10月。「野ブタ。をプロデュース」を読んだ直後の文章だ。
(以下原稿)
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愛はお金で買えるし、命もお金で買える

2006年9月6日

ちと挑発的なタイトルで読む気にさせてみるテスト。
ホリエモンが消え去ったおかげで気兼ねなく「愛はお金で買える」と主張できるようになった。以前は「あーホリエモンも人の心は金で買えるって言ってるしね」で済まされてしまったので非常につまらなかった。心とか命とか愛とかを突き詰めて考えると別に「金に換算できない神聖なもの」とかにはならないことをここでちょっと書いておきたい。

マスターカードの「プライスレス」の意味

人の命とか、愛とか希望とか安心とかそういった形のないものは通常「お金では買えない」と形容される。たしかにそんなものは単体では売られてないし、「売ってください」と頼んでもそうそう売ってもらえるものでもない。
マスターカードのCMで「お金で変えない価値がある」というコピーがある。だからその価値を手に入れられるような買い物をしましょう、できればその時にマスターカード使ってくれると嬉しいです、てな論理展開だ。夫婦で一緒に過ごした25年間はプライスレス。だからこれからのためにも夫婦で楽しくリゾートに行きましょう、マスターカードで。ペットのいる生活はプライスレス。だからペットを飼うのに必要なものを揃えましょう、マスターカードで。うまいコピーだと思う。
私はこの「プライスレス」という言葉にものすごく大きな意味が込められていると思っている。お金で買える買えないという話はこの「プライスレス」の解釈にかかっているといってもいい。
goo辞書で「priceless」の意味を引くと、

━━ a. 非常に貴重な, 金で買えないほどの; 〔話〕 とても愉快な; 〔話〕 〔反語〕 ばかげた.

とある。3番目4番目の意味はまあ無視するとして、「非常に貴重な」と「金で買えないほどの」という説明は多くの人が納得すると思う。しかし、通常使われる「プライスレス」には、とうていこの説明では尽くせないような意味が隠れている。
「プライスレス」を説明するためにいちばん適切だと思う言葉は「値段の付けようがない」だ。
つまり値段をつけるのが難しいだけで値段自体はどこかにある、ということ。「金で買えないほど」ではない可能性もあるし、「非常に貴重」ではない可能性もある。たとえばいま目の前にしている愛とか命には実は値札が付いているが、誰もそこに書かれてある値段が読めない。だから便宜的に「値段の付けようがない(ほど尊いもの)」と解釈しているに過ぎない。結果的にどちらの解釈でも「買おうと思っても簡単に買えるものではない」という点では同じだが、天と地ほどの意味の違いがある。
言い換えるならプログラムでよく使われる「NULL」みたいなものだ。NULLは本来0ではないし、1以上の数値でもない。計算はできないし、真でも偽※でもない。無価値ではないし、空ですらない。しかし元々の定義では特定の数値なのだ。(NULLという存在の厄介さを知るならこちらを読むと良い)
(※便宜的に0や偽を返す場合もあるが、定義上は異なる)

「値段が分からない」だけで「金で買えない」わけではない

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