10年前の自分に伝えたらびっくりすること

2009年7月26日

Jaco氏と酒を飲みながら、そんなテーマになったのでつらつらと書いてみる。
1999年7月というと、私は高校1年生だった。ゆめタウン高松は開店からたった半年しかたっておらず、サンポート高松もまだ更地だった。JR高松駅は仮駅舎。香川県庁舎も未完成。神戸・大阪までジェットフォイルが通っていたし、旧レオマワールドも営業中だった。総理大臣は小渕恵三。アメリカ大統領はクリントン。コンコルドはまだ飛んでいた。マカオは中国領でなくポルトガル領。東ティモールもポルトガル領。iモードはまだあまり知られておらず、携帯電話の画面は白黒だった。Windowsは98SE。Mac OSは8.6。最新のゲーム機はプレステとドリキャス。雪印乳業も、そごうも、きんさんぎんさんも健在。
当時の自分は、まさかつくばに住んでいるとは想像も付かないだろうな。

誰もがびっくりする系

・アメリカで同時多発テロが起きる
…ITバブルが崩壊するとか郵便局が民営化されるとか金融危機が起きるとか社会的な事件はいろいろあるけれど、少なくともこれはびっくりするだろう。アメリカの高層ビルに飛行機が突っ込んで戦争にまで発展するなんて。

アレゲ的にびっくりする系

・スクウェアとエニックスが合併する
・最新のゲームコントローラは振り回して操作する(Wiiの登場)
・ゲームも音楽も映画も写真撮影も楽しめて、カーナビを直感的に操作できるわチャットもできるわメモも取れるわの超すごい電話ができる(iPhoneの登場)
…字面で見るとiPhoneだけでなくて最近の高機能携帯電話も同じかも知れないが、GoogleMapsを操作したり、Safariを立ち上げてみせればきっと目を丸くするだろう。そして「これってPalm?」と無邪気に聞くだろう。
・携帯電話でテレビが見られる(ワンセグの登場)
・ノートPCが3万円台から買える(ネットブックの登場)
・Flashが廃れ、動画配信が主流になる(YouTubeの登場)
・Whistler(WindowsXP)が現役で使われている
…Windows 2000は2000年発売。WindowsXPは2001年発売。当時想像していたペースでは、Windows7の次くらいが発売されていてもおかしくなかった。
・アドビとマクロメディアが合併する
…DreamweaverとIllustratorとPhotoshopが一緒になった夢のようなパッケージが現実のものに。
・マイクロソフトがゲーム機を発売する
…参入発表は2000年。
・文字を打つだけで自動的にWeb日記サイトができる(ブログの普及)
・財布やクレジットカードが無くても定期券や携帯電話で支払いができる(電子マネーの登場)
・HDDの容量はテラバイトが主流
…10年前の最新PCだと10GB~20GB程度。10年で100倍。
・CPUは複数あるのが主流
…10年前の最新PCだとPentium3 500MHz程度。
・ディスク1枚に25GBが収まる(ブルーレイディスクの登場)
…現在の感覚に直すとディスク1層で1TB級。
・音楽のダウンロード販売がメジャーになる
…CDの売り上げ枚数が人気度を反映しなくなる。
・Javascriptが忌避されなくなる(Ajaxの活用)
・スパコンが家庭向けに販売される(PS3)
・プリウスがバカ売れ

その他、地味にびっくりするだろう系

・道頓堀からカーネル・サンダースが発掘される
・アメリカ大統領が黒人
・ディズニー映画は全部3D
・「写ルンです」はもう売っていない(デジカメの普及)
・「プリントゴッコ」はもう売っていない(年賀メール・年賀状作成ソフトの普及)
・コンビニで預金がおろせる
・日本全国のテレビを総入れ替えする計画が進行している(地デジ政策)
・ナショナルがもうない
・小室哲哉が逮捕される
・マイケルジャクソンが死ぬ
・琴電が倒産する
PCのスペック系は本当に隔世の感がある。6年前(2003年ごろ)の話で、Jaco氏はムーアの法則に従えば今頃CPUは45GHzになると予想していたが、実際には違う方向へ発展している。あと10年もしたら、誰もHDDや光ディスクなんて使っていないかも知れない。

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