暗黒面に落ちた人たち

2007-09-24 02:39 | 雑記 | § 1

勝手にキャッチーな言葉を編み出してみるテスト。第2弾。

私が涼宮ハルヒの憂鬱にハマってから約1年。いまだにハルヒ熱は衰えていない。ハルヒどころか後続のらき☆すたにもハマってしまった。私のほかにもこのような人はたくさんいて、毎日のようにネットで「京アニ厨乙www」とか「平野信者はカエレ!!」とか言われている。

このように、自分が特定のものにハマったがために人から冷めた目で見られる存在になること(分かりやすく言えば、痛々しい人になってしまうこと)はヲタの習性の一つだ。今日もどこかで痛々しい人と冷めた目で見る人の闘いが繰り広げられている。そしてそれは他人事ではなく、望む望まないに関わらずヲタ歴が長くなればなるほどそうした過去が自然と増えていく。

そもそも、自分が好きなことに対して好きだと宣言することは自然なことではある。素直な感情に従うならば、好きだということを皆に知って欲しいと思うのも自然で、もっと言えば他の皆もそれについて好きになって欲しいと思うのも自然なことだ。しかし、現実はそうはいかない。自分が好きなことに対して皆が関心を持ったり、自分と同じように好きになったりすることは稀で、たいていの場合「ふーん」で流されてしまう。私がどんなにハルヒというキャラの特異さと平野ボイスのハマり具合について熱心に説いたとしても、ほとんどの人は興味を持たない。感心を持たない。どうでもいい。

ましてや、NHKの番組「解体新ショー」で平野綾がまんまハルヒ声でナレーションをやっているために番組を見ている間じゅう私は悶絶しまくりだという話(※1)になると、番組を見たこともなければ平野綾を知らなければ声フェチですらない人であれば、遠い昔の宇宙の果ての寝言にしか値しない。ものすごくどうでもいい。

しかし、一般に「厨」とか「信者」とか呼ばれる方々はそれをやる。所構わず主張し、語り、コピペし、布教する。場所が悪いところで迫害されることになっても布教する。それはもう別の意味で痛々しいほどに布教する。それは周囲からしてみれば迷惑以外の何物でもない。しかし、当人たちは心からそれを愛し良さを語り伝えようとする善意を持っている。

それを、好きという程度が一線を越えてしまったことから「フォースの暗黒面に落ちてしまった」と表現しよう。

暗黒面に落ちてしまった人はアニメ・ゲーム界隈にはごろごろいる。萌えアニメやエロゲの各タイトルごとに存在する厨は言うまでもなく、ハードウェア厨(任天堂信者ほか)、巡礼厨(友人に聖地巡礼を強要する)など幅広い。PC・デジタル関係ならマカー、Wikipedia厨、Firefox信者、Google信者、ウィルコム信者など。実に枚挙にいとまがない。

暗黒面に落ちた人は好きなもののすばらしさについて語り、頼まれてもいないのに説明を始める。強引に都合のいい方向に話を持って行く。こちらが改宗することが世界の運命を左右でもするかのような勢いで無理やり改宗を勧めてくる。そして、しつこい。

暗黒面に落ちた人はさらに余計なことをしてしまうことも多い。彼らにとっての異教徒や無宗教徒をバカにしたり異教をけなしたりする。Firefox信者の暗黒面に落ちた人はIEユーザを「セキュリティ意識に乏しい人」と決めつけ、ウィルコム信者の暗黒面に落ちた人はドコモユーザを「高い料金で満足している家畜消費者」とせせら笑う。こうなると布教には逆効果でしかないのだが、本人はなかなかそれに気がつかない。暗黒面は非常におそろしい。

つまり、フォースを使うには暗黒面の恐ろしさをよく理解しておかないといけないように、自分の好きなことについて発言したり主張したりする時にはそうした犯しがちな過ちを意識しておかないといけないよね、と言いたい。自戒の意味で。

伝えたい衝動もほどほどに。

注釈

※1.絶対にNHKは狙ってやってるとしか思えない。まさしく私に対するテロ行為だ。

蛇足

そもそも私はこのエントリで、NHKのハルヒ声のくだりを書きたかっただけだったりする。

…エントリ上で言ってることとやってることが一致してない。

Pocket

人気の記事

§ 1件のコメント

  • 自閉世界 より:

    新たなる希望…

    ルーズ:「 “ リクツ”って何?」 オールドニック:「宇宙で最も分かりやすいコ…

  • かいたひと

    yagitch(やぎっち)

    都内在住30代エンジニア。
    Raspberry Piを使ったDIYスマートハウスの情報を集めています。

    このブログでは本のレビューとか雑多な技術的メモとかをまとめています。詳細≫

    https://twitter.com/yagitch

    Follow

  • 最近の記事

  • 過去の記事