Twitter試用中

2007年6月11日

Twitterとやらをはじめてみた。ひらたくいうと独り言を随時公開するサービス。メッセンジャーのログイン名が四六時中更新できるのをイメージすると分かりやすいかも。
Twitter / yagitch
はたから見ると「それがどうした?」って感じだけど、始めてみるとそのユルユル感に取り憑かれる。ちょっとした合間に携帯から更新したりとか。
解説はこちら。
「今、何をしているの?」でつながる『twitter』 – 百式
このページの左のバーにも表示できるようにしてみた。周りにやってる人があまりいないんでネタ帳がわりに使ってます。一発ネタとか。

蛇足

konata
こなたアイコン (PNG形式 96×96 3.4KB)
適当なアイコン画像がなかったのでIllustrator使って自作してみた。やはりベジェ曲線は偉大だ。

DoCoMo 2.0をこき下ろしてる人は見事に釣られすぎ

2007年6月5日

「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」というフレーズで始まった今回のキャンペーン。ネット界隈を見るとあちこちで物議を醸している。
大前研一にこきおろされた 「そろそろ反撃」ドコモCM – J-CASTニュース
NTT ドコモのDoCoMo 2.0 自爆 CM「反撃してもいいですか?」の傲慢とカン違い – Heaven’s Net is Wide-meshed
これで「2.0」?Docomo2.0の謎 – Di
ドコモ2.0「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」 – イミフ
みんなドコモに釣られすぎ(´ω`)
参考:
「ドコモ2.0」ってなんだ? “独り負け”王者反撃の合言葉 – ITmedia
NTTドコモ 辻村清行氏──「ドコモ2.0」に込めた本当の意味 (1/2) – ITmedia
蛇足:
変換すると「ドコモに移転ゼロ」になる!? 謎の「DoCoMo 2.0」

「そろそろ反撃」広告の嫌悪感のポイント

この広告に嫌悪感を持った人は次の2つのどちらか、または両方に注目している。
1.今さら「○○ 2.0」かよw
2.広告がコンシューマの方に向いておらず、自己満足的
1は「Web 2.0」に始まった2.0に辟易しているようなブロガー(≒ヘビーネットユーザ層)に圧倒的に多い。2はその中にちらほら混ざっている感じだ。1の指摘については「一般には知らない人が多く、実は今まさにちょうどいい」との意味不明な返答をしているのだが、賛否はともかく話題作りの一環として考えれば2.0キーワードの有効性は消えていないと考えたのだろう。ここまで堂々と大規模なプロモーションに敢えて「2.0」を据えていることからして、ネット界隈の失笑ブーイングの嵐は織り込み済みと考えていい。要するに、釣りだ。
このキャンペーンは他社に喧嘩を吹っかけているだけでなく、ネットのヘビーユーザでデジモノ好きでブログ書いててロジャーズモデルでは「アーリーアダプター」に分類されるような人たちにも喧嘩を売っているのだ。ネット界隈でこうした人を使ってキャンペーンを「炎上」させることで、見せかけのインパクトを与えようとしているのだ。十分なリテラシを持ったコミュニティでは炎上が即、悪評価につながるわけではないことを十分に見据えた上での決断だろう。

「そろそろ反撃」広告は単なる自己満足広告ではない

はてさて、
一方の2だが、こちらはまったく指摘通りだ。さすがに何億もの大金を自己満足だけのために捨てるようなことはしないだろうが、それにしてもこの「内容のワケのわからなさ」は嫌悪感を感じてしまうほどひどい。ある程度携帯電話業界に詳しければ「ああ、MNPで散々ひとり負けとか言われてきたから反撃に出るんだな」ということが分かるが、テレビCMを見た人でそこまで一瞬で理解できる人はあまり多くないだろう。ひとり負けだとかW-CDMAとか一切理解しないで使ってる人の方が圧倒的に多くて、そうした人たちにとっては「最近auは元気いいけど、ドコモは変わらないね」ぐらいの意識かも知れない。だから、あえてテイザー広告なんて打って企業同士の合戦をプロモーションする意味はない。
じゃあこの広告は本当に自己満足なのか。
大前研一氏の言うように、この広告はたしかにコンシューマの方を向いていない。しかし、だからといってこの広告に価値がないわけではない。広告はしばしば、コンシューマの方を向かないこともある。
たとえばキリンビールが発売している「のどごし生」のCMには、通常のビール風飲料CMにありがちなゴクゴク飲むシーンがない。いや、あるにはあるのだが必ずしも前面に出していない。スーパーの酒売場で山口智充演じる販売員が大量の「のどごし生」のケースに囲まれ、声を張り上げて商品を売るだけだ。このCMはコンシューマにうまさをあまりアピールしていない。店頭での売れ行きの良さと商品名を印象づけることだけに目的を絞っている。つまり、商品の良さを伝えることだけが広告ではないのだ。
そしてこの「のどごし生」のCMにはもう一つの意味が込められている。店頭で実際に商品を売る人のモチベーションアップだ。販売員にスポットライトを当てることで、CMの活気を現実のものにしてしまう。外に対するアピールではなく、内に対する激励として広告を使っている。大手飲料会社ともなれば配送から販売まで全国何万人もの手を介すことになり、最終的に店頭でどのように売られるかによって全体の売れ行きが大きく変わる。この広告はそこに着目した見事なキャンペーンと言える。
ドコモも同じだ。全国2000店以上の代理店と、全国各地の量販店カウンターの販売員によって支えられている。今回の「DoCoMo 2.0」広告は彼らへの激励の意味が込められているのだと思う。「また新しいサービスやるから、みんなしっかり売ってくれよ」と。ドコモは今回のイメージCMのほかにもドコモショップのCMを流している。このCMの主役は店頭の販売員だ。どうやら「DoCoMo 2.0」に限らず今期のドコモは、ドコモ関係者のためにドコモ内部にスポットライトを当てようとしているらしい。
だから、別に広告がコンシューマの方を向いていないからって目くじらを立てることはない。たしかに、このままずっとコンシューマの方を向かなくなってしまうのであればそれは問題だが、今回のキャンペーンについては一時的なものとして見ておいた方が良いのかも知れない。
ただ、ここまで余計な嫌悪感を感じさせるキャッチコピー(そろそろ反撃~)にした理由はよくわからない。こればかりは誤算か、あるいはまだ明らかにされていない次の一手があるのかもしれない。

言葉のインパクトに踊らされないように

今回の「DoCoMo 2.0」の意味は「ちょっとここらで心機一転してみんなでがんばるよー」程度に見ておくのがいい。パラダイムシフトでも何でもないし、挑発こそすれ宣戦布告でもない。2.0というのだからもっと斬新なサービスが登場して然るべきだ! とかいうのも的はずれだ。Web 2.0だってものすごい衝撃が突然来たんじゃなくて、すでにあちこちに出現していた変化に後付けで名前をつけただけでしょ?
それから、関係者から見れば今回の「2in1」とかは本当に度肝を抜くサービスだ。他社では容易に真似できない、と言うのはまったくその通り。ひとり負けとか言われながらもドコモは相変わらず巨人であって、極論を言えばMNPひとり負けは「誤差の範囲内」だ。顧客満足度で他社に大きく引き離されることさえなければ、ドコモは今のままで存続する。「そろそろ反撃してもいいですか?」というしたたかな喧嘩の売り方は、有りあまる余裕の現れなのだ。まあ、傲慢さは多少鼻につくが、ユーザとしては特に困りはしない。
ドコモに勝てる事業者は、今のところまだ登場していない。

声優騒動で明かされたバイラルマーケティングの事実

2007年6月4日

「うわこれヤバいだろ」な女性声優業界事情 – 切込隊長BLOG(ブログ)
 元スレ:
  いろいろ妄想を書くお! / 2枕 / 3枕 – カジ速
ヲタ界隈の一部を騒がせているこの話題だが、タレコミ妄想を全部読んでみて気になったのは「○○をオリコン一位にするスレ」は全部が全部ヤラセだという点。あと「L社はバイラルマーケティングをよく研究してる」という点。
こっち系のアイドルは枕営業が当たり前とか、○○ブームは業者がうまいこと煽動してるっていうのは公然の秘密だし、今回のタレコミ妄想も業界のメカニズムを考えれば至極当然な話ではある。でもこれだけ説得力のあるまとまった情報が飛び出して来るとさすがに背筋が凍る。「あーなんとなくそうなんだよねー」という理解に対して現実を突きつけられた感じ。
で、バイラルマーケティングの話。

バイラルマーケティング 【viral marketing】
企業の商品やサービスを消費者に口コミで宣伝してもらい、利用者を広げるマーケティング戦略。「バイラル」は「感染的な」という意味で、マーケティングの仕組みをウィルスの感染・増殖に例えている。
IT用語辞典

仕掛ける方の業者は仕掛けていることがバレないからこそマーケティングとして成り立ってるわけで、バレたら仕事がポシャるどころか身元が割れて会社に泥が付く可能性がある。(たとえば2chだとSONYのGK祭りとか佐賀の監視祭りとか。テレビだとあるある騒動とか)。だからそのブームが釣りだったかどうかは最後まで分からないし、数あるネット上のブームの中でどれくらいが業者の釣りによるものかも分からない。業者はそれほど干渉できてないのかもしれないし、もしかしたら一から十まで巧妙に作り上げているのかもしれない。
これは従来のマスコミも同じだが、テレビや新聞やラジオなんていうのはもう熟成されたメディアだし、DとかHとか大資本にまとまってるし、政治的にも経済的にも能力的にも防御態勢が確立しちゃってるのでネットのように正体を表してしまうことはほとんどない。初期のネットというのはそうしたマスコミに対抗するかのように「大資本が容易には手を出せないメディア」としての地位を持っていたが、やはり人が集まるにつれてマーケティングの餌食にされるようになってきたようだ。
私は企業がネット上でたびたび馬脚を現すのを見て「ネット上の煽動作業もそれほど成功率は高くないんだろうな」とおぼろげに思っていたが、「○○をオリコン一位にするスレ」が100%業者によるものと言われるとさすがにやられた! と思う。こないだ私も危うくCDをまとめ買いするところだった。まったくヲタは釣られすぎだ。
いまは企業による釣りの成功率は高くなさそうだが、先に出たL社のようによく研究してる企業が増えれば、ネットの性格もかなり変わってくるのだろう。いや、もう既に既存メディア以上に自由自在に踊らされているのかも知れない。単純に「マスコミに踊らされるのが嫌だからネットを使う」という行動が危険すぎるということは覚えておかないといけない。
さて、よくある消費者意見はここまで。
私はバイラルマーケティングが大きく成長するような気がする。それはiモードが拡大して2chが話題になってmixiが登場したあたりから何度も何度も何度も何度も言われていることだが、やはりこの需要は今後も一貫して大きくなるに違いない。もしかしたらソーシャルメディアの拡大期が終わろうとしている今が参入の最後のチャンスなのかも知れない。L社のように先行した企業がノウハウを蓄積して、十分に市場が出来たところでバイラル専門事業とか始めるかも知れない。
バイラルマーケティング専門会社、誰かいまから始めませんか。

アインシュタイン・クイズ

2007年6月3日

あたまのたいそうー。
あれこれ…..: アルベルト・アインシュタイン出題クイズ – (via detourist)

このクイズはアルベルト・アインシュタインによって作られ、彼によれば世界中の98%の人は答えることができないだろうと言われている。
それぞれ異なる色をした5軒の家が並んでいる。各家には異なる国籍の人が住んでおり、その5人は、異なる飲み物を飲み、異なるブランドのタバコを吸い、異なるペットを飼う、という。
魚を飼っている住人は誰?

難問とか言うので気合い入れて解いてみたら1時間ほどで解決。
↓解けるとこんなかんじ。(クリックすると拡大)

メソッドさえ考えつけばあとは力ずくで解ける。
「98%の人が解けない」とか言うとものすごい少数のように思えるけど、数だけを見れば1億人以上いるってことだからなあ。日本の教育水準からするとあまり難しい問題ではないはず。それにアインシュタインが生きた時代は明治・大正のころなので、日本だけでなく世界的にも教育水準は上がってるんじゃないかな。まあ頭の体操ってことで。
あと、ホワイトボードは何かと便利だ。部屋一面をホワイトボードにしたいくらい。