私たちはリベラル

2004年12月8日

12/3の話になりますが、研究室分けのガイダンスと懇親会に参加してきました。
懇親会では評価分析のH教授に捕まり1時間以上も離してもらえませんでした。
H教授「君はどこかで顔を見たような気がするが、授業とってたかね?」
私「ええ。1学期の○○をとってました」
H教授「私が顔を覚えているから君は優秀な学生だったのかね」
私「いえ…。ぎりぎりのCだったんですけど…」

H教授から大学教官の本音を聞きました。大学院の分野を再編したためにそれなりの数の学生を大学院にやらないと文科省から怒られる。しかし大学生の学力低下の中、大学院生を粗製濫造して質を落としても文科省から怒られる。しかしどっちにしろ一定数の学生を確保して院にやらないと怒られる以前に十分な予算が研究室に下りないので、悪いこととは分かっていながら質の落ちた学生を大学院にやらざるを得ない。よって教官たちは大学院志望の学生を可愛がり、そうでない学生たちをお客様として適当に卒業させる、とのこと。学力低下の負のスパイラルですな。
まあどっちにしろ、就職志望の私たちは授業料稼ぎの頭数でしかないので大学教官にとっては興味対象外である、ということを頭の隅っこにとどめておくことにします。
学校というのは99人から授業料をもらい、1人の天才に投資するところである。
いや、名言だなあ。
特に私のような劣等生は入学時と卒業時で学力はちっとも上がっていないどころか低下してますから「二百数十万の金を払って大学から学士号を買っている」とも言えるわけです。大学側としてはそんな奴は金をかけるだけ無駄なので、金を搾り取ってつつがなく卒業させた方が得策であるのは当然ですね。
懇親会のスピーチではマクロのE先生が、
「どっかの『鉄の結束』が要求される専攻と違って私たちはリベラルですから」
と発言。対立を煽ってどうするよ。
それにしても、他の専攻と違って指導教官の専門に関係なく好きな研究をしていいってどういうことですか。マクロ専門の某研究室の所属学生が3人ともマクロ無関係の研究をやってるって、ほとんど意味無いやんか。リベラルにも程があるわい。
つまりどの研究室に所属してもやれることはみな一緒ということですね。こうなったら先生との相性で決めることにしましましょうか。
H教授「君はうちの研究室に来なさい」
私「ええー」
内定でちゃったよ。テキトーだなあ。