ドコモXi契約からFOMA契約に戻した

2014年8月25日

若干面倒だったのでメモ。
※月々サポートについて記述が間違っていたので訂正。(8/25 15:00)
9月以降は従来プラン契約者は全員月々サポートが打ち切られるような書き方をしていたが、正しくは「機種変更後も従来プランを継続する場合には月々サポートの対象外になる(=割引されるには新プランが必須)」。本文は修正済み。

要点

・XiスマホやめてFOMAガラケーにした
・9月から現行プランの新規受付が終了するので、駆け込みで手続きした
とあるワザを使うことで基本料が半額になった
・これで月額料金1638円に
私がXiスマホに機種変更してからちょうど2年になる。毎月2300円くらい割り引かれていた月々サポートも終わってしまった。普通なら機種変更すべき時なのだけど、別契約のiPhoneで間に合っているし別に欲しい機種があるわけでもないしむしろスマホにしたことを後悔しているような始末なので、ちょっと一計を案じることにした。

Xi契約なのにFOMAガラケーを使っている現状

いま私はガラケーを使っている。一旦スマホにしたけれど1年くらい使ったところで耐えきれなくなって、機種変更する前に使っていたガラケーを引っ張り出してきて使っているのだ。SIMを差し替えただけなので契約はXiのまま。そして私のガラケーはXiに接続できないので「Xi契約なのにFOMA回線を使っている」という妙な状態になっている。
今年4月にドコモ新料金プランが発表された。通話をしないし単身である私にとっては値上げになる。そしてさらに悪いニュースが2つあった。従来のプランの新規受付が8月いっぱいで終了になることと、9月以降に機種変更すると新プランにされる(強制ではないが新プランにしないと月々サポートが受けられない)こと。たぶん9月以降、機種変更をする人々はこれに気が付いて戸惑うことだろう。
個人的には前々から不誠実な商売のやり方だと思っていたけれど、月々サポートというおかしな割引をしているのはこうして一方的に打ち切ることができるからなんだなあ、とぼんやり思った。だから私はもう月々サポートとは縁を切りたくなった。この先ずっと機種変更をせずに月々サポートのない安いプランのまま、いま使っているガラケーを壊れるまで使い続けようと考えた。

「タイプSS バリュー」に変更したい

通話も通信もせず使い続けるならFOMAの「タイプSS バリュー(934円)」が一番いい。いま契約している「タイプXi にねん(743円)」の方が安いけど、こちらは無料通信分が付かないのでやめておいた。まったく通話やメールをしないわけじゃないので。
ドコモのルールではXi契約から「タイプSS バリュー(934円)」への変更は機種変更と同じタイミングじゃないとできない。機種変更なしにプランを変更すると「タイプSS ベーシック(1800円)」になってしまう。むかし携帯が0円に売られていた時代からまともな価格の時代に移り変わった時の名残だ。ところが不思議なことに、SIMロックフリー携帯を手元に用意すると「タイプSS バリュー」への変更が可能になる。
詳しくは以下を参照。
持ち込み端末でタイプXiからFOMAバリューに契約変更する
http://refuge06.blog54.fc2.com/blog-entry-897.html

私はたまたまワイモバイルで使っているGL07S(Huawei STREAM X)があったので、それをドコモショップに持っていった。技適マークの付いたSIMロックフリー携帯であればソフトバンクの携帯だろうが海外で買った携帯だろうがOK。友達にちょっとの間に貸してもらった携帯でもいい(約款上は提示さえすればOK)。ショップのお姉さんは技適マークがあることと、ドコモのものではないことしか確認しない。(技適番号やIMEIを控えるようなこともなかったし、その携帯がドコモ回線で通信できるかどうかも確認しなかった)
ただ、こういう方法があることは一般には知られていないしショップのお姉さんたちも知らない。
 私「こういうことができるって聞いたんですけど、お願いできますか」
 店「たぶん無理だと思いますけど、確認しますね」
 店「あ、できますね」
こんなやりとりをして、何分か待たされることになる。
もしここでうっかり「手元にあるSIMロックフリーの携帯を使う気がない」とか「本当はドコモ携帯を使うつもり」とか匂わせてしまうと「その事実を知った以上は、お手続きできません」とか何とか言われて手続きを断わられてしまう、かもしれない。注意、かもしれない。
……いや私はちゃんとSIMロックフリーの携帯使ってますよ。虚偽なんか言ってませんよ。ええ。
あと1週間くらいで使えなくなる方法だけど、参考になれば。

変更前・変更後

契約変更の事務手数料3000円が別にかかる。

変更後
FOMA契約
タイプSS バリュー 1864
ひとりでも割50 -930
iモード 300
留守番電話 300
ユニバーサルサービス料 3
eビリング -20
消費税(8%) 121
合計 1638
変更前
Xi契約
タイプXi にねん 743
Xiパケ・ホーダイ ダブル 2000
Xiカケ・ホーダイ 667
月々サポート -1800
ご愛顧10年Xiスマホ割 -400
SPモード 300
留守番電話 300
ユニバーサルサービス料 3
eビリング -20
消費税(8%) 143
合計 1936

東京アメッシュと気象庁ナウキャストと国土交通省XRAINの違い

2014年8月24日

結論から言うと、気象庁の高解像度降水ナウキャストが一番精度が高そう。
(A)降水ナウキャスト(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/
(B)高解像度降水ナウキャスト(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/
(C)XRAIN(国土交通省)
http://www.river.go.jp/xbandradar/
(D)雨雲予報 by XRAIN(日本気象協会)
http://n-tenki.jp/sp/xmp/
(E)東京アメッシュ(東京都下水道局)
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/
(F)雨雲レーダー Ch.(ウェザーニューズ)
http://weathernews.jp/radar/

気象レーダーのソースの違い

ざっくり言うとこのような関係。

観測レーダー A B C D E F 解像度 間隔 説明
気象庁
Cバンドレーダー(全国20箇所)
1km 5分 半径120km
国土交通省
Cバンドレーダー(全国26箇所)
1km 5分 半径120km
国土交通省
XバンドMPレーダー(主要部14箇所)
250m 1分 半径60km
東京都下水道局など
Xバンドレーダー(関東5箇所)
250m
〜1km
1分 半径50km
ウェザーニューズ社
WITHレーダー(全国31箇所)
150m 6秒 半径50km
※指向性あり

この他にもレーダー以外(雨量計など)の情報が使われていたり、さらに予想データの提供有無もあるので、詳しくは各項目で後述。
Cバンドは周波数が低いためカバー半径が広く降雨減衰が少ない。Xバンドは逆に周波数が高いためカバー半径が狭く降雨減衰が大きい。Xバンドはその分メッシュを細かくとることができるので、両者を組み合わせることで精度の高い観測ができる。

降水ナウキャスト(気象庁)

レーダー・ナウキャスト
http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/

降水ナウキャストの説明
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/kotan_nowcast.html

降水のほか雷・竜巻の観測データとあわせて「レーダー・ナウキャスト」という名称で公開されている。ほぼ全国をカバーしている。降水予想も見ることができる。

高解像度版降水ナウキャスト(気象庁)

高解像度降水ナウキャスト
http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/

高解像度降水ナウキャストの説明
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/highres_nowcast.html

2014年8月から提供開始された、従来の降水ナウキャストのパワーアップ版。気象庁レーダーに加えて国土交通省XバンドMPレーダーと、そのほか気象庁・国土交通省・地方自治体が保有する全国の雨量計のデータ、ウィンドプロファイラ(上空の風データ)やラジオゾンデの高層観測データを使用。

XRAIN(国土交通省)

XRAIN
http://www.river.go.jp/xbandradar/

XRAINの説明
http://www.river.go.jp/xbandradar/inform.html

全国の河川管理のための観測データを活用したサービス。気象庁のような降水予想はなし。大都市部を中心とした多くの地域(=Xバンドのカバー地域のみ)をかなり詳細に見ることができる。カバーされていない地域(=Cバンド)も一応トップページでだいたいの様子をつかむことはできるが、こちらは低解像度で見づらい。

雨雲予報 by XRAIN(日本気象協会)

雨雲予報 by XRAIN
http://n-tenki.jp/sp/xmp/

日本気象協会のサービス。国土交通省XバンドMPレーダーのデータを元に、降水予想を提供している。

東京アメッシュ(東京都下水道局)

東京アメッシュ
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/

東京アメッシュの説明
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/ja/amesh/index.html

東京都内の下水道施設の管理のための観測データを活用したサービス。東京都とその周辺地域のデータを見ることができる。気象庁のような降水予想はなし。気象庁レーダー、東京都・埼玉県・横浜市・川崎市の各自治体レーダーと雨量計などの情報を合成している。合成処理とWeb公開は日本気象協会(tenki.jpの運営元)で行っているが、その情報がtenki.jpのデータに流用されているかどうかはよく分からない。

ウェザーニューズ

雨雲レーダー Ch.
http://weathernews.jp/radar/

ウェザーニューズ社のサービス。気象庁のデータを基本としているが、ゲリラ雷雨の予想精度を上げるためか、気象庁レーダーの弱い地域などに小型レーダーを独自整備している。気象庁と同じく降水予想も提供している。独自レーダーのデータが全国の雨雲レーダーに合成されているのかはよく分からない。

Webに転がっている情報をもとにまとめてみたけど、間違っているかも。

参考

気象庁 防災気象情報の技術の現状(2012)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/koushu120203/shiryou1.pdf
国土交通省 防災 Xバンドレーダー雨量計の整備
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000049078.pdf
東京都下水道局 降雨情報システム(東京アメッシュ)の概要について(2007)
http://www.asianhumannet.org/db/datas/0912-j/sewerage-amesh.pdf
日本気象協会 局地豪雨に関する情報提供について
http://www.mlit.go.jp/common/000032842.pdf
WITHレーダーによる局地的強雪の捕捉と除雪作業支援
http://www.hkd.mlit.go.jp/kanribu/chosei/fuyutopia/ronbun/r81.pdf
レーダー・ハンター れー太ー君
http://rebamga.web.fc2.com/weather/3-radar.html