私がオフィスで愛用しているATOK2006。
「あい」だけ打って省入力変換するとこのような結果に。
まったくもってご愁傷様です。
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ここ1ヶ月ほど、週末ごとに初音ミクで遊んでいるのだが…気がついたらこんなものを買ってしまっていた。MIDIキーボードコントローラ。
EDIROL(Roland) PC-50
早速つなげて遊んでみる。うむ。楽に音が探れてかなり便利。別にピアノが弾けるわけじゃないのでリアルタイム演奏して録音したりとかはできないけれど、マウスで一音一音確かめながら打ち込んでいくよりは断然早い。
本当はハードレベルで音源持っているようなシンセサイザーが理想なんだけど、そうなると5倍くらいの値段がする。MIDIコントローラは安いけど音源を持っていないので外部で音鳴らさないといけない。うちのPCだとソフトウェア音源が入っているのでそこで設定して接続。ただし、ソフトウェア音源だとCPUの処理量に依存するのでMIDIキーボード押してから十数ミリ秒遅れて音が鳴る。これが1万円台の限界か。
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あと、秋葉原ではモニタが安かったので衝動買い。LGの20.1インチ液晶(L206WTQ-BF)。これまで4年ほど使っていた15インチ液晶と比べるとデカすぎ。そして広すぎ。もはや世界が違う。何が違うって、Amazon.co.jpのページが横に広がってすっきり見やすい。mixiも横スクロールしなくても全部見られる。デスクトップが思いっきり広がって、PC自体が新しくなったのかと思うくらいの衝撃。
一方で困ったのはDVD映像を全画面で見ると粗さが目立ってしまうこと。これまではDVD映像(横幅704)を15インチXGAサイズ(横幅1024)に伸ばしていたのが、20インチWSXGA+(横幅1680)にまで拡大することになる。ここまで来ると当然ながら「無理してる」感というものが出てくる。大画面の普及で高画質なBlu-ray規格とかHD DVD規格への流れが避けられないのも当然の話なのかな。
これまで使っていた15インチ液晶の方はとりあえずマルチモニタに。画像加工やサウンド編集とか以外ではあまり2画面を使う意味はなさそう。
◇
ところで、秋葉原にはS01SHを持って買い物に行ったのですが、事前情報とかなくてもその場で価格.comのサイト開いて値段比較して口コミ評価の確認ができる。これでは買う気のなかったものでも満足して衝動買いできてしまう。まったく私のような消極的消費者にとっては恐ろしい時代になったものだ。
もし iPod touch 用に「価格.com専用閲覧/検索ウィジェット」を作れば秋葉原専用機として一定の需要はあると思う。
(財)日本ユニセフ協会の寄付金の使途に不明瞭な部分がある、とかいう話。2年ほど前のエントリ。
日本ユニセフ協会の謎 – 野良里蔵狸 -norakura-
エントリ自体は問題点の指摘だけで終わっているのだが、後に付いたコメントで長々と議論になっていて興味深い。まとめると以下のような感じ。
エントリの内容:
・日本ユニセフ協会はユニセフから直接委任を受けてできた団体ではない
・25億円を使って品川に豪華ビルを建設
・国連ユニセフ親善大使の黒柳徹子氏が困惑している
・外から名簿を買ってきて勝手にDMを送りつける騒動を起こしている
・役員には天下りらしき人々がずらり
・黒柳氏に「寄付を集めているなら協会を通すようにしてもらえませんか」と持ちかけたところ「寄付金は無駄にせず全額送りたいので」と断られた
コメントの議論:(関連性重視・時系列無視)
・他人の善意に寄生するようなヤツはユニセフの名を騙るな
└寄付するならユニセフの直接の下部組織であるユニセフ東京事務所(黒柳徹子が公開している口座)の方が信用できる
└ユニセフ協会とユニセフ事務所が分かれているのはヨーロッパも同じ。ユニセフ事務所は政府交渉役であって、寄付受付や広報活動はユニセフ協会と分業しているのでは?
└このエントリではユニセフ協会があたかもユニセフ本体と関係ないように書いているが、ユニセフ本体にきちんと拠出金を送っている関連組織である
└ユニセフ事務所側で寄付口座が公開されているのは黒柳徹子独自の判断であって、本来なら寄付はユニセフ協会にすべき
└ユニセフ協会は税金控除のために領収書まで発行してきちんとサポートしてくれる。一方の黒柳口座は何も考えていない
└黒柳口座は政府認定を受けていないので税控除には関係ない
└寄付を税金控除対象にするには政府認定が必要。そのためにユニセフは日本国内向けに独立した組織を作らざるを得ないのではないだろうか。財団法人だからといってユニセフと関係性が薄いとは思えない
└諸外国でも同じ事情があるとすれば、ユニセフ本体が各拠点に独立した現地法人を置いているのは納得がいく
└年1万円を超えないと税控除対象にならない。額が少なければ税制面の優劣はない
└ユニセフ協会の寄付金は8割以上が確かにユニセフに送金されているという事実がある
└8割では2割が無駄になっている。黒柳口座に寄付すれば100%送られる
└8割は上出来。もっとひどいエセ慈善団体もある
└実経験からいえば、管理費が2%というのは妥当なライン。広報活動の規模から言えばそれなりの経費がかかるのは当たり前
└ユニセフ支部報によれば、グッズ販売価格の50%が運営資金に回されるらしい
└うろ覚えだが、いつかの支部報に支出内訳の3%が援助物資に回されると書かれてあった。少なすぎる
・このエントリによってユニセフ協会の寄付が少なくなり、結果的にユニセフへの送金額が減ることは良いのか
└黒柳口座に寄付先を変えればユニセフ協会ピンハネ分の無駄が減る
└管理費2%が不当、事業費10億円が不当だとはいうが、10億円を投資せずにどうやって154億円もの寄付金を集められるというのか。ここ十数年のユニセフ本体への送金額を見る限り、事業が着実に成果を挙げていることは事実
└外務省が(財)国際開発センターに依頼した調査報告書によれば、ユニセフ協会が90年代の方針転換によって積極的アピール(DM等)で拠出金を4倍に増やしたとある
└さらに「日本では寄付金を管理費に使うのはもってのほかという風潮があり、人件費が経費であって儲けではないという認識が欠如している」と指摘している
└おそらくユニセフ本体にとって有難いのは黒柳口座よりもユニセフ協会の方だろう
└どちらに寄付するかは寄付する人の判断。最終的には確実にユニセフ本体に送られるのだから
・日本UNHCR協会もユニセフ協会と同じやり口で金を集めている。行政はなぜ放置しているのか
・日本政府はユニセフ本体に1.5億ドル(2004年度)の寄付を行っている。これは国民一人一人が140円寄付したのと同じ
・私はDMがきっかけで寄付を始めたのでDMの効果はあった
└DMを送る金があるなら全額ユニセフに回せ
└寄付金を100%現地に送るという考えは本当に困っている人のためにならない。寄付してくれた人の意志を尊重し、いただいた寄付金をもっとも効果的に使う策を考えなければならない
└パーソナルラベルを貼っておくなど、豪華な作りのDMだったのは事実
└豪華なDMだったので逆にひいた
└振り込め詐欺と同じような手口じゃないのか
└DM会社にいくら流れているのか知りたい
└問題なのはどこから名簿を仕入れたか明らかにしていないことにある。こうした配慮不足から不審に繋がっていることは見過ごせない
└DMが豪華なのは、豪華にした方が効果が高いと判断したからでは。とはいえ最近はDMの効果は落ちてきているらしい
└豪華にするのは逆効果。早くこのことに気付かないとユニセフ協会は信頼されなくなる
・このエントリはミスリードを誘っている。ユニセフ協会が全体として不当な活動を行っているかのように書いているが、指摘すべきは「無駄遣いと思われる部分がある(豪華ビル建設)」ということだけではないのか
└問題点が組織や使途の信頼云々でなく無駄遣いをしている疑惑があるだけであれば寄付を止める理由にはならない。募金はしないよりしたほうがいい
└このエントリによって寄付をやめた人がいるなら、やめさせた筆者は「子供達を救う手だてを奪った悪者」というポジションになる
└エセ科学の流布問題と同じように、善意がからむだけに厄介だ
└寄付をやめるのはあくまで自主判断。ユニセフ協会への寄付をしなくなっても代わりに黒柳口座に寄付すれなら問題ない
・ユニセフ本体もひどい有様。寄付は違う道を考えた方がよい
薄給ながら食うに困らないほどの稼ぎをしている身としては、何らかの形で人に施しをした方がよいと思うのです。ただ、どのようにするのかは人によって考え方が大きく違うんですね。寄付金は寄付金のまま困っている人にそのまま渡すべき、とか、事業化して最大限効率的に支援すべき、とか。私はどちらかというと後者です。
外科医になって目の前の一人一人を救うのか、薬品の研究者になって何万人もの人々を救うのか、という問題と同じですね。私は自分が金を出すからには効果的に使って欲しいのでしっかりした運営をしていて経費も事業投資もそれなりの規模になっているところを選びたいです。非営利活動は目的が非営利なだけで、やっぱり運営にお金が絡むからには本質はビジネスなわけです。事業なわけです。
自分の寄付に対して経費とか投資とかを認めたくなければ、たとえば近所の生活に困っている独居老人を直接訪ねていくとか、誰も信用せずに自分の手足を使って支援するしか選択肢がないのかなと思います。そうなると私のように、寄付したいお金を握っているだけの人は何も出来ない。何千人もの人から一度に協力してもらうには、そうした「お金を握っているけどそれ以上何も出来ない人」から効率的にお金だけを吸い上げるようなスキームが必要です。それには経費も投資も必要で、維持していくのにたくさんの専属スタッフが必要で、関係者が多ければ中には善意を悪用しようと考える人も出てくるでしょう。そのとき問題になるのはその「善意を悪用しようとする人」であって、「効率的にお金を吸い上げるスキーム」ではない。そして寄付をした立場からはそうした人が悪さをしていないかだけを気にしていればよい。つまり無駄遣いをしていないかだけをチェックしていればいいのです。
非営利組織のスタッフはコスト削減につとめるべき、というのは同意です。しかし適正な必要経費というものは維持して欲しいです。25億円もかかるビルを建てるのはやりすぎですが、だからといって品川駅の一等地からはずれて家賃の安い郊外で仕事をすべき! というのもどうかと思います。たとえばそんな事実を知った子供が将来その仕事に就こうと思うのか。社会的立場が低くなったり心理的な隔たりが高まったりすることでどのくらい業務に響くのか。そもそもそんなことで社会的に信用される職業として成り立つのか。
今は「非営利活動」というものが神聖視されすぎています。あくまで目的が営利か非営利かという違いであって、組織であり、構成員が生活するための仕組みである以上は運営資金を確保しながら最大限の効果(経済的、社会的、その他の面で)を挙げるという本質は同じです。ユニセフ本体は全体の意志決定を目的とする公共組織かもしれませんが、寄付を集めるという目的を持つユニセフ協会はいわば「会社」です。さすがに無駄遣いは困りますが、それでも信頼に足る実績を残していることは評価したいです。
まあ、だからといってユニセフ協会に寄付すると決めたわけではないんですがね。収支報告はやっぱり不明瞭だし。ユニセフだけでなく、ほかの支援プログラムの実態についてもっとよく調べてから決めようかなと思います。