近所のファミレスを勝手にホットスポット化計画

2007年4月16日

FONルータが安かったので購入してみました。

FONについて簡単に解説すると、無線LANのアクセスポイントを互いに使えるようにしようぜというコミュニティ。コンセプトはいいんだけど実用にはほど遠いカバーエリアと、管理は個々人に任せるという頼りない運用実態のため、設置に自己満足するマニアと新しもの好きの変態(私含む)にしか導入が進んでいない。でもいま一番ノリに乗ってるコミュニティの一つ。
さて、こんな田舎で導入しても実用的に届く範囲にはアパート2棟ぐらいしかない。せっかくなのでもう少し有効な使い方を考えてみました。70mほど離れたところにあるファミレスを勝手にホットスポット化してしまえ計画
調べたところ電波到達距離は実用50m、限界100mというところらしい。ただし見通しの良いところ限定での数字なので実際はちょっと厳しめかも。

測定結果

まずは論より証拠。まずは以下の3地点を計測してみました。
(アンテナマークが発信地点。Xマークが計測ポイント。ピンクの範囲が指向性イメージ。赤い範囲がファミレスのホールエリア)

<母艦(FTTH直結)>
3.2Mbps
<部屋の中>
2.3Mbps。アンテナ4本(最大)。もちろんバリバリに使える。
<アパートの駐車場(上から1番目のX点)>
100k~1.6Mbps。約27m。FONルータをほぼ目視可能。
<ファミレスの駐車場(上から2番目のX点)>
70k~250kbps。約65m。アンテナは2本。ぎりぎり目視不可。
<ファミレスの駐車場の端(一番下のX点)>
10~70kbps。約70m。アンテナは1本。まったく目視不可。
さらに遠くだと切れてしまったりして測定できるレベルではなし。
元回線はFTTH、実験時は帯域制限なし。測定にはS01SHを使用したため処理速度がネックの可能性アリ。あくまで相対比較として見た方がよいかと。測定サイトはスピードテスト。3回以上の測定をもとに算定。
うーん、このぶんだとファミレスの屋内まで届くのは厳しそうだなあ。
ちなみに指向性を持たせた上での数値です。型紙とハサミとアルミホイルですぐできるお手製反射板。取り付けるとこんな感じ。

せいいっぱい飛ばしてもこの結果。やはり無線LANは無線LANとして部屋の中だけで使うためのものなんですね。これがPHSのマイクロセルだったら実用レベルでカバーできそうなんですけど。
やはりFONは格安のルータをいじり倒す方が面白そうだ。

One thought on “近所のファミレスを勝手にホットスポット化計画”

  1. DD-WRTをインストールして、電波出力上げたらどうなるのか気になるなあ

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