She came from apple-shaped planet Korin.

2007年3月22日


「読み逃げ」はダメ? – Slashdot Japan
モヒカン族問題とか、はてな村住人との軋轢とか、「読み逃げ禁止」等のmixi独自ルールの軋轢とか、無断リンク禁止の賛否とか、キリ番踏み逃げ禁止の賛否とか、そういったローカルな対立は「住んでる星が違う」の一言で片付けてしまえばいいと思いますね。

(※今日はローカルルールを擁護してみるテスト)
そういった自分にとっては理解しがたいルールや行動特性を持っている集団がいたとして、彼らが自分たちのルールを押しつけようとしても、反対にこちらのルールを向こうに押しつけて反撃するのはあまり得策ではないのかな、と思うのです。グローバルスタンダードの存在は認めた方がよいけど、別に全員がそれに染まる必要はないんじゃないかな、と。ネットも層が厚くなったんだから棲み分けるところは棲み分ける必要がありそうです。
たとえば無断リンクの話だと、まあWebを何年もやっていれば無断リンク禁止に合理性と必然性がないのは分かります。禁止を主張することに嫌悪感を抱くことも同意します。でも「WWW上に公開されたりソースは法的に考えて…」などと切り出すのは解決策として回り道しすぎなんじゃないかと。
読み逃げの話にしても、mixiに大量移民してきた彼らが内向きのコミュニティを作り上げて独自ルール作ってわいわいやってるだけで、彼らが読み逃げ禁止に悩もうとmixi疲れになろうと彼らの中の問題なわけで。「そもそもWebの常識として…」とか「日記に有用な情報があれば…」とか持ち出しても解決するわけじゃない。
現実と同じように、知らない世界の話、接点の少ない世界の話はそっとしておいた方がいいのです。知らない人から理不尽な内容で苦情が来たら個別に詫びを入れて丁重にお帰り頂ければそれ以上の問題になることもないでしょう。別に利害関係があるわけでもなし。もっとも、こういった対応がとれるのは元々そういった集団と接点が少ないことが前提なので、よく付き合いのある友人にそういう人がいてしょっちゅう圧力をかけてくるのであれば別問題ですけども。
SNSとかのコミュニティサービスや日常うちわねた系ブログの増殖で、Webを情報を公開する場所としてではなくコミュニケーションツールとして捉える層が増えてきたのは事実でしょう。しかも30代20代だけでなく、10代の力も強い。10代に人気のぱどタウンモバゲータウンといった2ch玄人集団から厨房認定されるような内向きコミュニティの盛り上がりようも凄まじい。そういったコミュニティではmixiで起きているような閉鎖的コミュニティ以上に閉鎖的な部分もあるわけです。自ブログで公開しているweb素材は無断ダウンロード禁止とか、リンク元ブログ管理人の許可無くリンク先ブログの管理人にコンタクトをとるの禁止とか。
もしかしたら10年後にはこうした世代が当たり前のようにネット上を闊歩し、いまのネットの常識などはオジサン達の戯言として片付けられてしまうのかもしれません。「らーめンぅまかッたぁ☆ンで ヵラォヶぃってまぢぅけた」とかいう書き方が新しいネット標準語になるのかもしれません。そんなわけ…いや、ないとも言い切れません。
だから奇妙な新興集団に真っ向から牙をむくことはやめて、長い目で温かく他人事として見ればいいんじゃないでしょうか。なるべく近寄らず、なるべく接しないようにしながら。
小倉優子のキャラ同様「住んでる星が違う」という一言で思考停止。無用の対立は阻止。これでいくらか幸せになれると思います。できればネットの流行語ぐらいになってくれるといいですね。

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