11月22日に香川大学にて講演してきました。
テーマは情報サイト更新体制の事例紹介。
…言い方によってはかっこいいな。
お呼びが掛かったのは高校時代の友人J氏から。彼の所属する大学の研究室が情報サイトの設立・運営を考えており、情報サイトのノウハウが必要らしい。私はとある団体で長いこと情報サイトを運営していたのでちょうど適任だった、というわけです。
招く側の人(J氏)を直接知っている上に、実家近くなので帰省とも兼ねることができるし、さらにこちら側の情報サイトについてある程度幅広く知っているという3条件が揃っていたので快く引き受けることにしました。
<進まない原稿>
非公式ながらオファーを受けたのは9月。原稿を作ろうとするもなんだかんだで全然進まず、書き始めたのは半月前の今月はじめ、筆が進み始めたのは出発3日前でした。コンピュータが扱えないメンバーがいると聞いて技術的な単語を削ってみたり、うちわだけでなく地元企業の方もいらっしゃると聞いて視点を大きく変えてみたりと書いては直し書いては直しの連続。こんなに密度の濃い大学のレポートを書いたことがあっただろうか。こんなに長い大学のレポートを書いたことがあっただろうか。
自分たちのやっていることを全部語ろうとすると本が一冊書けるような気がします。それをぎゅぎゅっと凝縮して1時間やそこらにまとめるのです。だんだん不安になってきました。やはり本格的に手を付けるのが遅かったのか出発前日は事務所で徹夜作業。出発3時間ほど前に何とか暫定版を完成させて幹部陣を集めて内容に誤りがないか、機密は含まれていないかチェック。すぐに家に帰り30分で身支度して出発。うひい。
講演は22日の午後。帰省も兼ねるので早めに20日の夕方に到着。バスの中でも原稿を練り飛行機の中でもたいして休めず、空港に知り合いを呼びつけておいしいご飯を食べさせてもらいます。そして夜になり海を渡ってようやく実家到着。メールチェックもできずにばたんきゅ~。
<Y氏の到着>
講演の謝礼も出るとのことだったのでどうせならそれを旅費にまわして何人か連れて行こうと思ったんですが、あいにくうちの大学は試験期間のまっただ中。予定の合いそうだった人たちも突然の試験が入ったりして参加できず、結局私と技術部の重鎮Y氏の2人のみの参加になりました。というか、私の試験が入らなくてよかった。
そのY氏が飛行機で到着するのが21日夕方。ばたんきゅーの翌日昼には起きて再び原稿を書きます。その後2時間以上かけて高松駅前まで行き合流、そして飲み屋、そして最終フェリーで島に渡り、実家の風呂が汚いので近くにある温泉へ。そして実家到着。
Y氏に原稿を見せると「こんなんじゃだめだよ」。さすがは我が団体の抵抗勢力。ちょっとでも気になったところは容赦なく指摘していきます。何でもなあなあで進んでゆくうちの団体にとっては貴重な存在だと思います。そして出た結論は全面的に書き直し。
たまたまY氏は出先でレポートをやろうとノートパソコンを持参していました。それを使い夜通しで修正作業です。長旅の到着間もないY氏はそのまま力尽きるも、私は前日に寝ていたのでなんとか原稿とスライドも完成させました。時刻は8時です。完成原稿を最終版として幹部陣にメールで送り、用意された朝食を食べてそのまま1時間半ほど仮眠。11時に家を出て昼過ぎに高松到着。なじみのうどん屋2軒を回り(私は量を食べられず2軒目には入らず)13時半に香川大学本キャンパスに到着。
<いよいよ講演>
さっそくJ氏と合流しY氏を紹介。研究室にて教授に挨拶し、講演会場に通されます。
広っ。
できてまだ間もないのか綺麗でやたら広い部屋でした。うちの大学の200人教室より少し狭いぐらいでしょうか。プロジェクターもスクリーンも立派です。少し話す練習をしてみますがうまく話せません。原稿の流れは何度か読んでだいたい頭に入りましたが、公式の場で喋り慣れていないせいかうまい言葉が見つかりません。いや、今に始まったことじゃないんですが。
しかし昔っからの本番“だけ”に強い体質からか、初めの一文(自己紹介)がうまく喋れればそのまますんなりと言葉が続きました。
講演の始まったときには30人~40人の参加者が集まり、半数以上が地元企業・官庁などの一般参加者のようでした。予想とずいぶん違ったのでビックリです。はじめのイメージではせいぜいゼミに使われるような広さの部屋で10人程度の学生を相手に話すような感じだと思っていました。いやいやいやいや、全然違うし。
スライドの操作は私がするところでしたがY氏が買って出てくれたので、少し無理をしてスライド以外にも実際のページを見せながら説明したりとアドリブをきかせまくりました。配付した資料はスライドの印刷物のみで、他には話の流れに沿ってメールマガジンの印刷物や広報誌の複製その他の資料を回してもらいました。講演終了後には発行している雑誌を十数冊ほど配りました。
教授にはあらかじめ「1時間~1時間半程度でしょう」とは伝えておいたのですが、実際に終わったときには2時間が経っていました。これは内容凝縮の失敗と言うべきか、舌が止まらなかったというべきか。
<反省>
参加者の皆さんに内容を理解してもらえたかどうかは私には分かりません。スライドには全ての情報やトピックを含めずに口頭で話すことだけで終わらせてしまったことも多かったので、メモをとってないといちいち分からないところも多かったでしょう。
(力尽きたので後で追記)
大学で講演してきました
2004年12月6日