S01SHで動画を楽しむにはWindows Mobileに適したデータに変換する必要がありますが、いちばん綺麗に見られるような設定条件を模索してみました、
S01SHの画面サイズはWVGA(800×480)なので動画もWVGAサイズに合わせるのが最適なのですが、処理能力がネックになる可能性も考慮して、フレームレートを落としたりサイズを4分の1にしたりとパターンを用意して再生可能性と画質を比較してみます。
パターンA(高画質高レート):WVGA(800×480) 29.97fps 1500kb/s XviD
パターンB(高画質低レート):WVGA(800×480) 14.985fps 600kb/s XviD
パターンC(標準画質高レート):QVGAワイド(400×240) 29.97fps 800kb/s XviD
パターンD(標準画質低レート):QVGAワイド(400×240) 14.985fps 300kb/s XviD
参考:変換前(704×396) 29.97fps DivX
動作確認に使用した映像はらき☆すたとG☆A(る~んの方)。動画変換ソフトはFFMPEG + 3GPP Converter。再生ソフトはTCPMP。
ダンスシーン
変換前
パターンA(高画質高レート)
パターンB(高画質低レート)
パターンC(標準画質高レート)
パターンD(標準画質低レート)
変換前
パターンA(高画質高レート)
パターンB(高画質低レート)
パターンC(標準画質高レート)
パターンD(標準画質低レート)
激しいダンスシーン。パターンAはコマ落ち気味なので見ていてかなり辛い。部分的に動くシーンには問題ないものの、合間に一瞬挿入されるコマ(前半の「いい加減にしなさいっ」の部分)は完全に落ちてしまう。一方パターンB、C、Dの表示は問題なし。ただしパターンDは画質の荒さが極端に目立つ。
タイトルキャッチ直前
変換前
パターンA(高画質高レート)
パターンB(高画質低レート)
パターンC(標準画質高レート)
パターンD(標準画質低レート)
大量のオブジェクトが乱舞するシーン。パターンBは問題なし。パターンCとパターンDは画質が粗くて星形が判別できず、ほとんどブロックノイズにしか見えない。パターンAはコマ落ちどころか完全に停止。
針金おかわりシーン
変換前
パターンC(標準画質高レート)
※画質が大差ないので画像省略
2~3コマが繰り返し素早く入れ替わるシーン。パターンAは停止。パターンBとパターンDは問題なく表示。パターンCはループの回数が半分ほどに間引かれてカクカク表示。フレームレートが高い方が正常に再生されないというのは予想外。
3D戦闘シーン
いずれもパターンC(標準画質高レート)
もの凄い速さでいくつもの弾道が絡み合うシーン。画面が次々と切り替わるにも関わらず、パターンA以外はきちんと正常表示。パターンAだけコマ落ち。
映像サイズ
参考までに、1話24分の映像を圧縮した場合のサイズを比較。
変換前:218MB
パターンA(高画質高レート):270MB
パターンB(高画質低レート):116MB
パターンC(標準画質高レート):145MB
パターンD(標準画質低レート):64MB
まとめ
総合した結果、もっとも見るに堪えるのはパターンB(高画質低レート)のようです。それなりの画質を保って、しかもコマ落ちしていません。
まあ別に外出中にまでテレビ録画を見ようとは思いませんが、ベッドで寝転がりながらテレビが見られるというのはけっこう便利なもんです。