官製不況に5番目の波――割賦販売法改正

2008-10-19 22:29 | 雑記

貸金業法、建築基準法、金融商品取引法、携帯電話の割賦販売に続く第5の「K」が官製不況をもたらす、というお話。

携帯電話の割賦販売導入で縮小した市場

“官製不況”で携帯販売激減 4番目の「K」業界悲鳴 – FujiSankei Business i.

新料金プランが直撃/メーカー淘汰必至

 携帯電話の販売台数が急減している。総務省の“指導”により、昨年秋以降、携帯端末の価格は高くなるが、利用料が安くなる新たな料金プランが導入され、1台の端末を長く使う人が増えたためだ。国内で8社がひしめく端末メーカーの今年度の出荷台数は2割近く落ち込む見通しで、再編・淘汰(とうた)の加速は必至だ。関係業界からは、貸金業法改正、建築基準法改正、金融商品取引法施行に続き、携帯で「4K」となる“官製不況”に悲鳴が上がっている。(上野嘉之)

携帯電話の販売方法については高額なインセンティブを使って初期費用を安く見せかけるという方法に問題があるということは以前から指摘されていて、最近になって携帯電話の購入時に初期費用の安い分割払いか月額費用の安い一括払いを選べるようにシフトする流れになっている。ユーザの声というか、ユーザの声をくみ取った総務省の指導によってだ。

バリューコース・ベーシックコース – NTTドコモ

au買い方セレクト – au

新スーパーボーナス – SoftBank

高額なインセンティブによる販売方法の何が問題かというと、ユーザは常に購入費用が安く買えることだ。何回機種変更をしても安く買えるのだから、短いサイクルで携帯電話を変えた方が得になる。反面、長いサイクルでしか携帯電話を変えない人は損になる。なぜなら購入費用を安くするための補填費用は月額料金に上乗せされてユーザ全体で負担することになるからだ。そして、短いサイクルでどんどん買い換える風潮になった結果、全体としての購入金額が膨らんでゆく。キャリアとメーカーにとっては天国だが、ユーザにとっては地獄でしかない。

新しい買い方を導入したことで、これが改善された。
まず月額料金に補填分が乗らなくなったので基本料は安くなった。一方で購入費用を安くすることをやめて、ユーザは自分の購入する金額だけを負担すれば良いこととなった。これでユーザ間の不公平さは消え、短いサイクルで買い換える流れもなくなった。結果としてユーザ全体の負担金額が下がった。一方でその割を食ったのが端末メーカーだ。新しい機種を出しても売れない。

…本来あるべき姿に戻ったというべきだが、これまでずっと安定した収入をたたき出していた電機メーカーの携帯電話開発部門には魅力がなくなった。すでに開発部門はメーカーから見切られ始めていて、身売り・合併・再編の流れが起きている。

この割賦販売にまつわる総務省の指導は「官製不況」というほど影響範囲は大きくないので「4K」というより「3.5K」ぐらいかなと個人的に思う。

割賦販売の仕組みとは

ここでちょっと割賦販売の仕組みについて説明しよう。

新しい販売方法で分割払いで携帯電話を購入する場合「割賦購入あっせん契約」というのを結ぶことになる(一括払いの場合は不要)。この契約はパソコンや車を分割払いで購入するときの契約と同じもので、法律的には「個品割賦購入あっせん契約」という。一言で言えば信販会社に商品金額を立て替えてもらっているのと同じだ。販売店は商品代金をすぐに全額回収でき、後は契約者が信販会社に毎月支払いを行う。クレジットカードで分割払いにするのと同じ仕組みだ。ただし、クレジットカードで分割払いにする場合は法律的に「総合割賦購入あっせん契約」という別のものになるので法律上のハードルの高さや事故率に違いがある。契約者にとっての違いといえば、クレジットカード分割払いだと手続きは簡単だが、個別割賦は商品購入ごとに契約書にサインする必要があることぐらいだ。(割賦購入あっせん以外にも割賦にはいろいろある。分類についてはこちらに詳しい)

総務省は携帯電話キャリアに対してこうした「割賦購入あっせん契約」を使用した販売モデルを採用するように求めており、大手3社は昨年までに導入を完了している。(ソフトバンクは2006年10月、NTTドコモとauは2007年11月)

ところがここに来て、その販売モデルを再度変更することになりかねない事態が起こった。割賦販売法の改正だ。

今年6月、割賦販売法の改正法案が国会で成立した。その内容は悪徳商法による安易なクレジット支払いの押しつけを防ぐため、信販会社は与信調査を徹底して不要な購入をはじくようにしなさいというものだ。割賦販売の敷居の低さを利用して支払能力のないような人に個別割賦での購入を押しつけるといった悪徳商法が起きており、その温床をなくすための対策だ。しかしその法律がいつの間にか脱線してクレジットカードを規制する法案に様変わりしていることから、各所で問題視する声が出ている。

割賦販売法はこう変わる

とりあえず、経済産業省による基本資料はここにある。

特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案について(METI/経済産業省) – 経済産業省によるプレス

【法律改正の概要】

(1)規制の抜け穴の解消
①規制の後追いから脱却するため、現行の指定商品・指定役務制を廃止し、訪問販売等において、原則すべての商品・役務を規制対象とします。(特定商取引法・割賦販売法改正)
②その上で、クーリング・オフになじまない商品・役務(例:生鮮食料品、葬儀)等は、該当する規制の対象から除外します。(特定商取引法・割賦販売法改正)
③割賦の定義を見直し、現行の2ヶ月以上、かつ3回以上の分割払いのクレジット契約に加えて、2ヶ月以上後の1回払い、2回払いも規制対象とします。(割賦販売法改正)

(2)訪問販売規制の強化(特定商取引法改正)
①訪問販売業者に、契約を締結しない旨の意思を示した消費者に対しては、当該契約の勧誘をすることを禁止します。
②訪問販売によって通常必要とされる量を著しく超える商品等を購入する契約を結んだ場合、契約後1年間は契約の解除等を可能にします(消費者にその契約を結ぶ特別の事情があったときは例外)。

(3)クレジット規制の強化(割賦販売法改正)
①個別クレジットを行う事業者を登録制の対象とし、立入検査、改善命令など、行政による監督規定を導入します。
②個別クレジット業者に訪問販売等を行う加盟店の行為について調査することを義務づけ、不適正な勧誘があれば消費者への与信を禁止します。
③訪問販売業者等が虚偽説明等による勧誘や過量販売を行った場合に、個別クレジット契約も解約し、既に支払ったお金の返還も請求可能にします。
④クレジット業者に対し、指定信用情報機関を利用した支払能力調査を義務づけるとともに、消費者の支払能力を超える与信契約の締結を禁止します。

(4)インターネット取引等の規制の強化
①返品の可否・条件を広告に表示していない場合は、8日間、送料消費者負担での返品(契約の解除)を可能にします。(特定商取引法改正)
②消費者があらかじめ承諾・請求しない限り、電子メール広告の送信を禁止します。(特定商取引法改正)
③クレジット事業者に対して、個人情報保護法ではカバーされていないクレジットカード情報の保護のために必要な措置を講じることを義務づけるとともに、カード番号不正提供・不正取得をした者等を刑事罰の対象とします。(割賦販売法改正)

(5)その他
①違反事業者に対する罰則を強化します。(特定商取引法・割賦販売法改正)
②クレジット取引の自主規制等を行う団体を認定する制度を導入します。(割賦販売法改正)
③訪問販売協会による自主規制の強化を図ります。(特定商取引法改正)

(※以後、この法律について私見を述べていますが私はとりたてて法律に詳しいわけではないので誰かもっと詳しい解説をしている人とかここに続くコメントとかトラックバックとかを見ておくと馬鹿を見ないですむと思います。念のため!)

注目したい点は次だ。

第35条 3の3
クレジット会社は支払能力があるかどうかをしっかりと見極めなさい。支払能力の基準は経済産業省が決めます。
(意訳)

つまり、パソコンや車を買うときにローンを組む場合はいちいち年収や銀行口座の残高証明を提出しなくてはならない。他の借り入れ状況や支払履歴まで証明しないといけない。…と言わんばかりだ。実際の基準は経済産業省が決めるのだろうが。

これがその通りだとすると、1万円で携帯電話を買ったとしてもNTTドコモやKDDIやソフトバンクは支払能力の調査をしなくてはいけない。トヨタの販売会社も三越も高島屋もヨドバシカメラもみんな支払能力の調査をしなくてはいけない。
(注意:自動車購入時に提携銀行ローンを使用する場合など、割賦購入あっせんではない割賦販売もあるので全部が全部ではない)

第35条 3の4
経済産業省が決めた支払能力を超えてローンを組むことは認めません。
(意訳)

この基準というのが厳しい。簡単に言うと「自宅を売ったり担保に入れたりすることなく生活維持費を確保した上、支払いに充てることができると見込まれる1年間当たりの金額」となる。これにさらに経済産業省が一定の係数を掛けるのだ。400万円の年収の人が200万円の車をローンで買おうとしてはじかれても文句が言えない。個別割賦だけでなく包括割賦も同様に規制対象で、クレジットカード業界では「係数を変更すれば自由に与信枠のコントロールが出来るのは事実上の総量規制ではないか」と動揺が広がっている。当の経済産業省は総量規制を否定しているが、貸金業法改正の際には総量規制が導入されて業界が大混乱に陥ったことから油断はできない。

貸金については現在「年収の3分の1まで」という制限がかかっており、新しくできた消費者庁に所管が移されることになっている。割賦販売法も所管になるかについてはまだ不明だが、消費者庁設置時の文書には割賦販売法についても触れられている。もし両法律とも消費者庁が担当することになれば、貸金業法と割賦販売法の枠が統合される可能性がある。そうするといよいよ与信枠は小さくなっていく。

それから、現状では同居家族の収入を信用情報の一つとして無収入の主婦や学生にもクレジットカードを発行している。貸金業法と運用が統合されれば無収入を理由にカード審査を落とさざるを得ないし、既に発行したカードも停止しなければならないだろう。百貨店やショッピングセンターの収入激減は必至だ。

第35条 3の10
契約時に脅したり不利益になる情報を隠したりするとその契約は撤回できます。契約が撤回された場合、既に払った代金は返還請求できます。
(意訳)

つまり、契約に際して何か不備があれば既にいくら払っていようと金額の返還が保証される。誰もが恐れた貸金業法の過払い請求と同じことが起きる。

現状では改正割賦販売法は未施行(成立から1年6ヶ月以内に施行)で、監督官庁も実運用も未定のままだ。しかし法律だけはしっかりと成立しており動揺だけが確実に広がっている。何も決まっていないままという「恐怖」が業界の萎縮を拡大させるというのは金融商品取引法の導入時を見れば明らかだ。

「金融危機拡大は過剰与信の結果で、それを規制するのは当然のこと」というのは分かる。しかしバブル崩壊の話には総量規制という単語がついて回るし、支払能力の算定基準によってはバブル崩壊時と同様に消費を急減速させかねない。だいいち、財政出動してでも消費を拡大させる政府の方針と矛盾するし、これまで国策でやってきた住宅ローンの過剰供給の方針とも食い違う。金融危機を招いたサブプライムローン問題の本質は過剰与信で住宅ローンを高リスク層にも拡大していたことではなく(もしそれだけだったら単なる土地バブル崩壊で終わってる)、高リスクを高リスクときちんと認識できなかった金融システムの欠陥によるものだ(と私は信じている)。貸金業法もそうだが、高リスク取引の存在を許さない法規制はどう考えてもおかしい。本当の問題は高リスクと低リスクがごちゃ混ぜになってしまうことなのに。

次々と法律を脱線させていって一体何がしたいのだろう。遅くとも1年以内に、迷走劇場の第4部――金融商品取引法、貸金業法、建築基準法に続く――が始まる。

携帯電話の販売方法はこう変わる

話を携帯電話の割賦販売に戻そう。

考えられるシナリオとしては、携帯電話を割賦で購入する際には信用調査が必須になるので、場合によっては収入証明や銀行口座の残高証明を提出しないといけない。これを嫌った携帯電話ユーザが割賦販売でない以前の方法で支払うことを選択することも増えるだろう。そうせざるを得ない人も増えるだろう。いやもしかすると、信用調査や個人情報管理などで煩雑になることを嫌った携帯電話キャリア自らが以前の販売方法にシフトするかも知れない。これでは、総務省の指導に反することになる。

一つの結論としては、イー・モバイルのやっているような長期契約割引とかご加入アシストとかいう複雑なしくみを作って擬似的に割賦販売を実現するやり方がある。この方法だと割賦購入あっせん契約はいらなくなるし、総務省の指導にもある程度沿う。(風の噂では某社では本気で検討しているとかしないとか)。

かつてソフトバンクが先陣を切って割賦販売を導入したとき「新スーパーボーナスは分かりにくい」と散々叩かれまくったが、もっと複雑でいやらしいプランを用意したイー・モバイルがここにきて一人ぬくぬくとしているのは何かの皮肉なのだろうか。

以上、ドコモとイー・モバイルを使っている1携帯電話ユーザの他人事ではない話、ってことで。

(※再掲:この法律について私見を述べていますが私はとりたてて法律に詳しいわけではないので下に挙げた参考資料とかここに続くコメントとかトラックバックとかを見ておくと馬鹿を見ないですむと思います。念のため!)

蛇足

こういうのって、なんでニュースにならないんだろうね。

まともな分析記事は下に挙げた参考資料ぐらいしか見つからなかった。情報少なすぎ。

参考

一次資料は以下。

特定商取引に関する法律及び割賦販売法の一部を改正する法律案について(METI/経済産業省) – 経済産業省

割賦販売法 – 法令データー提供システム

二次資料は以下。

“総量規制”への可能性が残る割販法改正案に業界は騒然 – ダイヤモンドオンライン

トヨタも恐れる割販法改正 – 日経ビジネスオンライン

クレジット払いに規制の網 改正法案の中身に信販業界は騒然 – 日経ビジネスオンライン

クレジット・信販 2つの法改正で羽交い締めにされた悲劇 – 倒産速報と不良債権処理

割賦販売法改正の行方を監視しよう! – All About マネー

「主婦はカードを持てなくなる」ってホント – ミセス All About

個人ブログによる分析は以下。

【金融】トヨタも恐れる割販法改正 官製不況に4つ目の「K」? 個人消費に冷や水も(NBonline“時流超流”)[08/06/16] – 2ch ビジネスニュース+ ダイジェスト

改正特定商取引法と改正割賦販売法が遂に成立!で、どうなるの?! – お金の秘密

宝飾品専門店チェーンに嵐 ―割賦販売法の改正 ― – 専門店 徒然草 By ワールドウエル

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暗黒の1週間まとめ (10/7~10/17)

2008-10-19 13:39 | 雑記

^N225: Summary for NIKKEI 225 – Yahoo! Finance

10/9~10/16の日経平均株価のチャート。

NIKKEI 225 Chart
(クリックすると拡大)

そうそう見られるものではないので、記念にキャプチャを取っておこう。


暗黒の1週間のまとめ。

【10月6日以前】
9月15日、リーマンブラザーズが経営破綻。
9月18日、米欧の中央銀行が大量のドル供給を発表。29日に供給枠引き上げ。
9月29日、米金融安定化法案がまさかの否決。ダウ工業株平均は過去最大の777ドル下落。
10月3日、米金融安定化法が成立。

【10月7日 火曜日】
日経平均終値は10155.90円(-317.19)。レンジは9916.21円─10363.14円。出来高は29億6513万株。
前日にダウ工業株平均が10000ドルを割ったのを受けて日経平均も1万円割れ。
英銀大手が政府に支援要請。ポンドが急落。
FRB議長が利下げを示唆するが逆効果で売り殺到。ダウ工業株平均終値は9447.11ドル(-508.39)。

【10月8日 水曜日】
金融危機拡大で暴落。
日経平均終値は9203.32円(-952.58)。レンジは9159.81円─10011.64円。出来高は28億5785万株。
下落率は9.38%で過去3番目。日経平均7000円─8000円説が飛び交う。
続いて始まったNY市場も下げ止まらず。ダウ工業株平均の終値は8451.19ドル(-128.00)で、1週間の下落率18.15%は過去最悪。世界恐慌を上回った。
米欧の中央銀行で協調利下げを発表して一時は円安に転じたが、再び円高が進行した。
ロシア市場では暴落を受けて30分で取引停止、2日間の閉鎖が決定された。

【10月9日 木曜日】
日経平均終値は9157.49円(-45.83)。レンジは9100.93円─9443.45円。出来高は29億1898万株。
上場REITのニューシティ・レジデンスが破綻発表。
ダウ工業株平均は急落。7日連続の続落で8579.19ドル(-678.91)、過去3番目5年5ヶ月ぶりの安値。米市場で金融株の空売り規制が解除されたことが一因。
WTI原油先物は1バレル=86.59ドル(-2.36)と2日連続の下落。
アイスランドで急速に金融危機が進行。大手銀行は国有化。株式市場は13日まで閉鎖された。為替市場でも同国通貨は取引不能の状態が続く。

【10月10日 金曜日】
米市場の急落を受けてパニック売り。開場8分、日経平均先物でサーキットブレーカー発動。9.11の翌日以来。
日経平均は寄り付きから42分で900円の下落。前日のREIT破綻に加え、未明の円急騰(1ドル=97.91円)、午前に大和生命保険の破綻発表と悪材料が続々。主要銘柄を中心に425銘柄でストップ安。東京原油もストップ安。
日経平均終値は8276.43円(-881.06)。レンジは8115.41円─9016.34円。出来高は32億7441万株。下落率は9.62%で10/8に代わって過去3番目となった。
アジア市場も軒並み下落。8日から取引停止が続くインドネシア市場は停止期間を無期限とすることを発表。
続いて始まったNY市場は不安定な値動き。一時は大きく上昇するもダウ工業株平均の終値は8451.19ドル(-128.00)で8営業日連続の続落。変動幅は上下1000ドル超。
WTI原油先物も下落。1バレル=77.70ドル(-8.89)。
深夜にはG7で公的資金注入で合意。

【10月13日 月曜日】
日本市場は休場日。(何を思ったか某情報会社がこの日の日経平均を発表するというハプニングがあった)
欧州市場は軒並み大幅の上昇。英国8.26%、ドイツ11.40%、フランス11.17%。いずれの国も政府により公的資金注入の方針が発表されたことによる。英国では大手銀行を実質国有化、各国中央銀行でドル供給の強化等の施策を発表。
アジア市場の午前は上げ下げまちまちの展開。取引停止中のインドネシア市場は4営業日ぶりに取引再開。その後急落。
続いて始まったNY市場は高騰。ダウ工業株平均は9387.61ドル(+936.42)で過去最大の上昇幅。上昇率では過去5番目。
WTI原油先物は1バレル=81.19ドル(+3.49)と4営業日ぶりの上昇。80ドル台を回復。

【10月14日 火曜日】
日経平均終値は9447.57円(+1171.14)。レンジは8407.94円─9455.62円。出来高は23億8300万株。
8日ぶりの大幅反発。上昇率14.15%は過去最大。
午前には日銀より9月の国内企業物価指数が発表。前年同月比6.8%のプラス。上昇幅は縮小傾向。
為替相場は10日未明から3日間下落。未明には一時1ドル=102.46円を付けた。
アジア市場は軒並み上昇。
NY市場は反落。ダウ工業株平均は9310.99ドル(-76.62)。現地午前に米政府が2500億ドルの公的資金注入を発表したことで一時は400ドルの急上昇を見せたが、その後は乱高下が続いた。

【10月15日 水曜日】
前日に続き上昇。
日経平均終値9547.47円(+99.90)。レンジは9269.49円─9601.30円。出来高は25億1233万株。
午前には9月の国際収支速報が発表(財務省)。経常収支の黒字は前年同月比52.5%のマイナス。貿易赤字に転落。
午後には年度上半期のマンション発売戸数が発表(不動産経済研究所)。首都圏では前年同期35.9%のマイナス。1994年以来の最低水準。
公的資金注入に対しては効果はすぐに出ないとの見方が浮上。
深夜には米小売売上高が発表。市場予測を下回り、NY市場は再び下落に転じた。
ダウ工業株平均は8577.91ドル(-733.08)。下落幅は9/29に続く過去2番目。下落率では過去9番目。

【10月16日 木曜日】
NY市場につられるように再び暴落。
日経平均終値は8458.45円(-1089.02)。レンジは8458.45円─9400.85円。出来高は25億6068万株。下落率は11.41%で、ブラックマンデーに次ぐ過去2番目。
円相場は14日午後から3日間上昇が続く。未明には一時1ドル=99.78円を付けてその後下落に転じた。
アジア・欧州市場も軒並み下落。英国5.85%、ドイツ6.4%、フランス6.2%。
2008年度補正予算が国会で成立。

【10月17日 金曜日】
値動きは少なめ。次週以降に続く四半期決算待ちのためか勢いなし。
日経平均終値は8693.82円(+235.37)。レンジは8539.51円─8763.71円。出来高は22億9961万株。

現在に至る。

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明るい返済計画 2008

2008-10-14 23:10 | 雑記

自宅の蔵書の棚卸しをしてみたら未読本が124冊もあってどうすりゃいいんだ、という話の続き。あれから1週間もしない間にさらに増えて、今では142冊になっています。

放置していても仕方がないので、とりあえず未読本を年度末までに40冊にします、と宣言してみる。

まず、142冊を40冊にするためにはうず高く積まれた本の山から102冊を読まなきゃいけない。んでもって、これから半年間の間に買うであろう本を一冊残らず読まないといけない。なかなか厳しいね。


(うず高く積まれた未読本の山(一部))

これから買いたい本を極限まで抑えて1ヶ月に20冊ペース購入したとして、5ヶ月半で110冊。合計212冊のノルマになるわけだ。1日にならすと1冊ちょい。できないこともない…こともない。いや、かなり厳しいんじゃないかな。できるかどうか分からないけれど、とりあえず努力目標に向かって挑戦してみます。

未読の中でも3割ほどはコミックだったりするので、そこから少しずつ山を崩していこうと思う。ほとんど読み終わっているけどあともう一息、という本もいくつかあるし。

ちなみに今日読み終わった本。

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「あたし猫」 by ナツメ☆

2008-10-13 13:33 | 雑記

あたし彼女のガイドライン – 2ch

あたし猫  夏目漱石

 

アタシ

名前?

まだなぃ ょ

まぁ普通にねこ

飼い主?

まぁ

当たり前に

いる

てか

いない訳ないじゃん

みたいな

生まれ?

ゎかんない。全然しらなぃし

チョー暗いとこ?で

ニャー☆ミニャー☆ミ泣いてたワラ


昨日飲み会で「あたし彼女」の話題になり、微妙に改変したりして盛り上がったのだが…後でぐぐってみると皆同じことを思いつくようで。げんなり。

(参照:日本ケータイ小説大賞:第3回はkikiさん「あたし彼女」 – mainichi.jp)

ということは明治文学という素材を使ってどんどんケータイ向けに翻訳(!)したら読者増えるんじゃねえの。と思っていたらこれまた皆同じことを思いつくようで。


名作文学をケータイ小説(笑)にしようぜ – ブログちゃんねる

わたしはエリ。フツーの女の子。この前パパが死んじゃって、生活のためにダンサーになってバイトを始めた!
エリ、フツーに可愛いほうでスタイル良いほうだったから、パネェ人気だった。舞姫とかいわれた。笑

でも店長が「エリはパパが死んじゃって大変だろ?俺と結婚してイイことしてくれたら、セレブな生活できるようにしてあげるよ?」だって!
キモチワルイイ。。おやじのいやらしい視線がエリの体を舐め尽くすみたいにはい回る。

エリ、泣いて帰った。
エリだって、かっこいい彼氏に恋して結婚して可愛い赤ちゃん生みたいよっ!

ママに訴えた!店長に言い寄られたって。でもママお金のために結婚をすすめたの。。。

エリ、絶望して、真冬の白銀の世界に飛び出した。

「寒いよぉ。サミシイよぉ。たすけてぇっっ。。」

「おいっ!何で泣いてるんだよっ?」

それが、トヨ太郎だった。。

お金くれて助けてくれたのがきっかけで付き合った。えっちもした。でも妊娠したら仕事を理由に逃げられた。マジ発狂した。スイーツ(笑)

(※森鴎外「舞姫」)

名作文学をケータイ小説(笑)にしようぜ@文学板 – 2ch

ぁたしマジで暇だったんで、

朝も夜も授業チューもずっとずっとケータイにぎって、

。・゚・☆日記・゚・☆。にテキトーに頭にぅかωだどーでもL1ーコトをだらだら書L1てたら

マジぁりぇねーくらL1どんだけなテラキモスなカソジになっちぁったωだヨねぇ0(・∀・)♪

(※吉田兼好「徒然草」)

ぁさ起きたら、何か虫みたいになってた↓

(※フランツ・カフカ「変身」)


さっき本屋に行くとケータイ小説が書籍化されている隣に夏目漱石の「三四郎」を見つけた。
中身を見るとなんと横書きで書かれていて、文字色も赤だったり青だったりカラフル。そして表紙にはジャニーズ系俳優の写真が使われていて中のページにもグラビアがあるという手の込みよう。(さすがに文章の改変はしていない)。

まったく先を越されたな!

こういった文章がどんどん軽くなっていくという流れはある程度仕方のないことだろうなと思う。何より私自身の実体験として「カラマーゾフの兄弟」の新訳版(旧訳版よりもはるかに平易)が出るまで読めずにいたのだから。世の中に読めない人がたくさんいるならあの手この手で読めるようにしていくのが当たり前の流れなんだろう。というわけで、私はケータイ小説を否定しない。

もしケータイ小説を小説として認めないと、次は「ライトノベルは小説か?」なんて議論が始まってしまって不毛なので、どっちでもいいじゃないかとお茶を濁しつつ不毛な争いには荷担しないことにしたい。

おまけ

おまけ。冒頭で引用したガイドラインスレより。

アタシ

信長

本能寺で

チョー盛り上がる

宴会やってる

さっき

ひまそうにしてる

光秀も

誘ってやったら

嬉しそうにクルって

お前そんなに騒ぎたいのかと

チョーウケル

あ、

きたみたい

続きはまた後で

 

 

あつ

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これからだろ。

2008-10-10 00:24 | 雑記

切込隊長が久しぶりに名エントリを書いている。

ようやく目当てのものが買えて国内で勝負ができるな – 切込隊長BLOG(ブログ)

 LBの件もそうだけど、もう下り坂なのは去年から分かってて、ブログでも散々書いた通りもうだめなのだから粛々と冬の時代に備えるべきと言ってたし、実際にそうしてきた。

 日経一万円割りました、9,000円台ですとか言ってニュースになってるけれど、そんなことでいまさら右往左往して泡吹いているほうがおかしいと私は思うんだけどね。分かってたはずなのに悲観論一色にされちゃって。馬鹿なんじゃないの、と。

 混乱しているので仕方がない面はあるけれども、いまの下方修正された主要企業の株価並べてみれば、あくまで体感的には7,000円ぐらいが理論株価なんだろうと思う。いちいち計算してないけど。でもいままで妙にみんな金余ってて、少ない投資先をジャブジャブの資金で鉄火場やってただけなんだから、地道に経済支えている製造業やサービスや流通なんかは変なところふるい落としてこれから徐々に経済効率を上げていく要の産業になっていく時期に入ったんだよ。

 私なんか相場に出た90年代なんて毎年のように銀行のシステミックリスクで世界経済崩壊の引き金を邦銀が引くだの何だのと脅かされて、それでも堅調で割安な銘柄選んで拾ってきてここまでやってきたんだ。8,000円割ったって、ドルが95円とかになっても全然驚かん。

 これからは新しいルールが模索されて、全然違うゲームが始まるんだぞ。何でバブルが剥げ落ちて株価が下落したとかで国民が総がっかりしているのか、理由が分からんわ。

 これからだろ。

 新しいルールの経済や社会や外交を模索していくんだよ。押し付けられたルールじゃなくて、彼らがコケたあとで一番力を残しているのは他ならぬ日本なんだ。中国人が銭に飽かせて外資系証券経由で日本の株や不動産買い漁って、下落して損してざまあみろだろ。日本だってバブル時代はアメリカの不動産にガンガン投資して、バブル崩壊して撤退したのと同じく、あいつらはこれから苦しめばいいんだ。

 アメリカの覇権が終わるかどうかは分からんが、とりあえず経済の面では新自由主義とかいうのが終わって、銭を担保に銭を借りて実態以上の経済を作り上げてどう威張るか、というルールが変わるんだ。マニュアルがなくなるわけ。自分の足で生きている人間にとっては、これほど考え甲斐のある時期はねえだろ。

 とはいえ、ここの段階で職場の首元が涼しいとか勝負に出られる銭がないとか言ってる人は、ゲームに参加する資格がないかもね。せっかくルールが変わるのにね。お疲れ様でした。欲も名前も表に出してなかったけれど、実は欲しいものがたくさんあるんだ。もう少ししたら、一生懸命買うよ。一年前だったら欲しくても買えなかったものが数分の一になってるし。あちこちに手を伸ばそう。私の人生で、こんなに大きい勉強のチャンスはたぶんもう来ない。日本にきた、久しぶりの動乱期だ。どんどん逝こうと思う。

(※全文引用。太字による強調は当ブログによる)

これは効いた。

度が過ぎた楽観論といえばそれまでかもしれない。でも、何だろうかこの有能感を呼び起こすような歯切れのいい叱咤は。しばらくぶりに資産残高見直したら全投資先が予想以上に綺麗に吹き飛んでて大騒ぎしていた私だが、私のような家計的にも年齢的にもリスク許容度の高い若造個人投資家にとって勝負のときはまだまだ先なのだろう。

IT革命(笑)の始まったころに漠然と感じていたのと同じように、経済もまた一つの時代が過ぎ去ろうとしているのは何となく分かる。アメリカを頂点とした華やかで安定した状態が崩れたところで、次に来るのが米欧なのか米中なのかもっと多角的なものになるのか知らんけれど、ルールが一旦崩れてゆくところに立ち会えるのは何と魅力的なことなのだろうと思う。私はこれから先まだ稼げるし、働けるし、投資できる。まさにチャンスそのものだ。

ただ、不幸なのは高齢者層だ。日本の年金制度はまず壊れるし、アメリカの年金も景気悪化でパフォーマンス降下。隣の国は国家存続のために国民の年金を質入れまでしてしまった。何も考えずに安心しきって将来を迎えたらハイこれからはシビアな時代の幕開けですよ頑張って下さいって、何と壮大な後出しじゃんけんなんだろうか。「外は寒いでしょうこの部屋にいれば温かいですよ保証しますよ」と言われ部屋に入ってくつろいでいるうちにいつの間にか外から鍵を掛けられてて暖房のスイッチ切られてたようなもんだ。このままでは間違いなく風邪をひく。

まあ、その一方で「外は寒いですけど適当に各自オーバーコートでも買って着ておいて下さい」とほったらかしにされていて、しかも閉じこもるべき部屋を気にせずどこまでも温かい場所を探して歩いていけるという若造もここにいるわけだ。そんな20代若造としては、そういう不幸な人々を見てそうですか大変ですねと言うしかないのだけれど。

何がいいことなのか知らんけど、とりあえず安定の時代の終焉は不可避なわけで。今までみたいにどっか景気のいいところにみんなぶら下がってみんなハッピーみたいなのはもう無いんだなということを頭に刻んでおくしかないのだろう。

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俺と100冊の未読本

2008-10-07 03:03 | 雑記

バーコードリーダを買ったので家にある本を全部データベース化してみた。

ZEBEX Reader

んでもってJaco氏に教えてもらったWebサービスに登録。

http://mediamarker.net/u/yagitch/

集計してみた。

総数:1264冊

うち約3分の2がコミック、残りが一般書籍。データベース化できたのが1243冊、ムック扱いだったりISBN登場以前のため登録出来なかったものが21冊。

未読:124冊

未読の124冊を金額に直すと約14万円。未回収投資として見ると洒落にならない金額だ。これがいま流行りの埋蔵金というやつなのですね。(違

良い本だと思いながら読めていない本をいくつかピックアップしておこう。読了した際はぜひとも記事にしたい。

(…翻訳書ばかりになるのはなぜだろう?)

ちなみに、先月は大量に本を処分したので(200冊~300冊くらい)本の山もいくぶんマシになった。とはいえ、未読は本棚に入りきらないからと段ボールに詰めるわけにもいかず(詰めたら気付くことなく死蔵してしまう)困ってしまう。

そんなところへ、良い本棚を見つけた。サピエンスというらしい。

Sapiens

Sapiens 202H – 関心空間

積むコンセプトの本棚なので未読本をどさどさ置いておくのにちょうどいい。しかし20000円もする。そのお金を本を買うのに回すかどうか迷うな。

というか、積ん読本を減らす努力が先だ。

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HTC Touch Diamond 発売前の試用雑感

2008-10-06 01:12 | 雑記

CEATEC JAPAN の Microsoft ブースに行ったところ、ひっそりと HTC Touch Diamond (しかもSIMあり)が置かれているのに気がついた。これ幸いとばかりに20分ほどいじり倒したので雑感をレポートする。

ブースでは誰もこの端末の存在に気がついていなくて苦笑い。前日のヨドバシカメラでは実機公開初日のためかなかなか触れなかったというのに。

写真撮影禁止だったので残念ながら画像や映像はなし。イメージ画像でお楽しみ下さい。

全体的な印象

スマートフォンなんだけれど、「携帯電話」にかなり歩み寄ったスマートフォン。ベースはWindows Mobileながら一般的な携帯電話に近づけるための工夫があちこちにある。そのためiPhoneと比べるのは間違っている。…間違ってはいるのだが、ハードウェア的にかなり影響を受けてしまったがために比較されてしまうという不幸な存在になりそう。何より画面切替の「ぎゅーん」「うにょーん」「ぽん」という感じを期待してはいけない。とはいえ、できることは同じ(というか、それ以上)なので、携帯電話の代替としてiPhoneに期待していたけれどあそこまで割り切る気にはなれずに躊躇してしまった人は検討の価値あり。

使った実感では、もっさりとは聞いていたが思ったほどイライラしなかった。一般的な携帯電話としては許容範囲内。動作が遅いというより指の動きをたまに認識しなかったり、感知からアクションまで一瞬の開きがあることで微妙に時間がかかり、少しストレスに感じる。

ブラウザ

Opera 9.5を搭載。過去の経験(EM・ONE標準搭載のOpera8.65、現在はEMONSTERでOpera9.5ベータ使用中)からするとOperaは起動が遅いのだが、Touch Diamondではそれほど気にならない。IEの起動と同じくらい早く、わりと好印象。

操作感は現在公開されているOpera9.5ベータ版と同様。全体イメージが縮小表示されるので読みたいところをダブルタップして拡大。もう一度ダブルタップで縮小。なぞればスクロール、はじくようになぞれば力加減によって勢いよくスクロールされる。iPhoneのSafariのように二本の指でつまんで拡大・縮小はできない。その代わり、画面下部にある円形パッド(ナビゲーションコントロール)の縁をぐるりとなでればじわじわと拡大・縮小ができる。これは気持ちいい。

ベータ版同様にメニューバーやアドレスバー、スクロールバーは使わないときは勝手に消えてくれる。つまり基本的に全画面表示。加速度センサーが付いているので端末を横に倒せば横向き表示に変わる。

Opera9.5ベータ版と違うのはアイコンがさらに洗練された感じ(私の主観だが)に変わっているところ。コンフィグ画面は時間の都合で確認できなかった。

メール

メールのプレビューを一通一通3D表示で確認できるが、一覧性は悪い。

文字入力時はソフトウェアキーボードが表示される。キーボードのレイアウトは携帯電話のボタンと同じテンキー式で、あかさたなが並んだボタンを連打することでひらがなを入力する。ただし、最近の携帯電話のように同じ行のひらがな入力時に自動的に確定してくれない(例えば、あき→「あ」「か」「か」で良いが、あい→「あ」「→」「あ」「あ」と入力する必要がある)。それから、iPhoneのようにボタンを上下左右にスライドしてひらがな入力できたりはしない。一般的な携帯電話と同じような連打方式。iPhone風のQWERTYレイアウトキーボードは無いので、英字入力時もテンキーを連打する必要がある。

予測変換機能が付いている。性能は一般的な携帯電話と変わらない印象。連文節変換ができるかどうかは試してないが、携帯電話として売ることを念頭に置いているなら当然出来るだろう。

文字は綺麗に見えるが、おそらくフォントの問題ではなく単に解像度が高いからだろう。iPhoneのフォントの美しさとアンチエイリアス処理の優秀さとは比較できないが、携帯電話として見れば素晴らしい出来だ。

電話帳

並んだ顔写真をめくるように連絡先を選択できる。
個人的には電話として使う気がないので興味なし。

イメージビューア

プレビュー画面は3D表示。常に左右に傾いた状態で表示される。紙の写真のメタファーのためだろう。ダブルタップで全画面表示。左から右(または右から左)へ画面をなぞれば次のイメージが表示される。加速度センサーが有効なので、端末を横に倒すと画像も横向きになる。ムービーの場合も同様。このあたりはiPhoneと同じ。

画面上で円を描くとその場所が拡大される。てっきり指を回せば回すほどじわじわ拡大されると思い込んでいたのだが、円が描き終わるまでは認識されない。単なるマウスジェスチャーと考えればよいだろう。

音楽プレイヤー

ジャケット画像が3Dで表示される。解像度が高いため非常に美しい。立ち上げるとすぐ音楽が流れ始める。上から下(または下から上)へ画面をなぞれば次の曲に切り替わる。めくるような感じではなく、なぞる操作が終わるまでは認識されない。MP3再生はいうまでもなくWMAもWAVも再生可能。

YouTubeプレイヤー

まさにYouTube専用ブラウザ。再生時は全画面表示で、画面をタップすることで停止ボタンなどが表示される。iPhoneのYouTubeアプリと操作感もほぼ一緒。

通信回線が高速なこともあり再生にストレスはない。ただ加速度センサーが無効なので、端末を横にしても表示は切り替わらない。

カメラ

320万画素で申し分なし。

撮った写真をその場でwebにアップする実演デモを見せてもらった。Windows Live IDを設定していれば撮ってすぐにビューワのメニューから「スペースへ送信」を選ぶことで勝手にWindows Liveスペースにアップロードしてくれる。手元のEMONSTERにも同じ機能があったので、Windows Mobile 6.1標準なのだろう。

ランチャー

ボタンが横一列に並んでいて、左右になぞっていけば選択されたボタンが拡大される(Mac OSのドックのようなイメージ)。ただ、ランチャーの動きが面白いからと調子に乗ってタスクを切り替えまくっていると「実行中のタスク一覧」がすごいことになる。タスクによってソフトが起動するものと起動が必要ないものとが混在していて、起動されたソフトが最小化されてどんどん積もっていくからだ。このへんはかなり違和感を感じる。表面的にはタスクを「切り替える」だけのように見せながら、実は裏でソフトを起動したりしなかったり最小化させたりしているのが気持ち悪い。

たとえばEMONSTERに搭載されているHTCのランチャーはソフトウェア起動と時刻表示や天気予報表示がはっきり別になっていて、ソフトを起動するかどうかがはっきり分かるようになっている。これがTouch Diamondだと時刻や天気を「表示するだけ」のボタンとソフトウェア起動ボタンが同列に扱われているのでこの違和感につながっているのだと思う。

ハードウェア

ボタンは全部で7つ。画面と同じ面には「発話」「終話」「Home」「Back」ボタンの4つ。上側面に電源ボタンが1つ。左側面にボリュームコントロールボタンが2つ。ボリュームコントロールは一般的な携帯電話を意識して付けたのだろうが、意外と有難い。

画面下の4つのボタンは段差がないのでタッチセンサー式のように思いきや、ちゃんとプッシュ感のあるハードウェアボタン。「カチッ」ではなく「パコッ」とした感じがする。このほかに、正面には円形のパッド(ナビゲーションコントロール)が付いている。ナビゲーションコントロールはタッチセンサー式のようで、なぞるだけで認識される。

画面のタッチセンサーは感圧式。静電容量式のiPhoneと違って爪やスタイラスペンでも操作が可能。ただし感圧式の限界というか、2本指で同時に触るとうまく認識しない。つまりiPhoneでできるような2本指でつまむジェスチャーができない。

軽さにはかなり驚かされた。いま使っている最軽量3G携帯のD705iμとずっしり感が変わらない(D705iμは82g、Touch Diamondは98g)。EMONSTERは190gだからその約半分だ。ハードウェアキーボードを搭載しないとこんなにも軽くなるのか。

外部メモリ非対応は惜しい。最近のメモリカードの容量拡大ペースには目を見張るものがあるので、後からでも増設できる余地を残しておいて欲しかった。おそらく重量100g以下を達成するために最後に泣く泣く切り捨てられた機能なのだろう。

その他

Windows Mobile標準のエクスプローラは指でなぞってスクロールできるのだが、誤感知が多いので現状あまり使っていない。しかしTouch Diamondだと細かいチューニングが入っているようで、少し触った感じでは誤動作することはなかった。Microsoftブースの中の人によると、Touch Diamondでは指での操作を意識して各所にそういったチューニングを入れているようで同じOSを使った既存機種とは操作感が違っているらしい。

あとは、GoogleマップがうまくGPSと連動してくれれば有難い(EMONSTERではよく失敗する)。Googleマップでなくても、NAVITIMEがEMnet以外からでも使えると有難い(EMONSTERでは入ってはいるものの警告が出て使えない)。

試用を終えてみて

買おうとは思っているのだが、いつ買うかは様子を見ることにする。それよりも、手元にあるEMONSTERがもっと使いこなせそうだということに気がついたのでもうしばらくいろいろと遊んでみるとしよう。

参考

HTC Touch Diamond – HTC

Touch Diamond (S21HT) – EMOBILE

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CEATEC JAPAN 2008 レポート

2008-10-05 02:46 | 雑記


アジア最大の技術見本市、CEATEC JAPAN を見に幕張メッセまで行ってきました。
以下レポート。

(いずれの写真もクリックすると拡大)


本日の目的の一つ、SONYブースの有機ELコーナー。



なんという薄さ。



こちらは液晶テレビ。BRAVIAのこの薄さは異常。9.9mmて。


あまりにも薄いので、本体を分離してワイヤレスにすれば壁掛け可能。


東芝ブース。10分で90%まで充電できるというSCiBのデモ。



ノートPC向けのSCiB。


三菱電機ブース。レーザーテレビは長蛇の列。



日立ブース。屏風型のテレビ台。そして金箔を貼ったテレビ。


電機メーカーは各社とも薄型テレビの薄さで勝負しているため、このように横向きの展示方法が目立った。
ぱっと見た感じでは何事かと思うけども。


NTTドコモブースのセパレートケータイは長蛇の列。本日の目的2つめ…のはずだったが、80分待ちと言われあえなく断念。ここはディズニーランドか。


富士通ブース。ドコモブースでは見られなかったセパレートケータイがショーケースに。


セパレートを生かした超フリーダムな設計。

ほかにも、LTEを使ってドコモブースとメタルギアソリッドのネットワーク対戦をやっていたりと面白かった。


経産省肝いりの情報大航海プロジェクト。広いブースを構えていたが、意外と閑散だった。


情報大航海でやっている動画検索のPR素材にアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」が大量に登場していた。おそらく研究者の趣味なのだろうと薄ら笑みを浮かべていたのだが、パネルを見ると企画主体が角川マーケティングだった。ぎゃふん。


NAVITIMEブース。カーナビを持ち運び可能にした「Wireless Navigation Device」を展示。よくみるとHTCの元祖セパレートケータイ「X7501」を使用している。


韓国や中国、アイルランドなどは多数の企業が相乗りでブースを構えていた。写真は韓国館で見つけたAIBOもどき。子供たちに大人気。


Microsoftブース。Media Centerに大きく割かれていた。隣はAMDブース。


太陽誘電ブース。リモコンロボットを使ったゲームをやっていた。



HD-PLCブース。家庭用100V電源で充電できる電気自動車の実物展示。



Phihong Technology(台湾)ブース。大画面タッチパネルのデモ。


Tyco Electronics(米国)ブース。リニアモーターカーのデモ。


スパコン協議会ブース。文部科学省、東大、海洋研究開発機構などの相乗り。地球シミュレータの民間開放実績のアピールと用途公募をしていた。地球シミュレータのレンタル料金は1ノード・時間あたり1585円。全ノード借り切ると1時間ごとに100万円かかる計算だ。


JDCブースで見つけた世界最小の衛星電話。小さいだけでなく、ものすごく軽い。バッテリー込みで120g前後といったところか(イリジウムだともっと大きい)。インマルサットを利用して月額60ドルから使える。


Ruika Technology(香港)ブース。ルンバもどきを発見。


三菱電機さん、入口エスカレータから裏方丸見えなんですけど。ノートパソコンの画面とか見えてましたよ。


イベント終了直前のKDDIブースでは、コンパニオン数十名全員が一列に並んでいた。そして写真を撮りまくる人々。


イベントには付きものの記念Tシャツ。1200円。


みなさん5日間おつかれさまでした。

その他雑感。
サムスンやHTCなど中韓大手ハードウェアメーカーの出展がなかったのが残念。インテルは他社との合同出展のためほとんど存在感なし。NTT東西は小さな展示が2つのみ。KDDIはブースの広さに反比例して驚くほど内容が薄っぺらいのだが大丈夫なのか。パナソニックは社名変更以来テレビをはじめ湯水のように広告費たれ流しのためか存在感も大きかった。シャープはインターネットテレビをアピールしていたので若干心配。村田製作所のムラタセイコちゃんは時間の関係上ステージが見られず残念。NECは見るべきものがなく、ブースも富士通より小さめであまり力を入れていない印象。企業に混ざって参加しているNICT(情報通信研究機構)は中身の濃さもあって独特の存在感と雰囲気を醸し出していた。

本日のMVPはSONYの有機ELディスプレイとJDCの世界最小衛星電話かな。

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いらないもの あげます

2008-09-01 01:25 | 雑記

引っ越し計画は流れました。その代わり部屋を広くしよう計画が進行中。いろいろ整理しています。

捨てるもの

引き取り先を探しています。タダであげます。

■カラーテレビ
SANYO C-14D10
14型ブラウン管。ノンフラットタイプ。取扱説明書あり。使用期間は6年半。目立った傷無し。

終了しました。(9/10)

■ビデオデッキ
Victor HR-B12
天板に多少の剥げあり(テレビの足跡)。取扱説明書あり。使用期間は6年。

終了しました。(10/5)

■炊飯ジャー
Tiger JAP-B550
3合炊き。おかゆ、煮物等の付加機能なし。炊けていないのに突然炊飯が終了するサプライズ機能付き。取扱説明書あり。

終了しました。(9/10)

■FeliCaリーダ/ライタ
SONY RC-S320
取扱説明書あり。付属CDあり。

終了しました。(9/3)

■オーディオインターフェース
Roland UA-100
取扱説明書あり。付属CDあり。アンプとして使えるよ。

終了しました。(9/3)

■iPod Shuffle
iPod Shuffle M9725J/A
初代モデル。容量1GB。

終了しました。(9/10)

■無線LAN機能付きルータ
Corega CG-WLBARGPXB
無線LANの子機付属タイプ。取扱説明書、外箱、付属CDあり。
引き取り先が見つかれば近日中に買い換え予定。

終了しました。(9/10)

■TVキャプチャーボード(地デジ対応)
GV-MVP/HS
開封したがほぼ未使用。B-CASカード付き。
これだけ4000円での買い取り希望。
14000円で買ったものの地デジが見られず、泣く泣くソフマップに持って行ったら最高買取価格4000円と言われた。

取り下げます。地デジ見られました。

■インターフェースボード【9/10追加】
玄人志向 USB2.0+1394-PCI3
USB×3、IEEE1394×2のPCI拡張ボード。

終了しました。(9/11)

■大量の本(予定)

 

参考までに写真を。
一緒に写っているペットボトルは大きさ比較用。小さいものは郵送します。

あげるもの集合写真

(クリックすると拡大)

買ったもの

■モニタアーム
ERGOTRON LX デスクマウントアーム(ブラック)
20000円で購入。デスクが劇的に広くなった上に自由にポジションを変えられるようになった。値段は高いがそれ以上に便利になった。

■TVキャプチャーボード
玄人志向 KRTV-7131/L
4000円で購入。大枚叩いて地デジが見られなかったので、諦めてアナログで最安のものを購入。そしてリモコン付き。コストパフォーマンスはよい。

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四国を世界に誇れる場所にしよう計画

2008-08-21 01:21 | 雑記

Jaco氏とのまとめ。
過去に何度もブレストしているが、今回も懲りずに案だけ出してみる。

1.ブルドーザー方式(1000t級)

政治家に金をばらまき、経済特区に指定してもらう

税法と雇用法について例外規定を設けてもらい、企業誘致。もはや他と違うことをするならこれぐらいできんといかん。
ただし地元出身の有力政治家も居ないような状況ではほとんど無理というもの。

2.ブルドーザー方式(100t級)

インフラ企業に金をばらまき、情報ハイウェイ(笑)を構築してIT企業誘致

比較的お手軽プラン。土建屋も文句言わない伝統的手法。
ただし行政主導のIT産業誘致がことごとく失敗している中で、それなりに成功確率は低い。

3.ブルドーザー方式(10t級)

今をときめく文豪に金をばらまき、四国を舞台に作品を作ってもらう

そして映画化、ドラマ化、アニメ化、漫画化、ゲーム化してブランド価値向上。
坊ちゃんよ再び。二十四の瞳よ再び。カナリヤよ再び。成功確率は高いが、効果は限定的。

4.ブルドーザー方式(ヤンマー級)

Googleカーで八十八カ所めぐりをしてもらい、ストリートビュー入り

さらに効果は限られるが、やってみる価値はある。

5.キムチ方式

尾道は四国だと言い張る
倉敷は四国だと言い張る

誰に出費を強いるでもなく、誰の心を痛めるわけでもなくただ目的だけを達成する素晴らしい方法。
周囲からの冷ややかな目さえ気にしなければ。

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