Windows 8 を半月使ってみた

2013年7月16日

VAIO Pro 11を購入したので、Windows8を使い始めてみた。かつて発売前にRTM版を使ってここでボロクソに書いたような気もするけど、当時はVM上での操作だったし、今は多少Windows Storeのアプリ群も充実していると思われるので、多少は変わっているのかもしれない。
……と思ったら何も変わっていなかった。

UIの非統一性について

以前にも書いたけど、本当に「何がしたいのか分からないOS」という欠陥品。
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VAIO Pro 11 を半月使ってみた

2013年7月15日


(手前がVAIO Pro 11、奥側がVAIO X)
VAIO Pro 11を使い始めて半月が経ったので、購入検討中の人のために感想や気になったことなどを書いてみる。

総評

大満足。
持ち歩きのサブノートとしては究極のクオリティ。これに対抗しうるのはコストパフォーマンス最強のMacbook Airしか思いつかない。あれが足りないこれが足りないといろいろ言われているけど、削れそうなところを片っ端から削ってここまで尖らせたのはすごい。こういうことができるのはソニーか工人舎か無名の中華企業くらいじゃないだろうか。
私の使い方に非常にマッチしていて、VAIO X以来3年間こいつを待っていた! と言ってもいいほどの完成度。ただし、細かい点でチューニング不足。

購入構成

ソニーストアで以下の構成で購入。
OS:Windows 8 Pro 64bit (+5000円)
液晶:タッチパネルなし
プロセッサ:Core i5-4200U
メモリ:4GB
SSD:128GB
キーボード:英字配列 (+5000円)
最小構成にOSとキーボードをカスタマイズして、合計138,800円。
ちなみに他に使っているノートPCはVAIO X(2009年発売)とMacbook Air 13″(Mid 2011)の2つ。家で使うのはMacbook Air。処理パワーが欲しいときやゲームする時はデスクトップPC。外で何かするときはVAIO X。今回はMacook Airの用途とVAIO Xの用途を統合できないかと思って購入してみた。
なお、私はノートPCについては「軽い」ということに異常な満足感を感じる人ですので、そのあたりを割り引いて読んでいただければ幸いかと。
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US版Kindleで日本版Kindleストアを使えるようにする方法(※失敗。追記あり)

2012年10月25日

今日から日本版Kindleストアがオープンしたと聞いて、私の手元にあるKindle Touch (Special Offers版)を日本版Kindleストアで使えるようにしてみました。
【2012/10/25 12:30 追記】
アカウント統合には成功しましたが、Kindleストアで販売している電子書籍はすべてPaperwhiteのみの対応で、購入してもKindle4やKindle Touchでは読めないようです。残念。

「Kindleストア」オープン 紙の本より「○%オフ」の“Kindle価格”表示 アプリ日本語版も公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1210/25/news031.html

現在Kindle Touchを持っている人は皆そうだと思いますが、米国から輸入すると初期状態ではAmazon.comのアカウントでアクティベートされています。これをAmazon.com上で設定変更して、Amazon.comとAmazon.co.jpをアカウント統合します。変更はPC上で完結するのでデバイス本体での作業は特に不要です。
おそらく今まで発売されたKindle2、Kindle DX、Kindle3(Kindle Keyboard)、Kindle4、Kindle Paperwhite、Kindle Fire、Kindle Fire HDも同じような方法で使えるようになると思います。(Kindle3以前はそもそも日本語非対応ですが…)

Step.1

まずPCでAmazon.comManage Your Kindleページ(MYK)を開きます。

(クリックすると拡大)
今まで購入した本が表示されていますね。そして上部には「Amazon.co.jpでも使えるよ!」のバナーが登場します。おそらくアカウントの国設定が日本になっているとこのようなバナーが表示されるものと思われます。これをクリックします。

Step.2

次のページでは「Amazon.comとAmazon.co.jpのアカウントを統合しますか?」と聞かれます。

(クリックすると拡大)
機械翻訳するとこんな感じ。

(クリックすると拡大)
もちろん「はい。統合します」を選びます。使用許諾契約と利用規約にも目を通しておいてください。

Step.3

既定のKindleストアをAmazon.comからAmazon.co.jpに変更するかを聞かれます。

(クリックすると拡大)
機械翻訳するとこんな感じ。

(クリックすると拡大)
下部には「変更するとUS固有の機能は使えなくなるよ」という警告も表示されます。私はあまりAmazon.comで本を買うつもりがないので「はい。変更します」をクリックします。

Step.4


(クリックすると拡大)
Amazon.co.jpにリダイレクトされ、Amazon.co.jpで使えるようになったことが表示されます。
そのままManage Your Kindleページを開いてみると、今までKindleストア(US)で購入したものが表示されます。

(クリックすると拡大)
ちゃんと紐付けできていますね。デバイスのページも見てみましょう。

(クリックすると拡大)
今までAmazon.comから購入したKindleがすべて登録されているようです。
ただし一つ問題があります。既定のKindleストアをAmazon.co.jpに変更してしまうと、Kindle Touch上からはストアにアクセスできなくなります。

(クリックすると拡大)
「Kindle Touchは対応デバイスじゃないよ! PC版のKindleストアからアクセスしてね!」と警告が出て使えません。対応するつもりはないのでしょうか。

参考

Amazon.co.jp: Kindleストア
http://www.amazon.co.jp/b/?node=2250738051

Amazon.com: Kindle eBooks, Newspapers, Magazines, Blogs
http://www.amazon.com/b/?node=133141011

Windows 8 とうまく付き合う方法

2012年8月19日


Windows 8 の Release Preview版とRTM版をしばらく使ってみて分かったのだけど、Windows 8 をストレスなく使う上での大原則はたった一つ。Metroを使わないことだ。Metroスタイルに頼らずともデスクトップだけでも操作を完結させられる。
特にデスクトップPC用途だとMetroスタイルは操作を混乱させるだけで害悪でしかないので、こんなものはタブレットを買うときまで取っておけばよい。もしできるなら初めから無効にさせてほしいんだけど、Microsoftはそのような設定を用意するつもりはないようだ。何がしたいのか分からん。
さてそのデスクトップだが、最悪なことにスタートメニューが存在しない。しかし何だかんだで操作を完結させられるようにはなっているようだ。Windows 8のデスクトップ操作で最大のストレス要因は「今までスタートメニューにあった機能がどう代替されているかを覚える」というところにある。馬鹿みたいな話だが、ここさえ乗り越えれば普通に軽量なWindowsとして使える。以下にイライラしがちなポイントとその解決方法についてまとめてみた。

Windows 8のイライラポイントとその解決策

※なお、この文章内では分かりやすさを重視してWindows 8のタイル状UIを開発名称のまま”Metro”と呼んでいます
※RTM版を操作した結果を元にしているため、製品版では異なっている可能性があります
※Metroスタイルを避けてデスクトップを使うことを前提にしています

UIに萎えた! OSを終了したい!

Windowsキー+Cで右側に設定画面(チャームと呼ぶらしい。右上端や右下端にマウスポインタを持っていってもOK)が出てくるのでそこから選ぶ。ただ、もうちょっと我慢して使ってみたほうがいいんじゃないかな。

マイコンピュータがない!

タスクバーにピン留めされている「エクスプローラ」を使う。スタートメニューにあったマイコンピュータのことは忘れよう。

Windowsキーを押すとMetro環境に戻ってしまう!

Escでデスクトップに戻れる。スタートメニューのことは忘れよう。
(またはWindowsキーをもう一度押しても「一つ前のアプリに戻る」機能で戻れる)

マイネットワークとかコントロールパネルがない!

Windowsキー+Cでチャームが出てくるのでそこから一通り選べるはず。コントロールパネルは従来通りだが、ネットワーク接続画面などMetro仕様に変わっているものもあるので操作でストレスを感じるかもしれない。困ったらとりあえずEscを押してデスクトップに戻ろう。

今までスタートメニューにあった、アプリの検索ランチャーはどこ?

Windowsキー+Qで同じことができる。Metroスタイルが全画面で出てくるので面食らうけど。ちなみにチャームにある「検索」からも同じことができる。

今までスタートメニューにあった、自分仕様のアプリ一覧を作りたい!

タスクバーにピン留めして代替するしかない。スタートメニューのことは忘れよう。

アプリ切り替えがWindowsキー+Tabでできない! Metroスタイルのアプリに切り替わってしまう!

Metroスタイルのアプリを立ち上げたままにしているとそうなる。デスクトップ上のアプリ同士の切り替えはAlt+Tabを使うとよい。Windows 7のようにWindows+TabとAlt+Tabは等価ではない。
なお、Metroスタイルのアプリが起動していないとそもそもWindowsキー+Tabが発動せずミスることもないので、Metroスタイルのアプリは起動させないでおいたほうがいい。

うっかり左上にマウスポインタを持っていくとMetro環境に切り替わったりしてウザい!

Metroスタイルのアプリを立ち上げたままにしているとそうなる。そのまま左上で右クリックして終了させてしまえ。

保存した写真やビデオを開くとMetroが立ち上がって全画面で表示される!

初期状態だとMetroスタイルのフォトアプリとかビデオアプリが関連づけされているのでそうなる。別の非Metroスタイルのアプリ(Windowsフォトビューアー等)に関連付けておけばOK。

でもやっぱりMetro環境使ってみたいんだけど

以下の3点を頭に入れて使うこと。どうしても我慢ならなくなったらとりあえずコーヒーでも淹れて落ち着こう。
・困ったらWindowsキーを押せば初期画面に戻れる
・Alt+F4キーでアプリが終了する
・何を操作していいか分からなくなったら3つ試す。
 ・クリックできそうなところを探す
 ・スクロールしてみて上下左右の端に何か出てないか探す
 ・右クリックしてみる

ほかにも便利なショートカットがあるので、これらを覚えるとストレスが減るはず。
上記を参考にして、楽しいWindows 8ライフを!(棒読み)

Xi契約ではFOMA用アクセスポイントへの接続ができない

2012年4月18日

PCで定額通信を使いたいのでXiを契約したのですが、プロバイダにOCNを指定すると使えないようだったので、接続先を変えていろいろと試してみました。
試した端末
Samsung Galaxy Tab 10.1 LTE (SC-01D)
 …Xi/FOMA対応のAndroidタブレット。
Sony Ericsson Xperia mini (S51SE)
 …FOMA対応のAndroidスマートフォン。イーモバイルの機種だけどSIMフリーなので使用可能。
VAIO X
 …FOMA通信カード内蔵のノートPC。接続ソフトは純正のドコモコネクションマネージャを使用。
試した接続先
・SPモード(spmode.ne.jp)
・mopera U Xi用アクセスポイント(mopera.net)
・mopera U FOMA用アクセスポイント(mopera.flat.foma.ne.jp)
・OCN Xi用アクセスポイント(pre4988.xi.dcm.ne.jp)
・OCN FOMA用アクセスポイント(ocn.dd.flat.foma.ne.jp)

Galaxy Tab Xperia mini PC
SPモード × ×
(※1)
ドコモ対応端末じゃないとNG
mopera U
(Xi用)
基本的にOK
mopera U
(FOMA用)
× × ×
(※1)
FOMA契約じゃないので全部NG
OCN
(Xi用)
× ×
(※2)
Xi対応端末じゃないとNG
OCN
(FOMA用)
× × ×
(※1)
FOMA契約じゃないので全部NG

※1…「モバイル ブロードバンド接続に失敗しました。(エラーコード 10)」と表示される
※2…「リモートコンピュータが応答しませんでした」と表示される

わかったこと

Xi契約ではFOMA用OCNアクセスポイントの接続不可
OCNに問い合わせると「ドコモの仕様により、Xi契約ではFOMA用アクセスポイントへの接続不可」とのこと。Xi契約なら素直にXi端末からXi用アクセスポイントを使えということらしい。
どうやら
・ドコモのXi網-各プロバイダのXi網-インターネット
のラインと
・ドコモのFOMA網-各プロバイダのFOMA網-インターネット
のラインは明確に分かれていてクロス接続はできないのかなと推測。
SIMフリー端末ではSPモードの接続ができない
他のブログで多数言及(参考)されている通り、IMEI制限がかかっているらしいので他社販売のSIMフリー端末では接続ができない。当然ながらPCからの接続もできない。

結論

私のようにXi契約をXi対応端末で使うつもりがない人なら外部プロバイダを使わずにmopera Uを契約したほうがよさげです。あと、現状FOMA対応しかないSIMフリー端末に差すとか、ほぼFOMA対応しかないデータカード内蔵PCに差すとかの使い方を考えているなら初めからFOMAで契約することをお勧めします。

Crucial m4 SSD を5000時間使用すると動かなくなる件(解決編)

2012年1月15日

Crucial m4 SSD で使用時間が累計5000時間(Twitterでは5200時間とも。正確には5184時間)を経過すると、突然デバイスとして認識されなくなる(無反応になる)という不具合があるようです。(※2012/01/18 記述が正確でなかったので修正しました)
Crucial m4 SSDで使用時間が5000時間になると不具合が発生か
私のPCでこの問題が発生したので解決策をメモしておきます。

発生事象

発生直後に確認できたのは以下の通り。

  • 突然ブルースクリーン(Windows)になり、再起動すると”insert boot disk and press any key”とか何とか出てOSが起動しない
  • BIOSでブート可能なデバイスを確認すると、m4 SSDが見つからない(認識しなくなっている)
  • (いじった覚えがないけど)一応SATAケーブルがきちんと刺さっているか確認したが、状況は変わらない
  • 数回再起動を繰り返すとそのうち再びデバイスが認識されるようになる。もちろんOSも正常起動する
  • しかし、起動からちょうど60分経つと再び認識しなくなる。再起動してもやっぱり認識しない
  • OSが起動している間にS.M.A.R.T.の使用時間を確認(CrystalDiskInfoなどを使う)したところ、5234時間になっている
  • データの破損等はない

また、追加検証して以下のことが分かりました。

  • 再現率100%で起動から1時間(60分)経過後にSSDを認識しなくなる(2回中2回)
  • 起動から60分以内に一度再起動すると、そこを起点にして60分後に認識しなくなる(つまり連続60分動かさない限りは発生しない)

私のようにm4 SSDを昨年春頃に買ってほぼ24時間動かし続けていた人は同じようなタイミングで認識しなくなる可能性大です。
また、初めに挙げたリンク先では起動後30分で発生すると書かれてあるので、個体差があるのかもしれません。

対策方法

Crucialからは既に対策用のファームウェアが提供されていますので、それを適用しましょう。
症状が出ていない人も、ファームウェアバージョンが”0009″以下であれば発生する確率が高いので予防のためにアップデートしましょう。また、SAS Expanderを使用している場合は別途対応だそうです。ガイドをよく読んでデータのバックアップを取り、自分の責任でアップデートをお願いします。

  1. Crucialのファームウェアのページからバージョン”0309″(またはそれ以上)のものを選択してダウンロードしましょう。
  2. ダウンロードしたファイル”crucial-0309.iso”はISO形式なので、CDに焼くかUSBメモリデバイスに書き込みましょう。私は面倒だったんで部屋に落ちてたUSBメモリにUNetbootin窓の杜紹介記事)を使ってISO形式で書き込みました。
  3. CDかUSBメモリが用意できたらそれを使って起動します。うまくいかない場合はBIOSで起動順位を変えたり、明示的にデバイスを指定して起動させましょう。
  4. Micron社のコピーライトが表示されてm4 SSDが認識されたことが表示されます(だいたいこんな感じ)。私の場合は”Finding drivers…”から先に進まなかったのですが、これはBIOSのSATA設定をAHCIモードからIDE互換モードに変更することで解消しました。
  5. “このデバイスでファームウェアをアップデートするか?”みたいなことを聞かれるので「yes」と入力しましょう。すぐにアップデートが始まります。2分とかかりません。
  6. 最後に”Finished.”と表示されたら成功です。再起動しましょう。

再起動後、再発しなければOKです。

おわりに

SSDを使うなら、転んでも泣かない気持ちで使いましょう。

HTC Touch Diamond をいじり倒す

2008年10月26日

Touch Diamond 箱から開けたところ
HTC Touch Diamond 買ったよ!
Touch Diamond 大きさ比較
大きさ比較。
写真上はEMONSTER。
写真左からMP3プレーヤの「MPIO」、Touch Diamond、NTTドコモの「D705iμ」、イーモバイルの「EM・ONE」。
Touch Diamond 薄さ比較
薄さ比較。
上からTouch Diamond、D705iμ、EMONSTER、EM・ONE。薄型のFOMAとほぼ同じ薄さ。ハードウェアキーボードを持たないだけでこんなにも薄くなるのか。胸ポケットに入れても全然違和感がないぞ。
以下、丸一日かけていじくった結果と雑感。

TouchFLO 3D

使い勝手にはおおむね不満無し。ただ、Outlookのプレビューは見栄え重視で機能性が良くない。
Diamond TF3D Config
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=405749
使う機会のないタブを消したいので導入。削除したのは以下3つ。
SMS(表示名はEMnetメール)…EMnet使わない。
E-Mail…操作性が悪いし、それほど頻繁にメールチェックしない。
Contacts…EM・ONEのSIM差し替えて使ってるので電話が使えない。
それから、天気予報のダウンロードが「接続エラー」と出て全然使えなかったので「\Application Data\HTC\databases\forecast_cache.db」を削除(別名にリネーム)したら解決した。
「インターネット」タブの「ホーム」とか「EMnetサービス」とかがいらなかったのでこのへんを参考にカスタマイズ。「\Application Data\Manila\InternetPortal-ja-jp.xml」を以下の通り変更。
変更前。



  \Windows\OperaL.exe
  True
  
  
    
    
  

変更後。



  \Windows\OperaL.exe
  True
  

地図アプリ

Google Maps Mobile
http://www.google.co.jp/gmm/
S11HTで使っていたときはGPS情報取得の成功率が悪くてイライラすることが多かったが、Diamondではストレス無く操作ができる。GPSもきちんと連動している。さらに、SmartTouchにも対応していて、決定ボタンの円形の縁をくるくるなぞって拡大・縮小ができる。すばらしい。
標準のNAVITIMEアプリはEMnet契約していないと接続ができないのでさっくりアンインストール。
ちなみに、標準で入っているアプリの中でNAVITIMEだけはアンインストール可能になっている。

文字入力改善

伊藤浩一さんが使っているということで使用中。以前はtouchkeysip+emonsipを使っていた。ボタンが大きくて変則配列のemonsipか、ボタンが小さくて通常配列のHTKか見極め中。
Happy Tapping Keyboard (HTK)
http://d.hatena.ne.jp/KOTETU/00000103
ATOK for Windows Mobile
http://www.justsystems.com/jp/products/atok_wm/
HTK単体で使っているとかな入力時にうまく入力されない(何を入力しても半角スペースになってしまう)。これはATOKを入れることで解決した。
ATOKは有料。AAA優待向けDL版で3465円から。公式では動作未確認のようで、時々ATOK標準のSIPが立ち上がってきてイライラすることがある。

メディアプレーヤ

TCPMP
http://blogs.shintak.info/articles/TCPMP.aspx
言わずとしれたメディアプレーヤ。FLVファイルを再生するなら必須。
「Windows Mobile 6.1用(Willcom 03) 用セット」以外のバージョンだと異常終了して使えないので注意。
Orbを使って出先から家のメディアファイルをストリーミングで再生したりするのだが、標準のWMPでは「空き容量がありません」とか出て全然使えない。…いまリトライしたらとりあえず使えたけどバッファリング失敗しまくりで見るに堪えない(Orbの速度検出の問題かも)。やはりTCPMPは手放せないな。

ハードウェアカスタマイズ

PQzII for Window Mobile
http://www.nicque.com/PQz/DOC/
ハードウェアボタンを好きな機能にカスタマイズするソフト。
gsGetFile.dll
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2039/
カスタマイズする際、WM標準だとシステムフォルダにあるexeファイルが画面から選べなくて不便なのでこれを入れて改善。
AppClose
http://d.hatena.ne.jp/KOTETU/00000114/p3
スタートメニューを呼び出したりミュートしたりパラメタ付けて起動するだけでいろいろできる。
今のところのキー割り当て状況は以下。
音量大…Ctrl
音量小…ミュート
発話…Opera
終話…Outlook
ホーム…Today画面(標準)
リターン…OK/最小化(標準)
Ctrl+音量小…Comm Manager
Ctrl+←…Google Maps
Ctrl+→…カメラ
私がキー割り当ての際にミュートを重視するのは「電車の中でイヤホンで音楽聞いてたらイヤホンが外れ、大音量でアニソンが流れて晒し者」という事故を意識してのことだ。(幸いなことにこれまで一度も事故は起きていない)

そのほか

ちゃっとCE
http://www.inpocket.net/wce/irce/
たまに出先でIRCしたりとか。
[es]Silencer
http://dislife.com/software/#es_silencer
シャッター音を消すソフト。
S11HTもそうだが、やたらシャッター音がでかすぎる。せめて音量調節を可能にして欲しい。
CEATECであちこちのブースで写真撮りまくっていたら不必要に注目されて困った。

雑感

全体として完成度が高い。これまでのWMマシンのような何でもてんこ盛りのちぐはぐさが薄れて、全体として調和が取れている。チューニングもわりあい行き届いている。EM・ONE、EMONSTERと比べて外部ソフトをインストールする必要がだんだん減ってきているのが嬉しい。WMの範疇でよくぞここまで完結したものを作ったな、と思う。
…でもiPhoneとは比べちゃダメ。思想が違うから。むしろ既存の携帯電話と比べるべき。
私の場合、通勤途中のブラウジング、メールチェック、音楽やアニメの試聴に使っているのでその範囲ではほぼ不満がない。ただ、周りのiPhoneユーザのやっていることを見ている以上は物足りなさを感じる。
一つだけ挙げておくと、ブログ更新に難がある。記事の入力はWebのフォームでできるけれど、撮った写真をアップロードするのが一苦労。写真をリサイズしてサムネイルにして名前を付けてアップロード、このアクションが面倒すぎる。WM標準のビューワからワンクリックでWindows Live スペースにアップロードはできるが、その先ができない。Windows Live スペースはそのままスペースの記事に、PicasaはBloggerの記事にできるだけ。これはブログ側(Wordpressプラグイン等)で吸収するしかないのか。MicrosoftはHTC Touch Diamond向けにフォトシェアリング用アプリを用意する予定らしいので、ちょっと期待はしているのだが。
ボディがじんわりと熱くなるのは気になる。携帯電話にしては異常なくらい熱い。ホッカイロを持っているようだ。
明日からさっそく通勤に使うので、電池の持ちと音楽プレーヤとしての出来については未検証。iPodよりも音質がいいと聞いたのでちょっと期待。

WordPressのWP-PostViewsプラグインでWarningが出る対処法

2008年10月12日

ブログ内のよく読まれている記事トップ10を表示してくれるWordpressプラグイン「WP-PostViews」を導入した。(バージョンは1.31)
WordPress › WP-PostViews « WordPress Plugins – WordPress.org
導入方法は以下のページを参考にした。
WPのプラグイン:WP-PostViews – Standing Tall
しかしPHPのワーニングが出てしまう。

Warning: cannot yet handle MBCS in html_entity_decode()! in /***/wp-content/plugins/wp-postviews/wp-postviews.php on line 260

何だろうと思ってぐぐると、PHP4だと出てしまうらしい。
プラグイン作者によれば「PHP5にアップデートしろよ」とのことで、PHP4ではサポート外。
記事の閲覧数を表示するプラグイン(WP-PostViews)にてエラー発生 – Tips Community

と言われても、XREAのレンタルサーバを使っているのでおいそれと導入できるわけではない。
(現在使っているサーバのバージョンは4.4.8)
もうちょっと調べてみると、回避方法が見つかった。
WP-Postviews e Php4… – Tuxmind: Linux è bello!
※イタリア語注意

  1. aprire il file wp-postviews.php;
  2. trovare la riga $text = html_entity_decode($text, ENT_QUOTES, get_option(’blog_charset’)); e sostituirla con $text = utf8_decode($text);

ということで、wp-postviews.phpの260行目、「$text = html_entity_decode…」という部分を「$text = utf8_decode($text);」に置き換えると、あっさり動いた。

// $text = html_entity_decode($text, ENT_QUOTES, get_option('blog_charset'));
$text = utf8_decode($text);

少なくとも PHP4.4.8 + WordPress2.6 + WP-PostViews 1.31 環境ならこれでOK。

Google Maps から消えてしまった島

2007年8月25日

Google Maps が簡単に貼り付けられるようになったというので試しにやってみた。ついでなので一ネタ書いておく。

この2つの島はベーリング海峡のちょうど真ん中、ロシアとアメリカの国境上に浮かぶ島だ。左側が大ダイオミード島(ロシア領)、右側が小ダイオミード諸島(アメリカ領)。アラスカがロシアからアメリカに売却された時に二島の間が国境で分断されてしまい、あまつさえそれが日付変更線(地図中央のライン)になってしまったという不幸な島だ。
ダイオミード諸島 – Wikipedia
ところが、同じGoogle Mapsでまったく同じ場所を示した地図を見てほしい。大ダイオミード島の方だけが見事に消えてしまっている。
A Map of Diomede Islands
(本家表示のスクリーンショット:クリックすると拡大)
ちなみに航空写真にはきちんと映っている。
A Satellite Picture of Diomede Islands
(本家表示(航空写真)のスクリーンショット:クリックすると拡大)
島が丸ごと消えているのはロシア側の地図の精度が悪いためかもしれないが、貼り付け表示時と本家表示時で内容が違うというのはどういうことだろうか。貼り付け表示用と本家表示用で地図のリソースが分かれていて、片方の最新化が遅れているのだろうか。
似たような発見例を少し探してみたが見つからなかった。他に発見した人がいたら教えてもらいたい。

関連

Google マップにブロガー向けの新機能–HTMLタグの記述でブログなどへ張り付け可能に – CNET Japan
Google Maps が簡単に貼り付けられるようになった – POP*POP
地図を手軽に自分のサイトやブログに貼り付けられるようになった Google Maps の埋め込み地図機能 – GOING MY WAY
ダイオミード諸島 – Wikipedia

Opera 9.2 の検索窓(search.ini)をカスタマイズする

2007年5月27日

Opera 9.2 search.ini
現在はこんな感じ。2年前の姿と基本的に変わってないね。
ダウンロード:
search.ini (6.8KB) – 編集後バージョン
search_default.ini (6.7KB) – Opera9.20版デフォルトバージョン
カスタマイズはインストールフォルダにあるsearch.ini(例:C:\Program Files\Opera9\search.ini)を編集するだけ。別に設定ファイルをいじらなくても画面上から編集可能なのだが、あまり細かくは設定できない。さらに、下手に追加削除を繰り返していると一旦削除したものを再追加できないなどの不具合が出るので素直に設定ファイルを直いじりした方が良い。

Tips

・基本的な設定はこちらの解説(英語)またはこちらの解説(日本語)が参考になる。完成品やサンプルが欲しいならOpera Search.ini Makerを使うと良い。
・Opera9.2になってからsearch.iniのバージョンが変わったため、上書きインストールするとsearch.iniが書き換えられる。ただしYahooやAnswer.comなどのデフォルト検索が追加されるだけでリセットはされない。
・Operaの設定画面上で検索設定を追加してもインストールフォルダのsearch.iniは書き換えられない。プロファイルフォルダのsearch.ini(例:C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Opera\Opera9\profile\search.ini)が編集され、優先的に有効になる。
・EncordingをシフトJISに指定する場合は「shift_jis(大小文字は特に区別しない)」と指定する。「x-sjis」等は無効。
・Verbtextを0に設定するとNameの後に表示される「~で検索」が非表示になる。
・単機能版の検索窓(デフォルトではビューバーに表示されている検索窓)はページ内検索(Search Type=12)に割り当てられている。もしsearch.ini内にページ内検索が設定されていない場合は一番上の設定(私の場合はGoogle)が適用される。
・たまに検索窓のFaviconのところにまったく無関係なアイコンが表示されることがあるが、プロファイルフォルダのimages(例:C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Opera\Opera9\profile\images\)内の思い当たるアイコンを一旦削除してから検索し直すと正しいアイコン表示になる。

参考

How to change the default search queries in Opera by editing search.ini and buttons.ini – もっとも詳しく解説されている。英語
Search.ini Customizations – OperaIRC+
Opera Search.ini Maker
Y~: Opera8の検索窓