カネについて

2008-03-24 02:25 | 雑記 | § 0

カネについて書きたいことを3つほど。

需給の関係と市場原理主義

昨日知り合いと話していて、経済学の話になりました。テーマを平たく言うと「過去最高益とか言っている某投資銀行の稼ぎは不当なものではないのか?」。根拠は「利潤は付加価値を生み出すことによるもの」という経済学の前提の一つです。(正確には付加価値は利潤以外も生み出す)

まあ、落ち着いて考えてみると「価格は需要と供給によって決定される」し、付加価値の元々の意味は生産品と原材料の差額なので、生産コスト云々は後付けの解釈です。(価値の源泉は労働だとしても、労働したから利潤が生まれるとは誰も言ってない)なので、某投資銀行の稼ぎは「結果的に儲けているので、それだけの付加価値を生み出したと解釈すべき」というのが結論になります。

うーん。理論では納得できても、いまいちぴんと来ません。もしかしたら心の奥底に「あいつらウハウハだけど、そんな能力のあるやつらとは思えん」というねたみにも近いエゴイズムがあるからでしょうか。
まあ、実際そうなんですけど。

付加価値とか考え始めるから深みにはまるわけで、たとえば派遣社員で年収200万のAさんとウハウハ業界で年収2億円のBさんを比べて、100倍働いたAさんがBさんと同じになれる理屈はない。会社の業績が悪くて今月から給料が一律1割カットされたCさんがいたとして、別に今月からCさんの労働価値が下がったわけじゃない。結局は需給の関係であって、労働価値とかそのへんは後付けのものでしかないのです。要は、おいしいポジションに行ったもん勝ちです。
これを良いこととみるか、悪いこととみるか。

良くも悪くもカネはカネ

社会人になって一番よく勉強になったのが「カネ」がらみのことです。カネで容易に人は動く。カネの存在は表に出ない。カネは隠すもの。カネは隠しても臭うもの。カネの接し方には礼儀がある。などなど。サラリーマンになってから一番驚いたのが「放っておくと税金がどんどん取られていく」こと。そして一番恐怖を感じたのが「毎月カネが黙ってても入ってくる」ことです。

経済専攻を卒業してから経済について知るという私は皮肉なものですね。経済学は理論だけを考えると痛い目を見ます。基礎は基礎。現実は現実。使い分ければ怖くない。実務的な経済学者の書いた経済学の本はびっくりするほど面白いです。経済統計の意味とか、円高の影響とか、あれほど授業でうんうん唸っていたものが頭にすっと入る。

社会に出るとは、カネを知ることと見つけたり。

カネが人を考えさせる

ロリコンファルで面白い文章が引用されていました。

(人間を描く文芸において)お金の問題をちゃんと描くというのは非常に大事なことです。
特に近代小説においては一番大事といってもいいくらいで、逆に云えば、お金の扱いに
関してゆるい、そこから逃げているというのが日本文学の大きな一つの弱点なのでしょうね。

例えば西欧の近代小説をみていったとき、「ドン・キホーテ」というのが近代小説の
最初だとされていますが、これの一番大きな縦軸というのがお金の世界です。

当時大航海時代になってスペインに新大陸からお金が一杯入ってくる。一種の
バブルのような状態になって、それまで騎士道だとかキリスト教の厳しい信仰で
固まっていたスペイン社会が、お金の力によって古い美徳のようなものがどんどん
汚されていく。全てがお金でやりとりされている世界の中で、お金の価値を信じない、
勇気とか寛容さとかを信じているドン・キホーテが狂気の人として現れる。
やっぱりこれはお金の話ですね。

それ以降も近代小説の歴史というのは、お金に関する小説の歴史で、
もちろん一番分かりやすいのはバルザックだったり、あるいは
ディケンズもそうですね。お金というものがどういう風に人間性を変えていくのか。
逆に云えば、金銭というのは人間の善意や悪意を超えた力を及ぼす。
善意ある人が善意で使ったお金がむしろ悪をなしたり、非常に悪辣で残忍な
人間が貪欲から発した行為をすることによって、全てが上手くいったりする。
そういう人智を超えた魔力を持ったお金ですね。お金自体が独自の生命力を持つ。
バルザックは金銭の神秘的・魔術的力について書くのが本当にうまいですけれども。

これはドストエフスキーとかまでずっとそうです。「罪と罰」も抽象的に考えれば、
生命の尊厳とか倫理とかロシアの大地とかモチーフは色々あるわけですけれども、
やっぱりお金ですね。質屋の婆さんからお金をとってくる。或いはもう一つ
非常に象徴的なのはソーニャ、聖なる娼婦ですね。彼女は娼婦としてお金で
売り買いされる存在で、ソーニャが一番最初に売春婦になる鑑札をもらってきて、
最初の客をとって帰ってきて、テーブルの上に稼いだお金を並べると、彼女の
母親が娘の足に一晩中口づけをしているという話がでてきますが、やっぱり
これもお金の話ですね。ドストエフスキーの世界は「賭博者」もそうですけど、
お金の怖さ、逆らえない恐ろしさをずっと描いている。

或いはフローベールの「ボヴァリー夫人」もそうですね。
(福田和也「贅沢な読書」)

人間の原動力はカネ。人間の弱さをつくのもカネ。ライブドア事件で表舞台から消えたホリエモンは、カネについて考えさせてくれる非常に良い存在でした。私は今でも尊敬しています。

ホリエモンについては機会があればまた書きます。

関連

愛はお金で買えるし、命もお金で買える – 2006年9月の記事

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ナプスターに染まる

2008-02-11 23:24 | 雑記 | § 0

Napster Logo

せっかく最新の携帯電話を持ったのだから、当代最新のモバイルサービスは使うだけ使い倒してやろうと決めましたよ。さっそくiモードからナプスター(Napster)に加入して音楽をダウンロードしまくり。とはいえ、PCの方が使い勝手がよいので携帯よりもPCでダウンロードして使っています。

1曲いくらを気にせずにダウンロードし放題というサービスモデルは画期的。しかしラインナップがヲタ向けではないのが残念なところ。アニソンが非常に少ない。 御託はいいから晴れハレユカイを出せと。I’ve soundやeufoniusを持ってこいと。

まあ、創聖のアクエリオンとかALI Project(ローゼンOPとか)、牧野由依(ARIA OPとか)、レベルのものなら揃っているのでひととおり遊べる。田中理恵(ちょびっツED)が見つかったのは意外。ためしにハルヒで検索したらトランス系のアレンジ曲が多数引っ掛かかった。Caramell(ウッーウッーウマウマ)は残念ながら見つからず。

一度使ってみれば分かるんだけど、PCの中にいっぱいある“友人”からもらったMP3ファイルとか、ニコ動とか、海外のポップスたれ流しネットラジオとか、大量の音楽が自在に聴ける環境に慣れてしまっているので、音楽データを何が何でも手元に保存しておきたいとは思わなくなっちゃったんですね。本当に後生大事にとっておきたい音楽なんてごく一部で、多くは消耗品でしかない。だから今さらCDも買わないし、DRM付き音楽データを一曲ずつ購入したいとも思わない。

一方でナプスターのサービスはDRM付きダウンロード再生 or ストリーミング再生なんだけど、いつでも制限なしに聴けるならストリーミングで十分。ナプスターの概要ページにもある通り、水道の蛇口をひねるように音楽を聴けるのは強いです。蛇口から水が出てくることが分かっているなら、出てくる水をあえて貯めようとは思わない。

Napster screenshot

専用ソフトはなかなか使えるけど、もう少し改善の余地あり。iTunesとどっこいどっこい。

月々1980円というお値段は毎月1枚のアルバムCDを買うペースを考えると絶妙な価格設定。私にとってはちょっと高いけど、携帯に音楽を持ち出せるプレミアムを加味して、携帯電話のオプション料金と考えればギリギリ出せるかなというところ。もう少しラインナップが充実させてくれれば喜んで払うね。

同じようにムービーも定額見放題になればと思うんだけど、映画とかテレビ番組とかアニメとかPVとか、ユーザの消費時間あたりの製作コストが音楽に比べて半端なく高いのでしばらく無理なんじゃないかなと。…ああ、AVあたりなら制作費安いからそこから突破口になるかも。誰かやる人いませんか。

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こんにちはFOMA。こんにちはD705iμ

2008-02-11 23:10 | 雑記 | § 0

D705iμを使ってみた感想

D705iμすごい。わりと。
10日ほど使ってみて分かったことをいくつか。

ミュージックプレーヤ機能がやたら褒められているけど、やはり着うたフル専用だなという印象。既存音楽をPCからインポートしようとすると使い勝手が悪すぎる。まずwma形式しか使えない。次にインポートにはWMPを通しての同期が必須。そして何より、早送り・巻き戻し機能がショボ過ぎ。40分ほどのネットラジオを詰め込んだものの、リジューム再生ができず、早送りしようとしたものの遅々として進まない。ナプスターを使うつもりがないならこの機能はないと思っていい。

デザインはよくできているが、やはりボタンはクリック感にとぼしい。キーとキーの境目が分かりにくいので押し間違いが多発。特に2ボタンを押そうとしてクリアボタンを押してしまうと悲惨。

不満点はキータッチぐらいで、ほかはおおむね満足。細かい配慮点がたくさんある。ツータッチで指定先に発信。ツータッチで指定先にメール作成。ツータッチで指定したbookmarkにアクセス。ワンタッチで指定のアプリ起動。テンキー長押しで指定の機能起動。右ボタン長押しでICカードロック/ロック解除。キーロックボタンはダブルクリックでも長押しでもOK。キーロックすると電源OFFと同じ状態になり、余計な表示やボタンへの反応もなし。エニーキーアンサー無効化可能。これでポケベル入力に対応していればなあ。

電子マネーに染まる

昨年秋頃からキャッシュレス化に挑戦してまして、極力クレジットカードか電子マネーを使うようにしています。なのでこの携帯電話にもEdyとiDを早速セットアップ。もちろん、ICカードロックは常時かけておくことを忘れずに。

財布を取り出さずに携帯だけで決済完了という便利さは一度やるともう戻れない。アンケート調査では携帯で電子マネー使っている人がほとんどいないにもかかわらず利用規模がある程度あるのは、ごく少数の使っている人たちの依存度がかなり高いからだと思う。

ただ、タクシーで「Edy使えます」と書いていても安心してEdyが使えないので注意が必要だ。タクシーは現金が一番早い。こないだなんか、運転手が機械の使い方が分からなくて会議に遅刻した。まあ、初心者運転手だったというのもあるし、代わりに出した現金が1万円札だったというのもあるのだが。これからは、タクシーで急いでいるときは小銭をきちんと、釣りのないように用意しなければ。あれ? そうしないための電子マネーなんだけど…。

本当は定期券も携帯電話に入れてしまいたいんだけど、「モバイルPASMO」を提供する予定は当面なさそう。残念。

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さよならpremini

2008-01-31 00:56 | 雑記 | § 0

こんにちはFOMA。こんにちはカメラ付き携帯。待ちきれずに発売日に買ってしまいました。

(クリックすると拡大)

購入動機はおサイフケータイが欲しかったからです。去年秋からキャッシュレス計画に挑戦していているんですが、極力クレジットカードや電子マネーを使うようにしていると電子マネーの数だけカードを持ち歩くのが面倒になってきます。これでEdyもiDもポイントカードも携帯1つに。

<良い点>
・素早くキーロックできる
preminiのスライド式ロックも良かったですが、ダブルクリック式ロックもなかなか良い。長押しロックはもたつくので嫌いです。

・直デン機能がある
友達の少ない私としては、登録した5件ならツータッチで発信できるというのは非常に助かります。

・薄くて軽い
82gは今買えるドコモ携帯の中では最軽量。69gのpreminiに慣れてしまうと100g超の一般的な携帯だとズシリ感がしてしまいます。

・端末一括払いができた
3年とか4年に1度しか携帯を買い換えないので大歓迎です。

・ストレート型である
ストレート携帯狂信者を自認する私としては言わずもがな。ポケットからさっと取り出し、ぱっとしまう動作ができる。あと「機械は可動部から壊れる」という定説もあるし。

<悪い点>
・ポケベル入力ができない
代わりに「スロット入力」なるものができるらしいので、試しに慣れてみようかと思います。

今のところ、不満点はあまりないかも。ビバ最新端末。

FOMAに変えたついでに、無意味にパケットパックを付けたり無意味にiチャネルを付けたり無意味にサービスをてんこ盛り契約してみました。試しにしばらくドコモのマーケティングに乗っかってみようかと思います。

参考

2004-07-27 premini買ってもた。 – 旧YAGITCHE

FOMA D705iμ(ミュー) – NTTドコモ

premini – Wikipedia

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日本で一番グロソブが売れているのは小豆島

2007-12-12 01:42 | 雑記 | § 0

別に一番売れていると決まったわけではないのですが。<タイトル

第73回 小さな島で100億円以上の残高?! – 廣澤知子のやさしいマネー講座

瀬戸内海に浮かぶ小島である、香川県小豆島で投信のグロソブ(「グローバル
・ソブリン・オープン」)の預かり残高が100億円突破したというのです。
人口3万2000人。人口対比では日本全体の3倍の「濃度」になるとのこと。

グロソブという投信がどういう商品かというと、
・ 海外(主要先進国)の債券投資
・ 毎月分配
・ 純資産5.5兆円以上の国内最大ファンド
・ もうすぐ設定から10年
といった特徴があげられます。

超低金利が続く日本で、安全性の高格付けの先進国で日本よりずっと高い金利
を享受でき、株式投資型と比べ、安定性が高いこともあり、利息収入が減って
困っていた預貯金中心でいた人々に「投信」というハードルを軽々と越えさせ
た人気商品です。

ちなみにグロソブは一番日本で売れているお化け投信。総資産額も桁違いです。
小豆島には証券会社が1軒しかないのですが、おそらく銀行が売りまくったのでしょう。銀行にとって一番儲かる商品らしいですし。

思いがけなく国際投資家の島として知られてしまった小豆島。注目のポイントは2つあります。
1.高齢者の比率が高い
2.個人資産の行き場がない

小豆島は他の地方と同様に高齢化に向かってものすごい勢いで進んでいるところなんですが、それが住民統計とかの資料でなく経済の数字としてはっきりと現れてきたところに新鮮さを感じました。島という閉じた経済圏で、しかも流入人口が極端に少ないという条件であれば、住民が高齢化すると経済も同じペースで老化していくということが見て取れます。そんな中で売れていく毎月分配型投信。銀行口座に預けていても利息は付かないし、なんだか銀行も海外投資を勧めてくる。よく分からないけれど買ってしまおうかと、そういう流れなんでしょうね。ところでグロソブ以外の商品は売れているのでしょうか? おそらく銀行が勧めない限りは売れないと思います。

銀行が勧めたからという理由だけで100億円以上もはき出してしまうのであれば、あまり「個人投資家」とは言えないような気がします。グロソブを年金の一種か、預金の延長としてしか捉えていない人ばかりならとても「投資家の島」とは言えませんね。今回の話は、安易に売られている投信の現状と個人資産の行き場がないことを示す例の一つと言うだけで、全国の高齢化地域でまったく同じ事が起こっているだけでしょう。

関連

第73回 小さな島で100億円以上の残高?! – 廣澤知子のやさしいマネー講座

グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型) – 国際投信投資顧問

小豆島 – Wikipedia

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年内にやることメモ

2007-12-03 01:29 | 雑記 | § 0

さーて、年末年始も仕事ですよ。

追記:

  • 歯医者に行く

行くのが怖くて5ヶ月も放置中。そろそろやばい。

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世界の中心でアイをATOK変換

2007-10-31 00:45 | 雑記 | § 0

私がオフィスで愛用しているATOK2006。
「あい」だけ打って省入力変換するとこのような結果に。

まったくもってご愁傷様です。

関連

アイピーモバイルが自己破産申請──携帯免許返上 – ITmedia

アイピーモバイル、自己破産を申請~負債9億円、免許交付期限についに間に合わず – RBB TODAY

ATOK.com – ジャストシステム

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MIDIキーボードコントローラと大画面モニタを衝動買い

2007-10-22 02:08 | 雑記 | § 0

EDIROL PC-50 MIDI Keyboard Controller
(クリックすると拡大)

ここ1ヶ月ほど、週末ごとに初音ミクで遊んでいるのだが…気がついたらこんなものを買ってしまっていた。MIDIキーボードコントローラ。

EDIROL(Roland) PC-50

早速つなげて遊んでみる。うむ。楽に音が探れてかなり便利。別にピアノが弾けるわけじゃないのでリアルタイム演奏して録音したりとかはできないけれど、マウスで一音一音確かめながら打ち込んでいくよりは断然早い。

本当はハードレベルで音源持っているようなシンセサイザーが理想なんだけど、そうなると5倍くらいの値段がする。MIDIコントローラは安いけど音源を持っていないので外部で音鳴らさないといけない。うちのPCだとソフトウェア音源が入っているのでそこで設定して接続。ただし、ソフトウェア音源だとCPUの処理量に依存するのでMIDIキーボード押してから十数ミリ秒遅れて音が鳴る。これが1万円台の限界か。

LG Flatron Wide L206WTQ-BF
(クリックすると拡大)

あと、秋葉原ではモニタが安かったので衝動買い。LGの20.1インチ液晶(L206WTQ-BF)。これまで4年ほど使っていた15インチ液晶と比べるとデカすぎ。そして広すぎ。もはや世界が違う。何が違うって、Amazon.co.jpのページが横に広がってすっきり見やすい。mixiも横スクロールしなくても全部見られる。デスクトップが思いっきり広がって、PC自体が新しくなったのかと思うくらいの衝撃。

一方で困ったのはDVD映像を全画面で見ると粗さが目立ってしまうこと。これまではDVD映像(横幅704)を15インチXGAサイズ(横幅1024)に伸ばしていたのが、20インチWSXGA+(横幅1680)にまで拡大することになる。ここまで来ると当然ながら「無理してる」感というものが出てくる。大画面の普及で高画質なBlu-ray規格とかHD DVD規格への流れが避けられないのも当然の話なのかな。

これまで使っていた15インチ液晶の方はとりあえずマルチモニタに。画像加工やサウンド編集とか以外ではあまり2画面を使う意味はなさそう。

ところで、秋葉原にはS01SHを持って買い物に行ったのですが、事前情報とかなくてもその場で価格.comのサイト開いて値段比較して口コミ評価の確認ができる。これでは買う気のなかったものでも満足して衝動買いできてしまう。まったく私のような消極的消費者にとっては恐ろしい時代になったものだ。

もし iPod touch 用に「価格.com専用閲覧/検索ウィジェット」を作れば秋葉原専用機として一定の需要はあると思う。

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日本ユニセフ協会の疑惑 まとめ

2007-10-07 04:06 | 雑記 | § 12

(財)日本ユニセフ協会の寄付金の使途に不明瞭な部分がある、とかいう話。2年ほど前のエントリ。

日本ユニセフ協会の謎 – 野良里蔵狸 -norakura-

エントリ自体は問題点の指摘だけで終わっているのだが、後に付いたコメントで長々と議論になっていて興味深い。まとめると以下のような感じ。

エントリの内容:
・日本ユニセフ協会はユニセフから直接委任を受けてできた団体ではない
・25億円を使って品川に豪華ビルを建設
・国連ユニセフ親善大使の黒柳徹子氏が困惑している
・外から名簿を買ってきて勝手にDMを送りつける騒動を起こしている
・役員には天下りらしき人々がずらり
・黒柳氏に「寄付を集めているなら協会を通すようにしてもらえませんか」と持ちかけたところ「寄付金は無駄にせず全額送りたいので」と断られた

コメントの議論:(関連性重視・時系列無視)
・他人の善意に寄生するようなヤツはユニセフの名を騙るな
 └寄付するならユニセフの直接の下部組織であるユニセフ東京事務所(黒柳徹子が公開している口座)の方が信用できる
  └ユニセフ協会とユニセフ事務所が分かれているのはヨーロッパも同じ。ユニセフ事務所は政府交渉役であって、寄付受付や広報活動はユニセフ協会と分業しているのでは?
  └このエントリではユニセフ協会があたかもユニセフ本体と関係ないように書いているが、ユニセフ本体にきちんと拠出金を送っている関連組織である
  └ユニセフ事務所側で寄付口座が公開されているのは黒柳徹子独自の判断であって、本来なら寄付はユニセフ協会にすべき
  └ユニセフ協会は税金控除のために領収書まで発行してきちんとサポートしてくれる。一方の黒柳口座は何も考えていない
   └黒柳口座は政府認定を受けていないので税控除には関係ない
   └寄付を税金控除対象にするには政府認定が必要。そのためにユニセフは日本国内向けに独立した組織を作らざるを得ないのではないだろうか。財団法人だからといってユニセフと関係性が薄いとは思えない
    └諸外国でも同じ事情があるとすれば、ユニセフ本体が各拠点に独立した現地法人を置いているのは納得がいく
    └年1万円を超えないと税控除対象にならない。額が少なければ税制面の優劣はない
   └ユニセフ協会の寄付金は8割以上が確かにユニセフに送金されているという事実がある
    └8割では2割が無駄になっている。黒柳口座に寄付すれば100%送られる
    └8割は上出来。もっとひどいエセ慈善団体もある
    └実経験からいえば、管理費が2%というのは妥当なライン。広報活動の規模から言えばそれなりの経費がかかるのは当たり前
     └ユニセフ支部報によれば、グッズ販売価格の50%が運営資金に回されるらしい
      └うろ覚えだが、いつかの支部報に支出内訳の3%が援助物資に回されると書かれてあった。少なすぎる

・このエントリによってユニセフ協会の寄付が少なくなり、結果的にユニセフへの送金額が減ることは良いのか
 └黒柳口座に寄付先を変えればユニセフ協会ピンハネ分の無駄が減る
  └管理費2%が不当、事業費10億円が不当だとはいうが、10億円を投資せずにどうやって154億円もの寄付金を集められるというのか。ここ十数年のユニセフ本体への送金額を見る限り、事業が着実に成果を挙げていることは事実
  └外務省が(財)国際開発センターに依頼した調査報告書によれば、ユニセフ協会が90年代の方針転換によって積極的アピール(DM等)で拠出金を4倍に増やしたとある
   └さらに「日本では寄付金を管理費に使うのはもってのほかという風潮があり、人件費が経費であって儲けではないという認識が欠如している」と指摘している
    └おそらくユニセフ本体にとって有難いのは黒柳口座よりもユニセフ協会の方だろう
     └どちらに寄付するかは寄付する人の判断。最終的には確実にユニセフ本体に送られるのだから

・日本UNHCR協会もユニセフ協会と同じやり口で金を集めている。行政はなぜ放置しているのか

・日本政府はユニセフ本体に1.5億ドル(2004年度)の寄付を行っている。これは国民一人一人が140円寄付したのと同じ

・私はDMがきっかけで寄付を始めたのでDMの効果はあった
 └DMを送る金があるなら全額ユニセフに回せ
  └寄付金を100%現地に送るという考えは本当に困っている人のためにならない。寄付してくれた人の意志を尊重し、いただいた寄付金をもっとも効果的に使う策を考えなければならない
 └パーソナルラベルを貼っておくなど、豪華な作りのDMだったのは事実
  └豪華なDMだったので逆にひいた
  └振り込め詐欺と同じような手口じゃないのか
  └DM会社にいくら流れているのか知りたい
   └問題なのはどこから名簿を仕入れたか明らかにしていないことにある。こうした配慮不足から不審に繋がっていることは見過ごせない
  └DMが豪華なのは、豪華にした方が効果が高いと判断したからでは。とはいえ最近はDMの効果は落ちてきているらしい
   └豪華にするのは逆効果。早くこのことに気付かないとユニセフ協会は信頼されなくなる

・このエントリはミスリードを誘っている。ユニセフ協会が全体として不当な活動を行っているかのように書いているが、指摘すべきは「無駄遣いと思われる部分がある(豪華ビル建設)」ということだけではないのか
 └問題点が組織や使途の信頼云々でなく無駄遣いをしている疑惑があるだけであれば寄付を止める理由にはならない。募金はしないよりしたほうがいい
 └このエントリによって寄付をやめた人がいるなら、やめさせた筆者は「子供達を救う手だてを奪った悪者」というポジションになる
  └エセ科学の流布問題と同じように、善意がからむだけに厄介だ
  └寄付をやめるのはあくまで自主判断。ユニセフ協会への寄付をしなくなっても代わりに黒柳口座に寄付すれなら問題ない

・ユニセフ本体もひどい有様。寄付は違う道を考えた方がよい

非営利活動はあまりにも偏見で見られすぎている

薄給ながら食うに困らないほどの稼ぎをしている身としては、何らかの形で人に施しをした方がよいと思うのです。ただ、どのようにするのかは人によって考え方が大きく違うんですね。寄付金は寄付金のまま困っている人にそのまま渡すべき、とか、事業化して最大限効率的に支援すべき、とか。私はどちらかというと後者です。

外科医になって目の前の一人一人を救うのか、薬品の研究者になって何万人もの人々を救うのか、という問題と同じですね。私は自分が金を出すからには効果的に使って欲しいのでしっかりした運営をしていて経費も事業投資もそれなりの規模になっているところを選びたいです。非営利活動は目的が非営利なだけで、やっぱり運営にお金が絡むからには本質はビジネスなわけです。事業なわけです。

自分の寄付に対して経費とか投資とかを認めたくなければ、たとえば近所の生活に困っている独居老人を直接訪ねていくとか、誰も信用せずに自分の手足を使って支援するしか選択肢がないのかなと思います。そうなると私のように、寄付したいお金を握っているだけの人は何も出来ない。何千人もの人から一度に協力してもらうには、そうした「お金を握っているけどそれ以上何も出来ない人」から効率的にお金だけを吸い上げるようなスキームが必要です。それには経費も投資も必要で、維持していくのにたくさんの専属スタッフが必要で、関係者が多ければ中には善意を悪用しようと考える人も出てくるでしょう。そのとき問題になるのはその「善意を悪用しようとする人」であって、「効率的にお金を吸い上げるスキーム」ではない。そして寄付をした立場からはそうした人が悪さをしていないかだけを気にしていればよい。つまり無駄遣いをしていないかだけをチェックしていればいいのです。

非営利組織のスタッフはコスト削減につとめるべき、というのは同意です。しかし適正な必要経費というものは維持して欲しいです。25億円もかかるビルを建てるのはやりすぎですが、だからといって品川駅の一等地からはずれて家賃の安い郊外で仕事をすべき! というのもどうかと思います。たとえばそんな事実を知った子供が将来その仕事に就こうと思うのか。社会的立場が低くなったり心理的な隔たりが高まったりすることでどのくらい業務に響くのか。そもそもそんなことで社会的に信用される職業として成り立つのか。

今は「非営利活動」というものが神聖視されすぎています。あくまで目的が営利か非営利かという違いであって、組織であり、構成員が生活するための仕組みである以上は運営資金を確保しながら最大限の効果(経済的、社会的、その他の面で)を挙げるという本質は同じです。ユニセフ本体は全体の意志決定を目的とする公共組織かもしれませんが、寄付を集めるという目的を持つユニセフ協会はいわば「会社」です。さすがに無駄遣いは困りますが、それでも信頼に足る実績を残していることは評価したいです。

まあ、だからといってユニセフ協会に寄付すると決めたわけではないんですがね。収支報告はやっぱり不明瞭だし。ユニセフだけでなく、ほかの支援プログラムの実態についてもっとよく調べてから決めようかなと思います。

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高松探訪2007

2007-09-25 00:20 | 雑記 | § 0

9/20~23は実家に帰っていました。以下写真。

(クリックすると拡大します)


高松築港駅。ちょうど金比羅さん塗装の特別列車がきたところ。


一路、瓦町駅へ。


瓦町駅到着。

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