四国ロングライド2010

2010年8月16日

四国を3日間かけて自転車で走った記録。
8/7(土) 尾道~今治(90.46km)
8/8(日) 今治~高松~小豆島(134.54km)
8/9(月) 小豆島(60km)
走行距離 285km
走行時間 14時間54分

出発~1日目・しまなみ海道

https://www.alltrails.com/explore/recording/1–2195
8/6(金) 21時、@u1@jacopenと共に新宿から出る夜行バスに乗って出発。
そして私の片手にはこの大きな荷物。もちろん中身は自転車。手と肩が疲れるったらありゃしない。

予定では自転車を宅配便で送るはずだったのだが、発注していたバイクバッグの到着が遅れ(税関に止められたらしい)て受け取れたのが出発4時間前。というわけで無理やり夜行バスに乗せることになった。
とは言えこんな巨大な荷物を簡単に載せてくれるわけがない。「ダメですか?」「ダメだねえ」とかやりとりしながら何とかお願いし、係員さんの努力の結果ぎりぎりスペースを空けてもらえた。多少無理な入れ方をしながらぎゅうぎゅう押し込んで、最後にトランクは何とか閉まった。係員さん数人がかりで、しかも定刻を過ぎて出発したので申し訳ない事この上ない。


朝9時30分、尾道到着。結局バスは渋滞につかまって2時間遅れになり、市内でのんびりしている余裕が無くなってしまった。
クロネコヤマトの配送センターに@u1と@jacopenの自転車が届いているので受け取り、路上で組み立て始める。

組み立てた場所が商店街のアーケードのシャッター前だったのでいろんな人から好奇の目で見られる。そしていろんな人から声を掛けられる。尾道の人はフレンドリーだなあ。話に聞けば今晩は尾道でお祭りがあるらしい。急いでなければ立ち寄って花火を見たかった。
11時、出発準備完了。自転車の組み立てに手間取ったり応急措置をしたり着替えたりしていたので1時間近くかかってしまった。

11時30分、これからスポーツをするというのになぜかラーメンを食う。あっさりしていてなかなかうまかった。

食べログの選んだ2009年ベストラーメン店らしい。

12時。渡船に乗って第一の島、向島へ。


じりじりと強い日差しが照りつけるが、海風がほどよく吹いていて心地いい。

因島大橋を通り、第二の島、因島へ。

コンビニで休憩。もの凄い勢いで水分を消費していくので、コンビニや自動販売機に定期的に立ち寄ってはミネラルウォーターやポカリスエットの500mlボトル1~2本を補充することのくり返し。食べ物もこまめに摂る。カロリーメイトやSOYJOYがお友達。

13時40分、生口橋を通って第三の島、生口島へ。

ジェラートを売っている店を見つけたので立ち寄る。

14時45分。多々羅大橋を通って第四の島、大三島へ。
大三島の走行距離はそれほど長くない。

15時20分、大三島橋を通過。第五の島、伯方島へ。
ここでトラブル発生。私の左側のクリートを固定していたネジが取れてしまい、クリートがペダルにはまらない。しばらく走ってホームセンターを探し、応急措置として似たようなネジを仮止めしてしのいだ。ホームセンターは偉大だ。
とはいえ、ホームセンターにたどり着くまでの数十分間に左足の引き足が使えなかったことで負荷のバランスが崩れ、少しだけ左足を痛めてしまった。ホームセンターが無ければもっと重症になっていたかもしれない。

そして私のトラブルが解決するのと入れ替わるようにして@jacopenの後輪がパンク。ちょうど道の駅があったのでそこに立ち寄りパンク修理。

16時40分、伯方・大島大橋を通過。いよいよ最後の島、大島へ。

17時40分、来島海峡大橋を通って四国に入国。この橋はやたら長い。4km以上にわたって延々直線が続くので距離感覚がおかしくなってしまう。

今治市街に入ると祭りのために交通規制が敷かれていた。今治も祭りの日らしい。尾道と同様、通り過ぎるだけというのが悔しい。

19時ごろ宿に到着。疲れ切って食べるご飯は美味しい。もっと米を用意してほしかった。

2日目・今治~高松~小豆島



翌朝8時30分。今日は高松を目指して東へ東へ。

わんわん!
10時ごろ、@jacopenが二度目の後輪パンク。変だなと思ってよく確認するとタイヤの中に金属片が入っていた。おそらく一度目のパンクもこの金属片によるものだろう。点検って大事だね。

12時30分、愛媛県を出て香川県に入国。道の駅とよはまで休憩。

近所で作ったらしいおにぎりや焼きそばが売ってあったのでもりもり食う。あまり数はなかったので買い占め状態になってしまった。
午後は私がバテバテになってしまい、ずっと二人に代わる代わる前を走ってもらい「引いて」もらった。
(※一列で走るときに先頭は空気抵抗が大きいため、後ろにいる人は抵抗がなく少ない力で走れる。これを「引いてもらう」という)

17時30分、高松港に到着。市内で@jacopenと別れ、@u1と共に小豆島行きのフェリーに乗る。

落ち着くなあ。この風景。

夕日がちょうど綺麗なタイミングでよかった。
ちょうどこの日は小豆島の祭りの日だったが、疲れ切っていたのでスルー。

3日目・小豆島

@u1と共に土庄港から前島をぐるりと一周し、その後は旧池田町、旧内海町とひたすら東へ向かった。その後は二十四の瞳映画村で折り返して元来た道を西へ戻った。途中で@jacopenがやってきて合流したけど、体調が悪いとのことだったので途中で別れた。
とりあえず、道中で食ったものだけ羅列しよう。

オリーブサイダー。池田港にて。
オリーブの香りが付いているほかは普通のサイダー。

そうめんとおにぎり。二十四の瞳映画村にて。

佃煮アイス。草壁にて。
曲がりなりにもアイスなので甘くてミルクのまろやかさがある。しかし醤油味がよく効いていて食べれば食べるほど喉が渇く。喉にのっぺりとからみついて死にそうになる。日本の技術者よ、こんなところで頑張らなくていいよ!

オリーブソフトクリーム。オリーブ公園にて。

醤油サイダー。オリーブ公園にて。
絶妙のバランスでほのかに醤油の香りがする。一口、二口まではおいしく飲める。しかし連続して飲んでいると醤油がだんだん鼻についてくる。というか、口に付いてくる。しまいには醤油をそのまま飲んでいるような気分にさせてくれる素晴らしい飲料。日本の技術者(略

瀬戸内国際芸術祭の真っ最中ということで、のぼりや看板がたくさんあった。実際に見る機会のあったアートはほんの少しだったけど。
以上、自転車で走り回った3日間はこれにて終了。

おまけ

香川に滞在して関東に帰るまでの写真。

高校時代よく食べていた上原のざるうどん。場所が移転して店の規模が大きくなっていたが、味は変わらず美味しい。

「借りぐらしのアリエッティ」を見にワーナーマイカルシネマズ高松に行ったら壁にこんな絵が描かれていた。みんなうどん食ってる。どこからツッコんでいいのか分からない。

高松を出る特急うずしお。東京行きの長距離フェリーに乗って帰るため徳島津田港へ向かう。この日は高松まつりの花火大会があるのだが、残念ながらタイミングが合わずスルー。

空の境界と阿波踊りのコラボポスター。ちょうど当日は阿波踊りの日だったので市内は活気に溢れていた。これも泣く泣くスルー。先を急がねばならん。

さらば四国。また今度!

フェリーの中でもうどんを食う。というかフェリー内で食べられるものはほとんど味が濃いめで、薄いものと言えばうどんしかない。

出港した翌朝5時ごろに東京・有明港に到着。

いつ見ても大きな船だ。

フェリーが到着したのは有明。そして当日はコミケ2日目。港から最寄り駅(国際展示場前駅)までは送迎ワゴンだったのだが、見渡すばかりの人、人、人。コミケの恐ろしさを実感するばかりだった。
そしてこの大群の中を逆送し、死にそうになりながらも帰宅の途についたのだった。
尾道、今治、小豆島、高松、徳島、有明(コミケ)。次から次へと祭りに遭遇しながらスルーをくり返すという勿体ない旅行だった。

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