風邪で倒れる。電気ラーメンの呪いか。
【6月4日 土曜日】
深夜、K氏とM氏とラーメン屋「がんこや」へ。歳食ったからなのかここの脂っこい味を好まなくなってしまったのでしばらくぶりのこの味。最近できたという新メニュー「電気ラーメン」を注文。刺激が強く本当に電気のようだ。色は赤茶色で見るからに辛そうだがごま油が強い香りを放っており、なんとか辛ラーメン、とかの安直なネーミングにあえてしなかった意図が分かる。うっかりしてるとやみつきになる。よく考えると油っぽいのだが、それを気にせずに食べられるから危険だ。直後は口周りに、後には胃に来る。
その後、風呂屋へ。寒いので露天風呂には行かず、泡風呂の辺りで延々しゃべる。店員にはすっかり顔を覚えられているようだ。50枚回数券とか売ってくれないかな。18000円くらいで。毎週一回で一年で使い切る計算。(参考情報:10枚回数券\4800、年二度のキャンペーンのみ20枚回数券\8000)
3人で自宅に寄って、F先輩の神戸みやげを食べる。ケーニヒスクローネの神戸アルテナ。おいしい。おいしい。またよろしくと言いたい。(ツッコミ待ち)
(どうでもいいがケーニヒスクローネって一発変換できるのね。ATOK)
「ザ・ゴール」シリーズの第4作。小説形式でプロジェクトマネジメントの理論について解説している。途中まで読み進んでそのまま放置していたので登場人物などは忘れてしまったが、手法だけはよく覚えていた。
あまりにも有名なので解説は不要かもしれない。
【6月5日 日曜日】
昨日深夜にケーキを食べてる途中からのどが痛くなって、さらに洟が止まらなかったのだが、今日の夕方頃になっていよいよフラフラしてきた。ああこれは風邪だと気がついたときには既に遅かった。高熱が下がらない。
食事と水分を摂って夕方17時頃に床についた。19時頃起きるとのどの痛みはすっかりひいたが、代わりに熱がひどくなっていた。以降24時ごろまで10分~20分に一度目を覚ましながら汗だくに耐えて寝続ける。体を冷やすと悪化するので布団から体を出せないのがつらい。あれだけ水を飲んでもトイレに行きたくもならない。シャツはびっしょりだ。
24時ごろに着替えて、テレビを見て、それからまた寝る。寝方を変えて寝やすくなったが、多少は悪化。起きる間隔はあいてきたが、朝になっても熱は引かなかった。
ライトな表紙だが、中身は完全に論文の体裁。長者番付を元に推定年収1億円以上の人にアンケートをお願いし、その回答から統計的な分析をしている。
日本のお金持ちは大きく分けて2種類しかいない。「経営者」と「医者」である。事業主・最高経営責任者(31.7%)と経営幹部(11.6%)、そして医者(15.4%)を足すと全体の6割近くを占める計算だ。一般的に高所得と思われているスポーツ選手、芸能人、弁護士などはほとんどいない。これにはかなり驚いた。
他には弁護士が高所得でない理由、高所得者の日常、課税方法についても調査している。全体を通して論文めいているので通しては少し読みにくいかも知れないが、面白い調査だと思う。
【6月6日 月曜日】
うんうんうなりながら一日中寝る。朝になっても回復しないのはここ十年で前例がない。ためしに熱を測ってみたら37度~38度でいったりきたりしていた。寝始めてからもう一日が経つのに回復しないのはさすがにまずいと思い、医者にかかることにする。
事故の際にもお世話になったK病院に電話すると「今からでも診察できます」と言われる。慌てて予約してタクシーをすっ飛ばして最終の時間で診てもらう。「あー峠は越えてるみたいですね」と言われいくつかの薬を出してもらう。これで回復は間違いない。
あとは一晩寝れば大丈夫だろうと思って多少無理をする。というのもE社の内定承諾の提出期限が明日なのだ。うっかり金曜に出せなかったので月曜に出すつもりだったのだが状況が悪化しただけだった。書類にサインして証明書を揃えて、学校まで向かい書類を印刷して、郵便局まで行って投函した。もう汗だく。
窓口が既に閉まっていたので細かい切手しか自動販売機で売っておらず、270円切手はないかローソンに走ったらバイトが馬鹿丸出しで困る。若いの2人で寄ってたかって相談したあげく「収入印紙じゃダメですか?」なんて聞きやがる。てめえ用途分かってて言ってんのか。風邪うつすぞ。
郵便局に寄ったついでに近くのスーパーで買い物して帰る。唐突にカレーが食べたくなったので材料一式と、緊急用食事セット(レトルトご飯、レトルト粥、雑炊の素など)を補充。さらに2時間ほどかけて調理する。病人うごきすぎ。
新聞やテレビでは報道されない「別の真実」を多数紹介した本。
よく考えれば分かるのに意外と気づかないウソ、詳しい人は知っているのに世間には知られていないウソ、マスコミという立場のために巧妙に隠されているウソなどを15種類のトピックに分けてそれぞれ説明している。前2つについてはウソと言うより「誤解」かもしれない。
いま愛・地球博がマスコミ報道とは裏腹に「つまらない」などの意見が広がっているが、同じようなことが去年既に起こっていた。それはアテネ五輪。女子テニスの国際試合は毎回確実に満席だがアテネ五輪はガラガラ。2回戦でさえ9割が空席だったという有様。柔道もその他種目もひどいものだったという。オリンピックがテレビの視聴者を意識しすぎるようになり、実際の観客をおろそかにしてしまった現実があると指摘している。
私が気になったのは他に、宝くじに関するウソ、料金設定のウソなど。報道は信じてこそ「知る」ことになるが、うっかり信じたために損をしてしまうことのないように注意したい。
【6月7日 火曜日】
朝起きたら35度台にまで熱は下がっていた。後遺症か頭が猛烈に痛いのだが、フラフラはしなくなった。あとは咳と痰と洟が止まらない。汚い話で申し訳ないが、痰も洟も鮮やかなまでに黄色いものが出る。つわものどもが夢の跡、か。戦いはいつも虚しい。
サフランライスを炊いてみたが香りが足りず、色つきの米以外の何者でもなかった。この間買ったティースパイスをまだ使っていなかったのでさっそくそれでチャイを作った。ちょっと手抜きしたのがまずかったのか、ミルクの多いミルクティ以外の何者でもなかった。どこか本格的なのを気軽に飲めるところないのかねえ。
午後からは布団を片付けて本格的に動き回ってみた。熱は36度台で推移。うむ。問題なかろう。
非常に面白かった。ハウツー本として書かれたものではないが、もしハウツー本に分類できるならば今年最高に面白いハウツー本かもしれない。
詭弁・強弁というもののやり口について実例を挙げながら説明した本だ。といっても詭弁や強弁を推奨するわけではなく、知ってか知らずかそれを使っている人に対してもう少し余裕を持って切り返せたらいいんじゃないですかというスタンスで書かれている。私はこの本を人から借りて読んだのだが、手元の本には「2002年6月10日 46版」とある。初版は1976年である。文中に登場する一部の時事トピックは古くなってしまったものもあるが、これだけ版を重ねているのは時代に左右されない需要があるからなのだろう。
よく使われがちなのが「二分法」だ。「あなたは賛成なのか、反対なのか!」と迫るやり方だ。中間にある多数の意見を許さないやり方で危険だ。これは「魔女狩り」である。どんな魔女か、何をやったのかは問題ではなく、魔女であることがすなわち死刑に値するという考えと同じだ。
詭弁としてわりと知られているのが「三段論法」だ。「英雄は色を好む。私は浮気をした。だから私は英雄だ」というやり方で、簡単ながら説得力を持つ。これは数学の「含む・含まない」「逆・裏・対偶」を使うことで明快に解決できる。
しかしこうしたやり方を紹介するだけでなく、対処の仕方にも言及している。正論で反論するだけでなく、相手のレベルに合わせた回答をすることが重要だと説明している。言葉遊びの宝庫である落語や、古今東西のジョーク、映画「男はつらいよ」の台詞まで登場して分かりやすく、面白い。
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