山羊日記(5/31~6/3)

2005-06-08 01:57 | 日記 | § 0

本読んでばっかりだなあ。

【5月31日 火曜日】

【6月1日 水曜日】

手帳やノートの使い分け方法、選び方について講釈をたれた本。眺めるだけなら面白い。

著者は趣味から文房具を紹介するサイトを開いており、その中身を抽出した本のようだが、本にするにはいささか中身に欠ける気がする。ご自身の使用例やその他の実例についても解説しているが、それだけにとどまっている。ウェブの書籍化の失敗例かもしれない。

どうせやるなら、文房具を写真付で多数紹介してカタログ的なものにした方が「所有したい欲」に訴えかけてよいのではないかと思う。写真はある程度あるのだがもう少し網羅しておいて欲しい。「これはいい!デザインが綺麗!使いやすい!」と言われても、写真がないのではさっぱり伝わってこない。ウェブならすぐに調べられるのだが。残念。

 

【6月2日 木曜日】

浜松町にて面接。いつになく饒舌に話せた気がする。そんな時に限って落とされるんだ、間違いない。もう、行く気はないけどね。

というより、学生4人での集団だったんだが、「遅刻してしまったのでワンモアチャンス」らしき人が2人含まれていてその辺りの追究と弁明に多くの時間を割いていたのはかなり無駄ではなかったのかと思う。手短にまとめるか、他でやれよ。他人事としては聞いているだけで面白かったけれども。

ネットワークに関する科学理論について解説している。分厚い本だが数式は出てこない。モデルを使って簡単に説明している。

読了に1ヶ月以上かかってしまった。読み応えはあるが、興味のない人は関係のない話だろう。わりと知られているかもしれないが、あなたの友達の友達の友達の…と6ステップほどたどれば全世界のどんな人とでもつながってしまうという理論がある。私はそれが目当てで買った。

一人につき50人の知り合いがいると仮定すると、あなたの友達は50人、友達の友達は2500人…と増えていき、5ステップで3億、6ステップで150億を超してしまう。そういうわけで全世界の人が6ステップ以内でつながっているのは直感的に理解できる。

しかし、実際はそうではない。全員が全員世界中に均等に知り合いを持っているわけではないのはすぐ分かる。ごく一部の人たちが特殊な事情で遠くと遠くを結ぶような役割を持っており、またごく一部の人も極端に多い知り合いを持っている。友達リンクの数も分布も均等ではなく、ごく一部の人がまるで「ハブ空港」のようにネットワークの主要な部分を構成している。これを「クラスタ」と呼ぶ。グヌーテラやWinny、スカイプなどP2Pに詳しい人ならよく分かると思う。

調べてみると、どうやら「均等につながったネットワーク(ランダムネットワーク)」というものは自然界にあまりなくて、友達リンクやハリウッドの共演者リンク、食物連鎖、河川の流量、脳のニューロンネットワークにいたるまで「不均一なネットワーク(スモールワールドネットワーク)」になっているらしい。しかも、分布構造にも規則性を持っている。まるで神がわざわざその方法を選んだかのようだ。

それを応用して、エイズが全世界に広まるのを防ぐにはどうすればいいか、貧富の格差は無くならないのか、といったことにまで言及している。ただただ、驚くばかり。

 

【6月3日 金曜日】

日本vsバーレーン戦を見る。開戦前にお腹が空いていたのでダッシュでケバブサンドを買いに走った。日本を応援してるのに口の中だけはバーレーンを応援してるような気分だった。

俗に「学歴社会」と言われる構造について、採用側の生の声をふんだんに集めて現実に迫った本。

別に学歴社会がいいとか悪いとかいうわけではない。この本を読んで分かることは「人物を評価するのに企業はあらゆる手段で四苦八苦している」ということである。企業だって使える人材を採用したい。評価される側だって妙な基準で決めつけられたくない。そしてその結果として学歴がある。「学歴不問」は制度としてあっても現実的には不可能であるらしい。

特に大学卒の学歴の場合、大学の序列はほぼ大学ができた順に区分けされている。当時は大卒者の数が少なかったために、苦労して大学に入学した学生はある程度「能力のお墨付き」を頂いたのと同じだった。しかし大学全入時代になっても「大卒者を平等に扱え」という話には無理がある、そんな理屈だ。

過去、旧三井財閥系に慶応大学出身者が多かったのは福沢諭吉の親戚が三井財閥にいたかららしい。これは学歴以前に「学閥」の悪しき例かもしれないが、現代社会で能力のある人材をとる気があるのなら学歴その他の属性を多様化させるのが当然だろう。そんな中で学歴は「良質な人材を効率よく得るための道具」として扱われる。就職活動をさせることなくリクルーター(先輩社員)によって早いうちから人材を確保する、採用実績のある大学を信用する、などなど。

学歴不問採用の失敗はいくつかある。大学名を伏せて採用活動を行ったところ、特定の大学出身者に偏りすぎてしまった例。特筆した理由で採用実績のない大学から採用したが、次年度以降その大学から採用しようとしても人材が見つからなかった例。人事としても失敗が怖くびくびくものだ。そこで多少の可能性に目をつぶってでも保証された「学歴」を信用する。何よりそちらの方が効用が大きいからだ。

さらに、人事部の体面の問題もある。人物本位評価を徹底させようとしても、社内全体の考えがすぐに変わるわけではない。「今年は東大生取らなかったのはどういうわけだ」と経営者に言われたり、ただでさえ憎まれ役なのに社内から「人事は役立たず」などと言われるのは勘弁、ということで体面保持のために採用する側面もある。

就職活動をして多様な選考のやり方にびっくりした。それだけ企業人事部の方々も「人物を見抜く」「能力を見抜く」ことに気を遣ってるんだなと感じた。

注意:光文社ペーパーバックスは文章のあちこちに英単語が散りばめられていて読みにくいので注意。しかし集中して読んでると気にならない。余計なものだと思うのだが。

「こうすればお金は貯まる!」「こうすればお金は殖やせる!」という本は数あるが、まったくその通りのことが書かれてある本。ただし、煽り目的ではない。「もうちょいお金のことをよく考えようや」というスタンスだ。

持ち家は家族の夢だといってローンを組んで買ってしまう、男の体面に関わると高級自動車を買ってしまう、ジューンブライドにあわせて結婚式を挙げる、税金を払うために借金をする、そんな身の丈に合わないことはやめてもっと利口に生きませんかと問いかけている。

お金が信用で成り立っているということを指して「大人はお金を集め、子供はポケモンカードを集める」と言っているのには大爆笑した。なんでもない理屈の寄せ集めだが、案外それが多くの人が気がついてないことだったりする。

Share on Facebook


§ コメントをどうぞ

§ トラックバック先

管理者の承認後に表示されます。