黒装束の集団に危険を感じる。
【2月8日】
7時50分のバスでM氏と東京へ。横浜の超巨大就職イベントへ向かう。といってもあまり気が乗らない。
横浜のみなとみらいに着いたのは10時30分。M氏にとっちゃこの辺りは庭みたいなものらしい。会場に着くと黒装束の集団。言うまでもなくリクルートスーツを着た学生たちの集団だ。集団は列をなしており、その列の続くこと数百メートル。パシフィコの巨大建造物の、こちらの端からはるか向こうに見える端まで横何重もの人たちがひしめいていた。
しかもそこは屋外。そして小雨。さらに確認すると列は一方向ではなく、折り返していた。そして牛歩。あっという間に二人してやる気が萎えたのでその場から立ち去る。だめだこりゃ。
たぶんあの調子なら1時間以内で入れるだろうが、濡れるしなんとなく気分が悪いし他のイベントと内容違うわけでもなくでかいだけだし風邪でも引いたら大変なので賢明な判断だったと思う。
これまたM氏の庭である横浜中華街へ。昼前だったが平日で天気も悪いので通行してる人はまばらだった。明日は旧正月らしいので大騒ぎになるのだそう。適当な中華料理屋に入ってランチメニューを頼む。うまい。さすが店内会話が全て中国語なだけある。
傘を持っていかなかったが午前は小雨だったので何とかしのげたが、少し強くなってきたのでお昼を食べる前に中華街の中の怪しげな雑貨屋でビニール傘を買った。さっそく開いてびっくり。思ったより小さい。というか小さすぎる。一人でも濡れる傘ってどうよ。しかも350円。次からは傘の長さを確認してから買おう。
しかしお昼を食って外に出るために傘を開いた瞬間、妙な手応えと悪寒が走る。あっさり壊れてしまった。開いたけど二度と閉じられなくなった。傘の開き方もなんだかいびつ。くそう、あの雑貨屋に騙された。恐るべし中華街。
電車へ都内某所へ向かう。駅を出てすぐにドラッグストアで500円のワンタッチ傘を買う。今度は問題のない立派な傘だった。というか壊れやすくて小さいビニール傘に150円プラスでしっかりした作りのワンタッチ傘になるというのはどういうことだ。150円だよ。150円。ボケが。
某メーカーの会社説明会に向かう。けっこうな規模なのかなと思ったら20数席のミニシアターみたいな部屋に通される。どうも参加者名簿を見る限りうちの大学専用の説明会らしい。うへえ。さすが我らがOB。
新しい製品・サービスの説明、そして現在研究中のものについて展示館みたいなところを案内される。あとは普通に会社についての説明とか。質疑応答に2時間近くかけていたのには参った。
どうやら理工系学生に向けたものらしく情報・システム系の学生がほとんどで何を迷い込んできたかのような経済学系の学生が浮いていた。しかも大学院生が多く学部生が浮いていた。というわけで私はこの上なく浮いていた。そもそもSE職についてしか説明されないし。
というか質問の内容が面白い。というか笑ってしまいそうになった。
「働いていると忙しいと思いますけど、片手間に勉強できますか」
「どこで時間を取ってどんな風に勉強してますか」
「大学の授業でいちばん役に立ったものは何ですか」
「資格は取れますか」
専ら研究職志望の学生のようだが、彼らは何を求めているのだろうか。応答する社員さんは「人それぞれですから」と何度も言っていたが、本当にどうでもいい質問ばかり(特にミクロすぎる視点で)が飛び交っていた。おそらく彼らは真面目すぎるのだろう。
ああ、マクロ的な質問もあった。
「現在日本は少子化社会に向かっていますが、市場が縮小が予想されると言うことで不安はありませんか」
困っているOB社員の顔が忘れられない。
新宿に行く。ハンズで茶葉用密閉ビンを買おうとしたが以前置いていたものがなかった。手帳を買おうとしたが以前置いていたものがなかった。結局何も買わなかった。新しいニーズがあるのかもしれんが、私が欲しいのは「長期間店頭から消えずに売られるような製品」だ。そのニーズは無視なのか。特に文房具は切実だ。
22時ごろ帰宅。
映画を撮るとかいう話があるのでシナリオ(というか絵コンテ)を書いてみる。
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